予算10万円以上15万円以下のゲーミングPCは、ミドルクラスに位置付けられます。
本記事では予算10万円以上15万円以下のゲーミングPCのスペックについて簡単な解説をし、予算10万円以上15万円以下のおすすめゲーミングPCを厳選して紹介したいと思います。
ゲーミングPCの価格分布について
上記の表は、パソコン工房 のゲーミングPCの価格分布表(2023年3月調べ)です。10万円以上15万円以下のゲーミングPCは26台でした。意外と少ない印象です。
やはり、ビデオカードなど、各パーツの高騰が続いている現在、予算を10万円以上15万円以下に抑えるのはなかなか厳しいようです。
「30万円以上」は範囲が多いので例外として、やはり一般的にゲーミングPCは「15万円~20万円」という価格帯が主流です。
予算10万円以上15万円以下のゲーミングPCのスペックについて
一般的にはゲーミングPCの価格のほとんどを占めているのはビデオカードです。
予算10万円以上15万円以下という縛りがある場合、それは自ずと搭載されるビデオカードのグレードがミドルクラスになることをを意味します。
大抵の場合、RTX 3050、RTX3060、RTX3060 Ti、RTX4060、RTX4060 Ti搭載のゲーミングPCに絞られます。
おすすめはRTX 4060搭載ゲーミングPCです。
性能的には、RTX 3060、RTX3060 Tiの中間といった感じです。ただ、消費電力はその2つのGPUより低く、さらにDLSS FGも使用可能という強みがあります。
DLSS FGを使用すれば、RTX 3060どころか、RTX 3060 Tiを凌ぐ性能を発揮します。
それでいて、RTX 4060搭載のゲーミングPCは安価に設定される傾向があり、結果的にこの価格帯で最もコスパの良いゲーミングPCとなっています。
予算10万円以上15万円以下おすすめゲーミングパソコン
コンパクトタワーPC TS-I7700GTX66TIMIJ
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Core i7 11700×GTX 1660 TiのエントリークラスのゲーミングPCです。
GTX 1660 TiはGTX 1660 Superとのほぼ同等な性能を有しています。
Core i7 11700は8コア16スレッドのインテル第11世代のCPUで、性能はそこまで高くありませんが、GTX 1660 Tiくらいとのビデオカードとの組み合わせであれば性能不足を感じることはないです。
メモリは16GBなのはいいですが、シングルチャネルなのは注意が必要です。また、ストレージは500GBと少し心もとないです。カスタマイズできないので、自分で増設するか、外部ストレージを使うなど工夫が必要です。
このモデルは小型のPCケースのJONSPLUS i100 Proを採用しています。小型でありながら、材質はアルミなので高級感もあります。
さらに、マザーボードはMSI MPG B560I GAMING EDGE WIFI、メモリはCrucial CT16G4DFS832A、電源 はCWT GPS750S(GOLD電源)など、質の高いPCパーツを採用しています。
arkhive Gaming Custom GC-A5R66M AG-AR6B55MRN6-ZT3
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Ryzen 5 5600×RX 6600のミドルクラスのゲーミングPCです。
RX 6600は旧世代のグラボですが、性能的にはRTX 3060の8~9割の性能が出せているので、ミドルクラス帯としては悪くない性能です。
Ryzen5 5600は6コア12スレッドのZEN3世代のCPUです。マルチ性能だけでなく、シングル性能も十分高く、RX 6600あたりのビデオカードとの組み合わせであれば、性能不足を感じることはほとんどないです。
メモリは16GB、ストレージは1TBと基本スペックは充実しています。
このモデルは、パソコンSHOPアーク、Asrock、AMD3社によるタッグで生み出されたものです。
それもあってか、マザーボードはASRock B550M Pro4、グラボのRX 6600もAsrockのCHALLENGERが採用されています。
それ以外にも、ストレージはCrucial P3 1TB、PCケースも強化ガラス製のサイドパネルを搭載したZALMAN T3 PLUS、電源も玄人志向のKRPW-BK650W/85+など、各パーツ何が使われているかはっきり記載されているので安心感があります。
11万円以下という価格でありながら、フルHD解像度で高画質&高fpsでのゲームプレイも十分可能なスペックを持っているので、お得感はかなり高いです。
Victus 15L スタンダードモデル
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Core i5-13400F×RTX 4060のエントリークラスのゲーミングPCです。
Core i5-13400Fは10コア16スレッドのインテル第13世代のCPUです。実質、インテル第12世代のCore i5-12400にEコアが4つついたCPUと言えます。
Core i5-12400と同じくシングル性能が優秀なのはそのままで、Eコアがついた分、マルチスレッド性能も向上しました。RTX 4060あたりのビデオカードと組み合わせであれば、性能不足を感じることはほとんどないです。
PCケースはコンパクトで、デスクの上に置いても邪魔になりにくいのも魅力的です。
ただし、ストレージは512GBなので正直不安はあります。しかも、カスタマイズでストレージの増量ができないのでその点は注意です。
ストレージを増やしたい際は、外部ストレージを使ったり、自分で増設するといった工夫が必要になります。
※上記リンク先はゴマキのギルド YouTubeタイアップのページに飛びます。そこから「ご購入はこちら」をクリックするとセール価格が適用されます。
G-GEAR GA7A-D230/T
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Ryzen 7 5700X×RX 6600 XTのミドルクラスのゲーミングPCです。
RX 6600 XTは性能的にはRTX 3060を上回る性能を持っており、コスパの高いグラボ代表として長年地位を築いています。
Ryzen 7 5700Xは6コア12スレッドのZEN3世代のCPUで、性能は十分高く、RX 6600 XTあたりのビデオカードとの組み合わせであれば、性能不足を感じることはほとんどないです。
メモリは16GB、ストレージは1TBと基本スペックは必要十分です。
さらにマザーボードはMSI B550-A PRO、電源は750W 80PLUS GOLD対応、ストレージはgen4に対応したSolidigm P41 Plus 1TBモデルを採用と、質の高いパーツを採用しているのも魅力的です。
AeroStream RM5A-A222TN/CP2
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Ryzen 5 5600G×RTX 4060のミドルクラスのゲーミングPCです。
Ryzen 5 5600Gは6コア12スレッドのZEN3世代のAPUです。APUということで、内蔵GPUの性能が高いことが特徴ですが、CPU性能もそれなりに優秀です。
L3キャッシュの量が少ないというデメリットはありますが、RTX 4060あたりのビデオカードと組み合わせであれば、性能不足を感じることはほとんどないです。
メモリは16GB、ストレージは1TBと基本スペックは優秀です。
一切カスタマイズはできませんが、即納モデルなのですぐに届くのは魅力的です。
FRGKB550M/WS310
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Ryzen 5 5600×RTX 4060のミドルクラスのゲーミングPCです。
Ryzen 5 5600は6コア12スレッドのZEN3世代のCPUです。マルチ性能だけでなく、シングル性能も十分高く、RTX 4060あたりのビデオカードとの組み合わせであれば、性能不足を感じることはほとんどないです。
メモリは32GBなのはいいですが、ストレージは512GBと少々不安なので、出来ればカスタマイズでストレージの増量をおすすめします。
このモデルは、容量30Lのコンパクトサイズに高いエアフロー性能を誇るミニタワーのPCケースを採用しているGKシリーズに属しています。
小型ですが、垂直エアフロー構造で効率的なエアフローを実現しています。さらにツールレスでサイドパネルを取り外せるので、メンテナンスも楽です。
iiyama LEVEL-M7P5-R75G-SLX
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Ryzen 7 5700X × RTX 3060のミドルクラスのゲーミングPCです。
Ryzen 7 5700Gは8コア16スレッドのZEN3世代のAPUです。APUなので強力な内蔵GPUがついています。
もちろん、CPU単体としての性能も悪くなく、RTX 4060 Tiとの組み合わせであれば、極端な性能不足を感じることはほとんどないでしょう。
メモリは8GB×2、ストレージは1TBと必要十分です。
このモデルは、冷却性と拡張性を両立させたPCケースを採用している、R-Classに属しています。深みのあるマットブラックを採用し、デザイン性も高いです。
まとめ
10万円以上15万円以下のおすすめのゲーミングPCは全体的にコスパに優れているモデルが多い印象です。コスパと性能を第一に考えているのなら、この価格帯からまずゲーミングパソコンを探してみるのはいかがでしょうか?