予算10万円以下のゲーミングPCは、必然的にエントリークラスに位置付けられます。
本記事では予算10万円以下のゲーミングPCのスペックについて簡単な解説をし、予算10万円以下のおすすめゲーミングPCを厳選して紹介したいと思います。
目次
ゲーミングPCの価格分布について
上記の表は、パソコン工房
のゲーミングPCの価格分布表(2023年3月調べ)です。10万円以下のゲーミングPCはわずか1台のみでした。
ビデオカードなど、各パーツの高騰が続いている現在、10万円以下のゲーミングPCの選択肢は非常に少ないといえます。
「30万円以上」は範囲が多いので例外として、やはり一般的にゲーミングPCは「15万円~20万円」という価格帯が主流です。
予算10万円のゲーミングPCのスペックについて
一般的にはゲーミングPCの価格のほとんどを占めているのはビデオカードです。
10万円以下という厳しい縛りがある場合、それは自ずと搭載されるビデオカードのグレードが低いことを意味しますので性能には期待できません。
大抵の場合、RTX 3050、GTX 1660 Super、GTX 1650、RX 6400、内蔵GPUのRADEON GRAPHICSの4種類に絞られます。
肝心のゲーム性能ですが、ApexやFortniteであれば、60fpsを維持してのプレーも可能です。ただ、Cyber Punk 2077などの超重量級ゲームでは、どんなに設定を低くしても60fpsには達しないと思っていいです。
【2023年6月3日更新】予算10万円以下おすすめゲーミングパソコン

STORM コンパクトタワーPC TS-I5400GTX66SMIJ
![]() |
OS:Windows 11 Home |
CPU:Core i5-11400 | |
GPU:GTX 1660Super | |
メモリ:16GB (16GB x1) DDR4-3200 | |
ストレージ:500GB(M.2 SSD) | |
チップセット:B560 | |
電源:750W(GOLD) | |
価格:99,880円 | |
CPUにCore i5-11400(6コア12スレッド)、容量16GBのDDR4-3200メモリ、500GBのNVMe SSD搭載で、約10万円です。
ストレージは500GBなので、重量級のゲームを複数インストールすると余裕はあまりありません。
CPUはインテル第11世代のCore i5 11400なので世代は少し古いですが、性能自体は今でも十分通用します。GTX 1660 Superの性能を最大限に活かしてくれます。
電源ユニットは容量750Wなので、Core i5 11400とGTX 1660 Superをフル稼働させても余裕はあります。
採用しているPCケースは「JONSPLUS i100 Pro」という小型のアルミケースです。質感も非常に高く、質の高い小型のゲーミングパソコンが欲しいのであれば、このモデルはおすすめできます。
レノボ Lenovo IdeaCentre Gaming 570i
![]() |
OS:Windows 11 Home |
CPU:Core i5-12400F | |
GPU:GTX 1660Super | |
メモリ:8GB (8GB x1) DDR4-3200 | |
ストレージ:512GB(M.2) | |
マザーボード:- | |
電源:500W(GOLD) | |
価格:99,880円 | |
次におすすめするのが、レノボのLenovo IdeaCentre Gaming 570iです。
CPUにCore i5-12400(6コア12スレッド)、容量8GBのDDR4-3200メモリ、500GBのNVMe SSD搭載で、約10万円です。
CPUはインテル第12世代のCore i5 12400なので、GTX 1660 Superの性能を最大限に活かしてくれます。
電源ユニットは容量500Wですが、Core i5 12400とGTX 1660 Superをフルに稼働させても余裕があります。
ただ、このモデルは、唯一のデメリットがメモリの容量が8GBな点です。ゲームを快適にプレーしたいのなら、16GBに増設することをおすすめします。
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パソコン工房 STYLE- GA5A-D221/B
![]() |
OS:Windows 11 Home |
CPU:Ryzen 5 5600G | |
GPU:RADEON GRAPHICS | |
メモリ:8GB (8GB x1) DDR4-3200 | |
ストレージ:500GB(M.2) | |
マザーボード:B550 | |
電源:350W(BRONZE) | |
価格:78,800円 | |
CPUにRyzen 5 5600G(6コア12スレッド)、容量8GBのDDR4-3200メモリ、ある程度の拡張性を備えるB550マザーボード搭載で、約7万5千円です。
ストレージは500GBのNVMe SSDを搭載と、重量級のゲームを複数インストールしない限り、必要十分です。電源ユニットは容量350 W(80 PLUS Bronze)で、Ryzen 5 5600Gをフルに稼働させても余裕があります。
スペックと価格のバランスを考えると、Ryzen 5 5600G搭載モデルとしてはコスパNO1といえます。
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まとめ
今回、10万円以下という縛りでゲーミングPCを探しましたが、選択肢は想像以上に少ない結果に終わりました。
ただ、自分がプレーするゲームが軽量級であれば、この10万円以下のゲーミングPCでも十分プレーできる性能はあります。
重量級ゲームをプレーしないというのであれば、検討してもいいと思います。