GTX1660 Superは、RTX16シリーズの中でミドルクラスに位置付けられるGPUです。
本記事ではGTX1660 Superについての簡単な解説をし、GTX1660 Super搭載のおすすめゲーミングPCを厳選して紹介したいと思います。
目次
GTX1660 Superの簡単な解説
GTX1660 Superの基本スペック | |
アーキテクチャー | Turning |
製造プロセス | 12nm |
CUDAコア数 | 1,408 |
RTコア数 | 0 |
Tensorコア数 | 0 |
ベースクロック / ブーストクロック | 1,530MHz / 1,800MHz |
VRAM | 6GB(GDDR6) |
メモリバス幅 | 192bit |
PCI-Express | PCIe3.0 x16 |
TDP | 125W |
発売日 | 2019年10月 |
GTX 1660Superは2019年10月に販売開始されたGPUです。
GTX 1660SuperはGTX16シリーズのミドルクラスに位置付けられているGPUです。
このGTX 1660SuperはGTX1660に置き換わるものですが、スペックにほとんど差はないです。唯一の違いがメモリで、GTX1660 SuperはGDDR6を搭載しています。
つまり、GTX 1660にGDDR6メモリを換装したのが、GTX 1660Superといえます。
スペック的に似ているのがRTX30シリーズのエントリーモデル、RTX3050です。性能はかなり似通っていますが、GTX1660 SuperはVRAM容量が6GBと少なく、さらにリアルタイムレイトレーシング、DLSSに未対応という違いがあります。
GTX 1660Superとは
3D MARK
定番ベンチマークの3D MARKで比較すると、GTX1660 SuperとRTX3050の間には、ほとんど差はなく互角だということが分かります。
ただ、GTX1660 SuperはRTコアが搭載されていないのでリアルタイムレイトレーシングのベンチマーク、「Port Royal」では計測不能でした。
フルHDゲーミング
フルHD解像度でのゲームは比較的余裕があります。設定を落とせば、Apex LegendやFortniteであれば、144fps以上を維持してのゲームプレーも十分可能です。
ただ、最高設定の中量級、重量級のゲームはかなり厳しいので、60fps以上を維持してゲームプレーしたいのなら設定を落とす必要があります。
また、エクストリーム設定のForza Horizon 5のようなVRAM消費量が激しいゲームだと、VRAM容量不足によりパフォーマンスは激しく低下します。その場合、設定を落とす必要があります。
GTX 1660SuperとRTX3050のゲーム性能はそこまで差はありませんが、VRAM消費量が激しいゲームだと大きく差が開くのでその点は注意が必要です。
最高設定フルHD解像度で60fpsを維持したいのなら、RTX3060以上をおすすめします。
WQHDゲーミング
WQHD解像度でのゲームはかなり厳しいです。ApexやFortniteであれば、設定を落とせば60fpsを維持してのプレーはできそうですが、中量級、重量級のゲームはかなり厳しいです。どんなに設定を落としても60fpsを維持してのプレーは不可能と思っていいです。
4Kゲーミング
4K解像度でのゲームは非常に厳しいです。たとえ、軽量級のゲームも60fpsを維持してのプレーは不可能だと思っていいです。
4K解像度でゲームをプレーするのなら、素直にRTX3080以上をおすすめします。
GTX1660 Super搭載ゲーミングPCはこんな方におすすめ
- ApexやFortniteで、フルHD解像度低~中設定で144fpsを維持してプレーしたい方
- とにかく安いゲーミングPCを探している方
- VRAM消費が激しいゲームをプレーしない方
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【検証環境】CPU:Core i7-12700、マザーボード:MSI PRO B660M-A、メモリ:Crucial CT2K16G4DFRA32A(16GB×2/3200MHz動作)、システムSSD:Crucial P2 1TB、データSSD:Kingston NV2 2TB
※GPUのドライバやゲームのアップデートにより、ゲームパフォーマンスは絶えず変動します。またゲームによっては手動でフレームレートを計測しているのでブレが生じます。今回の検証結果はあくまでも参考程度にとどめておいてください。
【2023年6月3日更新】GTX 1660Super搭載おすすめゲーミングパソコン

STORM コンパクトタワーPC TS-I5400GTX66SMIJ
![]() |
OS:Windows 11 Home |
CPU:Core i5-11400 | |
GPU:GTX 1660Super | |
メモリ:16GB (16GB x1) DDR4-3200 | |
ストレージ:500GB(M.2 SSD) | |
チップセット:B560 | |
電源:750W(GOLD) | |
価格:99,880円 | |
CPUにCore i5-11400(6コア12スレッド)、容量16GBのDDR4-3200メモリ、500GBのNVMe SSD搭載で、約10万円です。
ストレージは500GBなので、重量級のゲームを複数インストールすると余裕はあまりありません。
CPUはインテル第11世代のCore i5 11400なので世代は少し古いですが、性能自体は今でも十分通用します。GTX 1660 Superの性能を最大限に活かしてくれます。
電源ユニットは容量750Wなので、Core i5 11400とGTX 1660 Superをフル稼働させても余裕はあります。
採用しているPCケースは「JONSPLUS i100 Pro」という小型のアルミケースです。質感も非常に高く、質の高い小型のゲーミングパソコンが欲しいのであれば、このモデルはおすすめできます。
レノボ Lenovo IdeaCentre Gaming 570i
![]() |
OS:Windows 11 Home |
CPU:Core i5-12400F | |
GPU:GTX 1660Super | |
メモリ:8GB (8GB x1) DDR4-3200 | |
ストレージ:512GB(M.2) | |
マザーボード:- | |
電源:500W(GOLD) | |
価格:99,880円 | |
CPUにCore i5-12400(6コア12スレッド)、容量8GBのDDR4-3200メモリ、500GBのNVMe SSD搭載で、約10万円です。
CPUはインテル第12世代のCore i5 12400なので、GTX 1660 Superの性能を最大限に活かしてくれます。
電源ユニットは容量500Wですが、Core i5 12400とGTX 1660 Superをフルに稼働させても余裕があります。
ただ、このモデルは、唯一のデメリットがメモリの容量が8GBな点です。ゲームを快適にプレーしたいのなら、16GBに増設することをおすすめします。
まとめ
GTX1660 Super搭載のゲーミングパソコンは徐々にRTX3050搭載ゲーミングパソコンに取って代わり、姿を消しています。
正直、あまり選択肢がない状況なので、欲しいモデルがあれば、すぐにでも購入することをおすすめします。
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