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高級コンデジRX100 M3をレビュー。不満もあるが使い勝手は最高

RX100M#

高級コンデジの代表格、ソニーのRX100シリーズ。初代モデルが発売されてから10年以上経過したロングセラーのモデルです。

この10年の間、多数のモデルが出ており、2020年現在の最新モデルは7代目のRX100 M7です。

自分は予算の都合もあって、最新モデルではなく、2014年発売の3代目のモデル、RX100 M3を購入しました。2021年現在も通用するのかどうか、レビューしたいと思います。

ブログ、youtubeを始めたのでカメラが必要でした。ミラーレス一眼、一眼レフの購入も考えましたが、取り回しや保管が楽なコンデジを購入しました。

目次

RX100シリーズとは

RX100シリーズとは
引用:https://www.sony.jp/cyber-shot/rx/rx100series/

ソニーは様々なカメラを世に送り出していますが、その中でもRX100シリーズは、1型センサーという大型のセンサーを搭載している高級モデルになります。

2021年現在、7代目のRX100 M7が販売中です。初代からM7まで未だに併売されています。そのため、古いモデルも新品で手に入りやすいです。

なぜRX100 M3を購入したのか

なぜRX100 M3を購入したのかというと、スマートフォンのカメラに不満をもっていたからです。

今まで使っていた撮影機材はスマートフォンのxperia xzsでした。画質もまあまあ満足いっていたのですが、使っていくうちに1点不満点がでてきました。

それは熱暴走です。

本体が熱を持ちすぎて色々な制限をかけられしまうというやつです。xperia xzsの場合は特にカメラ起動中は、ほぼ熱暴走を起こし、制限をかけられてしまいます。

熱暴走で一部の機能制限
熱暴走中は、静止画撮影の際、ピント合わせなど一部の機能が使えなくなります。また挙動がモッサリします。一応撮影はできますがストレスが半端ないです。

熱暴走でカメラ終了
動画撮影の時はもっと酷く、カメラアプリそのものが強制終了させられます。動画撮影の際は特に負荷が高くなり、動画撮影開始1分後位に強制終了ということもありました。

今後も撮影を続けると考えたとき、このxperia xzsでは心もとないと考え、カメラを新たに購入することに決めました。

ただ、いざ購入となったときに高級コンデジ、ミラーレス一眼、どちらにするかで非常に悩みました。

あれこれ悩んだ結果、ミラーレス一眼だとカメラ自体のサイズが大きくなり、レンズの保管も面倒なので取り扱いに苦労すると思い、高級コンデジ1本に絞りました。

高級コンデジですが、以下の条件で候補を選出しました。

条件

・1型センサーを搭載
・価格が5万円前後
・明るいレンズを搭載
・動画が連続で約30分ほど撮影できる
・望遠性能は求めない
・チルト液晶

これらの条件に合致したのが、RX100 M3でした。

Power Shot G9X mark2、LUMIX TX-1も候補にあがったのですが、Power Shot G9X mark2は連続撮影時間が10分と短く、LUMIX TX-1はレンズが暗いので除外しました。

RX100 M3は連続撮影時間が30分ほどで、レンズも広角端でF1.8、望遠端でF2.8なので明るいです。

また、Power Shot G9X mark2、LUMIX TX-1ともに液晶が固定でしたが、RX100 M3はチルト液晶だったのも決め手の一つです。

デザイン(見た目の良さ、質感)

RX100M3のデザイン
RX100 M3のデザインはまさに質実剛健といった感じです。金属製のボディなのでカメラを握るだけで質感の良さを感じます。

レンズ右下の青いZEISSバッジがデザインのアクセントになっていると思います。

画質

実際にRX100 M3で自分が撮影した作例を紹介します。画像サイズの問題もあり、圧縮していますので多少画質は落ちています。

橋

いかがでしょうか?

ちなみにプレミアムオートモードという、カメラ任せで風景を撮影しています。

自分のスマホで撮影するときよりも解像感が増したので大満足です。スマホでは難しかった夜間での撮影も綺麗でした。画質に関しては文句ないです。

マクロ撮影
また広角端側でレンズ前5cmでのマクロ撮影も可能です。4Kでの動画撮影はできませんが、フルHD60fpsで撮影可能です。AVCHD、MP4、XAVC S形式が選べます。

ワードプレスのプラグインで画像を圧縮しているので、残念ながらweb上では画質は劣化しています。

操作性

コントロールホイールで操作
RX100 M3の操作性は正直よくありません。というのも液晶はタッチパネル式ではないからです。基本的に液晶横のコントロールホイールで操作します。

このコントロールホイールが個人的には小さく感じ、操作しづらいと感じました。やはり液晶でタッチ操作のほうがやりやすいと感じました。

バッテリー

モバイルバッテリーで充電RX100 M3のバッテリーの持ちは正直良くありません。特に動画撮影だとかなりの勢いでバッテリーの残量が少なくなっていきます。

もし出かける場合、替えのバッテリーか、モバイルバッテリーを用意したほうがいいかもしれません。

携帯性

携帯性はイマイチ
RX100 M3はコンデジなので当然コンパクトです。ギリギリポケットにも入るサイズかと思います。

ただ、厚みが結構あるので、スマホなんかと比べればちょっとかさばるかなといった印象です。重量も300gなのでちょっと重さを感じますね。

機能性

有機ELファインダー
RX100 M3には約144万ドットの有機ELファインダーが搭載されています。ただ、正直かなり小型なので覗くのに苦労するかと思います。

自分の場合は全く使用しておりません。ファインダーを起こすと電源がON、ファインダーをおろすと電源がOFFになる仕様です。

フラッシュ
フラッシュも搭載されています。

望遠性能はあまりよくないです。光学ズームで最大70mmまでしかズームできません。

ただ、超解像ズームを使えば、画質の劣化を最小限に抑えつつ、かなりのズームが可能です。

ズーム

24mm

70mm

超解像ズーム

カメラモード

カメラモード
カメラモードは多彩です。モードは以下のようになっています。

カメラモード

プレミアムおまかせオート:カメラまかせでブレやノイズを抑えてきれいにオート撮影します。

おまかせオート:カメラがシーンを自動で判別して、オート撮影します。

シーンセレクション:撮りたい被写体や環境に適したモードを選んで撮影できます。

スイングパノラマ:カメラを左右、または上下に一定速度で動かしながらパノラマサイズの画像を撮影します動画:動画撮影用のモードです。

マニュアル露出:絞りとシャッタースピードを手動で調整して撮影します。

シャッタースピード優先:シャッタースピードを手動で調整し、動くものの表現を変えた撮影ができます。

絞り優先:絞りを調整し、ピントの合う範囲や背景のぼかし具合を変えて撮影できます。

プログラムオート:絞りとシャッタースピードはカメラ任せ、その他はお好みの設定ができるオートモードです。

この中で自分がよく使うモードはプレミアムオートモード、動画、そして絞り優先です。

プレミアムオートモード
プレミアムオートモードであれば、カメラ側が今の状況に合わせてすべてオートでシャッタースピードなどを設定してくれますので撮影が非常に楽です。

初心者はとりあえずこのモードで撮影するのをおススメします。

背景ボケの写真を撮影したいときは絞り優先かプレミアムオートに切り替えます。絞り優先モードではF値を自由に設定できるので背景ボケの調整ができます。

F値を1.8にすれば、コンデジとは思えない位、背景がボケてくれます。

プレミアムオートの場合は設定から「背景をぼかす」というのが選べますので初心者の方はそちらで設定するのがいいでしょう。

絞り値をF1.8にして撮影

F1.8

絞り値をF11にして撮影

F11
設定項目が多く、自分みたいな初心者には正直使いこなせません。そのため、どうしてもオートモードでの撮影が多くなってしまいます。ただ、オートモードでも十分綺麗に撮影できます。

液晶

液晶
RX100 M3の液晶は必要十分に綺麗です。液晶を見ながら快適に撮影が可能です。ファインダーもありますが自分はもっぱら液晶を見ながら撮影しています。

チルト液晶 チルト液晶を下向きに チルト液晶を上向きに液晶はチルト液晶で180度まで稼働できます。自分撮りも可能です。

ホールド感

ホールド感はイマイチ
RX100 M3のホールド感は率直にいって酷いです。本体自体の表面がツルツルしているため、ホールド感が皆無です。

たまにカメラ自体を落としてしまいそうになることがあります。別売りのアタッチメントが必須だと思います。

アタッチメント後日、別売りのアタッチメント、AG-R2を購入しました。ホールド感はかなり向上しました。これの有無で落とす確率は相当低くなると思いますので購入は必須レベルだと思いました。

まとめ

RX100 M3を実際に使用して、全体的に満足していますが、1点だけ不満点があります。

それはオートフォーカスです。ピントが合うのに時間がかかったり、自分のおもったところにピントが合わないといったことが多々ありました。

オートフォーカスの性能を求めている方は上位機種のM5あたりがおススメです。M5では315点像面位相差AFなので、オートフォーカスの性能が格段に向上しています。

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