トラックボールマウスは「親指操作タイプ」、「人差し指操作タイプ」など、商品によって形状が大きく異なります。
そのため、初心者の方がトラックボールを購入しようとすると、「どの商品を購入すべきか分からない」という事態に陥りやすいです。
そこで今回トラックボールマウスを使い慣れている自分が、初心者向けにトラックボールマウスの選び方について、分かりやすく解説したいと思います。

自分も過去、何の知識もなしにとあるトラックボールマウスを購入して失敗したという苦い経験があります。しっかりした知識があれば、失敗するリスクも減ると思いますので、今回の記事をぜひ参考にしてみてください。
動画はこちら↓。
トラックボールマウスとは
一般的なマウスの場合、カーソル操作をする際、マウス本体を動かす必要がありますが、トラックボールマウスの場合、ボールのみ動かすだけでいいので、マウス本体を動かす必要はありません。
そのため、トラックボールマウスは、マウス操作によって起こる腱鞘炎を予防する方法として非常に有効だと言えます。
そこで、まずトラックボールマウスの購入前には、「トラックボールマウスのメリット、デメリット」と、「トラックボールマウスの種類」について理解を深めることをおすすめします。


トラックボールマウスの種類について
トラックボールマウスは大まかに分けて、「親指操作タイプ」、「人差し指操作タイプ」、「手のひら操作タイプ」の3種類に分かれます。
それ以外にも「キーボード一体型」、「片手操作タイプ」などありますが、あまりにも特殊過ぎるので、ここでは割愛させていただきます。
親指操作タイプ
親指操作タイプは親指でトラックボールを操作するタイプです。代表的な商品はロジクールのERGO M575です。


例えば、ウルトラワイドモニターやデュアルディスプレイなどを使っている場合、親指操作タイプのトラックボールマウスだと、ボールを何度も何度も転がすはめになります。
親指操作タイプのメリット・デメリット


人差し指操作タイプ


ただ、ボールが大きい分、カーソルを動かす距離も長くなります。つまり、カーソルを長い距離動かす場合、ボールを何度も転がす必要がなくなります。
ただ、その分、本体も巨大になるので持ち運びには向かないです。
人差し指で操作するので、細かな操作がやりやすいです。また、中指も同時に使えるので、さらに細かな操作が可能です。
人差し指操作タイプのメリット・デメリット


手のひら操作タイプ
手のひら操作タイプは人差し指でトラックボールを操作するタイプです。手のひら操作タイプとありますが、複数の指、例えば、人差し指、中指、薬指を同時に使っての操作も可能です。
代表的な商品はケンジントンのエキスパートマウスワイヤレスです。他のタイプと違い、この手のひらタイプは事実上、ケンジントンの製品のみになります。


親指操作タイプ、人差し指操作タイプとの最大の違いは、左右対称のデザインな点です。そのため、右利き、左利き関係なく、使用することが出来ます。
ただその特殊な形状ゆえに最も操作に慣れるのが難しいと言えます。また、本体自体かなり巨大なので場所をある程度占有してしまうのもマイナスです。もちろん持ち運びにも向いていません。
ボールは超特大なので、細かな操作が可能ですが、その分ボールを転がすための力が必要です。ただ、手のひらを使っての操作も可能なので、大雑把な操作がしやすいです。
またボールの周りに配置された4つの大きなボタンには様々な操作の割り当てが可能です。
手のひら操作タイプのメリット・デメリット
どのタイプがおすすめか?
一般的なマウスと同じような感覚で使いたいのなら、親指操作タイプ一択です。ボタン配置、握り方が一般的なマウスとほぼ同等なので、違和感が少ないです。ただ、その代わり、細かな操作は苦手です。
ただ、ボール周りのスクロールリング、ボール周りに配置された4つの大きなボタンをうまく使いこなすことが出来れば、非常に快適な操作を実現できます。
有線か無線か
一般的なマウスであれば、線がなくなるので無線タイプの恩恵はありますが、トラックボールマウスは正直、有線でも問題ないと個人的には思います。
トラックボールマウスは本体自体を動かすことはないので、有線タイプでも使い勝手は変わらないからです。
無線タイプも机周りがスッキリするという恩恵はありますが、やはりどうしてもたまに接続が不安定になるときがあります。
また、無線タイプを選ぶ際は2.4Ghz帯だけでなく、Bluetoothにも対応しているかどうかの確認もしたほうがいいです。製品によってはBluetooth非対応のもあるからです。
もちろん、Bluetoothが必要なければ、2.4Ghzのみ対応の製品を選んでも問題はありません。
まとめ
トラックボールマウス選びに迷ったら、まずは「親指操作タイプ」、「人差し指操作タイプ」、「手のひら操作タイプ」の3つのタイプの中から、自分に合いそうなものをまずは選んでみてください。
そこから商品を絞れば、自ずと自分に合いそうなトラックボールマウスに出会えると思います。