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RTX 4060 Tiをレビュー!RTX 3060 Tiと比較。どちらがおすすめ?【ASUS TUF-RTX4060TI-O8G-GAMING】

ASUS-TUF-RTX4060TI-O8G-GAMING

RTX 3060 Tiの後継、ミドルレンジのRTX 4060 Tiが2023年5月24日 22:00より販売が開始されました。

先代モデルのRTX 3060 Tiが未だ販売されている状況なので、どちらを購入すべきか迷っている方も多いのではないでしょうか?

今回はASUS TUF-RTX4060TI-O8G-GAMINGを使用して、RTX 3060Tiと性能を比較して、RTX 4060 Tiを検証したいと思います。

モガ

本記事はASUSより製品をお借りして記事を作成しています。

目次

RTX 4060 TiとRTX 3060 Tiの仕様を比較

RTX 4060 TiRTX 3060 Ti
アーキテクチャーAda LovelaceAmpere
製造プロセスTSMC 4NSamsung 8nm カスタム
シェーダー数(CUDAコア数)43524864
RTコア数34(第3世代)38(第2世代)
Tensorコア数136(第4世代)152(第3世代)
ベースクロック2,310MHz1,410MHz
ブーストクロック2,535MHz1,665MHz
VRAM容量8GB(GDDR6)/ 16GB(GDDR6)8GB(GDDR6)
メモリー転送レート 18Gbps14Gbps
メモリバス幅 128bit256bit
メモリバス帯域幅 288GB/s448GB/s
PCI-Express Pcie 4.0 ×8Pcie 4.0 ×16
補助電源 8pin×18pin×1
L2キャッシュ32MB4MB
消費電力(TGP)160W 200W
NVENC第8世代第7世代
AV1エンコード / デコードデコード
超解像度技術DLSS3DLSS2
発売日 2023年5月2020年12月

上記の表はRTX 4060 TiとRTX 3060のスペックの比較です。

RTX 4060 Tiのシェーダー数は4352、メモリバス幅は128bit、メモリバス帯域幅が288GB/sと、先代モデルのRTX 3060 Tiと比較して、スペックダウンしています。

ただし、L2キャッシュが32MBと大容量化され、実帯域幅は554GB/sに達します。VRAMへのアクセス頻度が減らせるので、消費電力(TGP)は160Wと省電力化されています。

RTコア、Tensorコア、NVENCはともに世代が新しくなっています。

超解像技術はDLSS3に対応
引用:NVIDIA公式

そして、超解像技術はDLSS3に対応しました。AIを使ってフレーム生成を行うことで、DLSS2に比べると、劇的にフレームレートを引き上げることが可能になります。ただし、この機能が使えるのは、DLSS3に対応するゲームに限られます。

AV1エンコードにも対応
引用:NVIDIA公式

また、AV1エンコードにも対応しています。AV1を使うことで、約40%のエンコーディング効率が向上し、低ビットレートで配信した場合でも高品質な配信が可能となります。ただし、RTX 4060 Tiに搭載されるAV1は1基のみなので、デュアルエンコーダーには対応していません。

ASUS TUF-RTX4060TI-O8G-GAMINGの外観をチェック

ASUS TUF-RTX4060TI-O8G-GAMINGの外観をチェック今回、ASUS JAPAN株式会社からお借りした、「ASUS TUF-RTX4060TI-O8G-GAMING」を実際に開封して、外観をチェックします。OCエディションのRTX 4060 Tiのグラフィックスカードです。

PCショップでASUS TUF-RTX4060TI-O8G-GAMINGを探す

3連ファンモデル冷却ファンは3基備える、いわゆる3連ファンモデルとなっています。カードサイズは実測で長さ約300mm、幅約139mm、厚さ約62.4mmです。

強固なバックプレートを搭載裏面には通気口を設けた「GEFORCE RTX」ロゴ入りの強固なバックプレートを搭載。GPU温度だけでなく、後述するAxial-techファンとの連動により、ノイズを抑える役割も果たします。

ミリタリー色が強いデザインTUFシリーズに属していることもあって、ミリタリー色が強いデザインとなっています。カラーは少し明るめのグレーです。

Aura RGBライティングに対応TUFのロゴはAura RGBライティングに対応しているので光ります。

直径92mmのAxial-techファンを採用冷却ファンは冷却力に優れた、直径92mmのAxial-techファンを採用。軸受にデュアルボールファンベアリング採用しているので高い耐久性を実現します。

ファンの風が抜けるように設計カードの先端部分には基盤がないので、ファンの風が抜けるように設計されています。

バスインターフェースの形状はPCI Express 4.0(x8/x16)バスインターフェースの形状はPCI Express 4.0(x8/x16)となっています。

電源コネクタは8pin×1電源コネクタは8pin×1です。

カード厚(上部)
カード厚(上部)
カード厚(下部)
カード厚(下部)

カード厚は2スロットに収まりません。3スロットを占有します。

A4ノートと同じくらいのサイズ感カードの長さは実測で約300mm。縦297mmのA4ノートと同じくらいのサイズ感です。

カードの厚さカードの厚さは実測で約139mmです。

MicroATXのミニタワーケースに収めることは可能最大対応ファクターMicroATXのミニタワーケースに収めることは可能です。

カードの重量は実測で1,072gカードの重量は実測で1,072g。ミドルレンジクラスのグラボとして考えると重めですが、VGAサポートがなくても運用は可能です。安心感を求めるのなら、付属のTUF グラフィックカードホルダーの使用を推奨します。

出力インターフェイスはDisplayPort 1.4a × 3、 HDMI 2.1 × 1出力インターフェイスはDisplayPort 1.4a × 3、 HDMI 2.1 × 1です。

同梱物同梱物は以下の通りとなっています。

  • コレクションカード × 1
  • スピードセットアップマニュアル × 1
  • サンキューカード × 1
  • TUF ベルクロ × 1
  • TUF グラフィックカードホルダー × 1
  • TUF ゲーミング証明書 × 1

RTX 4060 Tiの性能をチェック。比較対象はRTX 3060 Ti。

ここからは、「ASUS TUF-RTX4060TI-O8G-GAMING」を実際にパソコンに組み込み、RTX 4060 Tiの性能をチェックします。比較対象として、RTX 3060 Tiを用意しました。

テスト機材
CPUCore i7-12700
CPUクーラーASUS 「TUF GAMING LC 240 ARGB J」
マザーボードASUS 「TUF GAMING Z790-PLUS WIFI D4」
メモリCrucial 「CT2K16G4DFRA32A」(DDR4-3200 / 16GB×2)
グラフィックカードASUS 「TUF-RTX4060TI-O8G-GAMING」、「RTX 3060 Ti」
ストレージCrucial 「P3 Plus 500GB」、Kingston 「SNV2S 2TB」
電源ユニットASUS 「TUF-GAMING-750G」
OSWindows 11 Home 64bit版
Nvidia ドライババージョン535.98

テスト用PCのCPUには、インテル第12世代Intel CoreプロセッサのCore i7-12700を使用。最新の第13世代のCore i7ではないが、ミドルクラス帯のグラフィックカードとの組み合わせであれば、力不足を感じることはないと思います。

GPU-Z
パワーリミットは最高200Wに設定

GPU-Zで各種情報を取得。パワーリミットは最高200Wに設定されていました。

GPUクロックは最高で2730Mhzまで上昇

GPUクロックは最高で2730Mhzまで上昇。OC版なので、標準的なモデルと比べるとクロックは高めです。

GPU Tweak III

ユーティリティーソフト、「GPU Tweak III」でオーバークロックの設定が可能。今回の検証ではデフォルトモードを選択します。

一般的なゲームパフォーマンスを比較

3D Mark:Fire Strike

3D Mark:Fire Strike

APIにDirect X11を使用する3Dベンチマーク「Fire Strike」です。

プリセットは「Fire Strike」、「Fire Strike Extreme」、「Fire Strike Ultra」の3種類全てで計測を行っています。

フルHD解像度の「Fire Strike」は約16%、WQHD解像度の「Fire Strike Extreme」は約13%、4K解像度の「Fire Strike Ultra」は約5%上回りました。

3D Mark:Time Spy

APIにDirect X12を使用する3Dベンチマーク「Time Spy」です。

プリセットは「Time Spy」、「Time Spy Extreme」の2種類全てで計測を行っています。

WQHD解像度の「Fire Strike Extreme」は約17%、4K解像度の「Fire Strike Ultra」は約13%上回りました。

3D Mark:Speed Way

3D Mark:Speed Way

APIにDirect X12 Ultimateを使用する3Dベンチマーク「Speed Way」です。

RTX 3060 Tiと比較すると、約13%上回りました。

ファイナルファンタジーXIV: 暁月のフィナーレ

ここからは実際のゲームの平均FPSを記録し、ゲームパフォーマンスを見ていきます。

「ファイナルファンタジーXIV: 暁月のフィナーレ」ベンチマークです。

グラフィックス設定は最高で、解像度は「フルHD」、「WQHD」、「4K」の3種類全てで計測を行っています。

RTX 3060 Tiと比較すると、フルHD解像度では約9%、WQHD解像度では約5%上回りましたが、4K解像度では逆転されています。

FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION

FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION

「FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION」ベンチマークです。

グラフィックス設定は最高で、解像度は「フルHD」、「WQHD」、「4K」の3種類全てで計測を行っています。

RTX 3060 Tiと比較すると、フルHD解像度では約9%、WQHD解像度では約7%、4K解像度では約6%上回りました。

ASSASSINS CREED VALHALLA

ASSASSINS CREED VALHALLA

「ASSASSINS CREED VALHALLA」ベンチマークです。

グラフィックス設定は最高で、解像度は「フルHD」、「WQHD」、「4K」の3種類全てで計測を行っています。

RTX 3060 Tiと比較すると、フルHD解像度では約13%、WQHD解像度では約13%、4K解像度では約2%上回りました。

Shadow of the Tomb Raider

Shadow of the Tomb Raider

「Shadow of the Tomb Raider」ベンチマークです。

グラフィックス設定は最高で、解像度は「フルHD」、「WQHD」、「4K」の3種類全てで計測を行っています。

RTX 3060 Tiと比較すると、フルHD解像度では約17%、WQHD解像度では約15%、4K解像度では約5%上回りました。

Watch Dogs Legion

Watch Dogs Legion

「Watch Dogs Legion」ベンチマークです。

グラフィックス設定は最大で、解像度は「フルHD」、「WQHD」、「4K」の3種類全てで計測を行っています。

RTX 3060 Tiと比較すると、フルHD解像度では約12%、WQHD解像度では約11%、4K解像度では約10%上回りました。

Tom Clancy’s Rainbow Six Siege

Tom Clancy's Rainbow Six Siege

「Tom Clancy’s Rainbow Six Siege」ベンチマークです。

グラフィックス設定は最高で、解像度は「フルHD」、「WQHD」、「4K」の3種類全てで計測を行っています。

RTX 3060 Tiと比較すると、フルHD解像度では約1%、WQHD解像度では約14%、4K解像度では約14%上回りました。

BLUE PROTOCOL

BLUE PROTOCOL

「BLUE PROTOCOL」ベンチマークです。

グラフィックス設定は最高で、解像度は「フルHD」、「WQHD」、「4K」の3種類全てで計測を行っています。

RTX 3060 Tiと比較すると、フルHD解像度では約15%、WQHD解像度では約13%、4K解像度では約7%上回りました。

Cyberpunk 2077

Cyberpunk 2077

「Cyberpunk 2077」ベンチマークです。

グラフィックス設定はウルトラで、解像度は「フルHD」、「WQHD」、「4K」の3種類全てで計測を行っています。

RTX 3060 Tiと比較すると、フルHD解像度では約12%、WQHD解像度では約10%、4K解像度では約3%上回りました。

Forza Horizon 5

Forza Horizon 5

「Forza Horizon 5」ベンチマークです。

グラフィックス設定はエクストリームで、解像度は「フルHD」、「WQHD」、「4K」の3種類全てで計測を行っています。

RTX 3060 Tiと比較すると、フルHD解像度では約13%、WQHD解像度では約13%、4K解像度では約12%上回りました。

Fortnite

Fortnite

「Fortnite」です。ベンチマークモードはありませんが、NVIDIAが用意したベンチマークテスト「TILTED TOWERS BENCHMARK」を使用します。

グラフィックス設定は最高で、解像度は「フルHD」、「WQHD」、「4K」の3種類全てで計測を行っています。

RTX 3060 Tiと比較すると、フルHD解像度では約10%、WQHD解像度では約12%、4K解像度では約5%上回りました。

Apex Legends

Apex Legends

「Apex Legends」です。ベンチマークモードがないので、射撃演習場のジップライン移動中の平均FPSを計測します。

グラフィックス設定は最高で、解像度は「フルHD」、「WQHD」、「4K」の3種類全てで計測を行っています。

RTX 3060 Tiと比較すると、フルHD解像度では約8%、WQHD解像度では約14%、4K解像度では約11%上回りました。

リアルレイトレーシング・DLSSのゲームパフォーマンスを比較

3D Mark:Port Royal

3D Mark:Port Royal

レイトレーシングの性能を測る、3Dベンチマーク「Port Royal」です。

RTX 3060 Tiと比較すると、約18%上回りました。

3D Mark:NVIDIA DLSS feature test

3D Mark:NVIDIA DLSS feature test

超解像度技術のDLSSの性能を測る、3Dベンチマーク「NVIDIA DLSS feature test」です。

RTX 4060 Tiでは解像度を4Kに、DLSS versionをDLSS3に、RTX 3060 Tiでは解像度を4Kに、DLSS versionをDLSS 2に設定しています。

RTX 3060 Tiと比較すると、約36%上回りました。

Cyberpunk 2077

Cyberpunk 2077

「Cyberpunk 2077」ベンチマークです。

グラフィックス設定はウルトラで、解像度は「WQHD」で計測を行っています。

RTX 4060 TiではDLSSをパフォーマンス、DLSS versionをDLSS3に、RTX 3060 TiではDLSSをパフォーマンス、DLSS versionをDLSS 2に設定しています。

RTX 3060 Tiと比較すると、約40%上回りました。

モガ

「フルHD」ではRTX 3060 Tiと差を広げることができますが、解像度が上がれば上がるほど、その差は縮まる傾向があります。高解像度では巨大なL2キャッシュでもカバー出来ず、メモリ帯域の狭さが足を引っ張っている印象です。ただ、DLSS 3の効果は絶大です。DLSS 3対応ゲームであれば、RTX 3060 Tiを遥かに上回るゲームパフォーマンスを発揮します。

ゲーム配信時のゲームパフォーマンスを比較

twitch studio

ゲーム配信ソフトの「Twitch Studio」を使って、ゲームの配信性能を比較します。設定は上記の画面の通りです。

ゲーム配信時の平均FPS

解像度「フルHD」、グラフィックス設定「最高」に設定した、BLUE PROTOCOLのベンチマークモードをtwitch studioで配信して、平均FPSを計測します。

FPSの下落率はRTX 4060 Tiが約12%、RTX 3060 Tiが約10%でした。どちらもコマ落ちは確認できませんでした。

OBSであれば、結果は異なるかもしれません。というのも「Twitch Studio」はまだまだ発展途上の配信ソフトだからです。AV1にも未対応です。

クリエイティブ性能を比較

PCMARK 10

PCMARK 10

「PCMark10」は、アプリケーション実行における総合的なパフォーマンスを計測するベンチマークです。

パソコンの基本性能を計測する「Essentials」、ビジネスアプリケーションの処理性能を計測する「Productivity」、コンテンツ制作に関わる性能を計測する「Digital Content Creation」の3つのテストで構成されています。

RTX 3060 Tiと比較すると、Essentialsでは差はほとんどなし、Productivityでは約12%、Digital Content Creationでは約5%、総合スコアでは約6%上回りました。

Blenderベンチマーク

Blenderベンチマーク

Blender ベンチマークはGPUレンダリングの性能を測るベンチマークソフトです。

「monster」、「junkshop」、「classroom」の3つのテストで構成されています。

RTX 3060 Tiと比較すると、monsterでは約31%、junkshopでは約10%、classroomでは約28%上回りました。

Stable Diffusion

table Diffusion

Stable Diffusionは画像生成AIの定番ソフトです。今回は512×512のアスカの画像を10枚生成する、ハローアスカベンチで、生成時間を測ります。

RTX 3060 Tiと比較すると、約5秒早く処理が完了しました。

動画エンコード

動画エンコード

動画編集ソフトの「power directer 18」を使って、XAVCS形式の2GBの動画素材の書き出し時間を測ります。

RTX 3060 Tiと比較すると、H264では書き出し時間は同じでしたが、H265では23秒早く書き出しが完了しました。

消費電力を比較

消費電力を比較

10分間何も操作しない、アイドル時と、「3DMark Time Spy Extreme Stress Test」実行中の高負荷時の消費電力を測ります。

ワットチェッカーを使用し、一定時間安定した数値を参考にしています。

RTX 3060 Tiと比較すると、高負荷時では約50Wほど低いです。

ASUS TUF-RTX4060TI-O8G-GAMINGのファンクーラーの性能をチェック

ASUS TUF-RTX4060TI-O8G-GAMINGのファンクーラーの性能をチェック

最後に「ASUS TUF-RTX4060TI-O8G-GAMING」のファンの性能をチェックします。「3DMark Time Spy Extreme Stress Test」実行中のGPU温度、ファンの回転数、騒音を計ります。

GPU温度

GPU温度は最高69.4℃、Hot Spot温度も最高81.6℃まで上昇。冷却性能にはまだまだ余裕がありそうです。

温度分布

サーモグラフィーカメラで温度分布を視覚化します。左から数えて、1つめ、2つめのファンのヒートシンクは30℃後半まで上昇しています。ただ、3つめのファンのヒートシンクは30℃前半でほとんど発熱していません。温度分布からも冷却性能に余裕があることが確認できました。

ファンの回転数は最高2189回転、ファンの回転率は最高64%まで上昇。しかし、そのあとはなだらかに回転数、回転率は下降。ファンの回転数は1400前後、ファンの回転率は40%前後で安定します。

ノイズ

ファンから約20cm離れたところで騒音計を使って計測を行いました。最高で38dBAで、ベンチ台でありながら風切り音もほとんどせず、静かでした。もしPCケースに収めた場合、音はさらに気にならなくなります。

RTX 4060 Tiのレビューまとめ

メリット
デメリット
  • フルHD解像度ではRTX3060 Tiに比べて約10%高性能
  • AV1エンコード対応
  • DLSS FGに対応
  • ワットパフォーマンスは優秀
  • 解像度が上がると性能が伸び悩み、RTX 3060 Tiとあまり変わらなくなる
  • RTX 3060 Tiと比べると依然高値
  • VRAM容量が8GB

RTX 4060 Ti搭載おすすめゲーミングPC

MD46T55

MDL_57KP
スペック
CPURyzen 5 5500
GPURTX 4060 Ti
メモリ16GB
ストレージ500GB M.2 NVMe SSD
M.2スロット不明
マザーボードA520 (Micro ATX)
電源650W 80PLUS BRONZE
価格142,800円+送料0円

MDL.makeの「MD46T55」はRyzen 5 5500×RTX 4060 TiのゲーミングPCです。

Ryzen 5 5500は6コア12スレッドのZEN3世代のCPUです。

Ryzen 5 5600Gがベースなので、L3キャッシュが少な目でゲーム性能に若干不安はありますが、RTX 4060 Tiとの組み合わせであればそこまで問題にはなりません。

ただ、CPU性能はそこまで高くないので、動画編集のソフトウェアエンコードなど、クリエイティブ性能は少し弱いです。

ストレージは500Bモデルを搭載。ゲームを複数インストールする予定であれば、不安のあるストレージ容量です。できれば、最低でも1TBへの増設をおすすめします。

1TBへの増設は+7,000円で可能です。

マザーボードは特に記載されていませんが、A520チップセット搭載のMicro ATXサイズのマザーボードを採用。M.2スロットの空きスロットは不明です。

メモリはDDR4-3200の16GBを搭載しています。デュアルチャネル(8GB×2)なのかそれともシングルチャネル(16GB×1)なのか、特に記載されていません。

PCケースは、特に記載されていませんが、製品写真を見る限り、「Versa H17」、ガラスケースは「S100 TG」を採用していると思われます。ガラスケースは+3,000円で変更可能です。

標準ケースの寸法は幅(W):約205mm x 高さ(H):約400mm x 奥行(D):約423mmです。

ガラスケースの寸法は幅(W):約220mm x 高さ(H):約411mm x 奥行(D):約441mmです。

MD46T55のポイント
メリットデメリット
コスパは優秀
PCケースを選べる
マザーボードやメモリなど仕様が不明な点が多い
標準のストレージ容量が500GB
クリエイティブ性能は少し弱い

FRGKB550/WS501/NTK

スペック
CPURyzen 7 5700X
GPURTX 4060 Ti
メモリ32GB (16GB x2)
ストレージ1TB M.2 NVMe SSD
M.2スロット1個(空きスロット0)
マザーボードASRock B550M-HDV (Micro ATX)
電源600W 80PLUS BRONZE
価格157,800円+送料2,200円

FRONTIERの「FRGKB550/WS501/NTK」はRyzen 7 5700X×RTX 4060 TiのゲーミングPCです。

Ryzen 5 5700X」は8コア16スレッドのZEN3世代のCPUで、性能は十分高く、RTX 4070あたりのビデオカードとの組み合わせであれば、極端な性能不足を感じることはほとんどないです。

ただ、CPU性能はそこまで高くないので、動画編集のソフトウェアエンコードなど、クリエイティブ性能は少し弱いです。

ストレージは1TBモデルを搭載。複数のゲームをインストールできる余裕があります。

ASRock B550M-HDV

マザーボードはMicro ATXサイズの「ASRock B550M-HDV」を採用。

M.2スロットは1基しかないので、M.2 NVMe SSDを増設することはできません。ただし、SATAポートは4基あるので、ストレージ自体の増設は可能です。

メモリは大容量ののDDR4-3200の32GB(16GB×2)を搭載しています。

容量30Lのコンパクトサイズに高いエアフロー性能を誇るミニタワー型

PCケースは、容量30Lのコンパクトサイズに高いエアフロー性能を誇るミニタワー型です。

小型ですが、垂直エアフロー構造で効率的なエアフローを実現しています。さらにツールレスでサイドパネルを取り外せるので、メンテナンスも楽です。

ケースの寸法は幅(W):約210mm x 高さ(H):約457mm x 奥行(D):約465mmです。

FRGKB550/WS501/NTKのポイント
メリットデメリット
コスパは優秀
小型
大容量メモリ(32GB)
PCケースの色(黒色or白色)を選べる
M.2 NVMe SSDの増設はできない
クリエイティブ性能は少し弱い

G-GEAR GC5J-D231B/R/CP1

スペック
CPUCore i5 – 13400F
GPURTX 4060 Ti
メモリ16GB (8GB x2)
ストレージ1TB M.2 Gen 4 NVMe SSD
M.2スロット2個(空きスロット1)
マザーボードMSI PRO B660-A DDR4 (ATX)
電源750W 80PLUS GOLD
価格164,800円+送料0円

TSUKUMOの「G-GEAR GC5J-D231B/R/CP1」はRyzen 7 5700X×RTX 4070のゲーミングPCです。

「Core i5 – 13400F」は10コア16スレッドのインテル第13世代のCPUで、性能は十分高く、RTX 4060 Tiあたりのビデオカードとの組み合わせであれば、極端な性能不足を感じることはほとんどないです。

ただ、CPU性能はそこまで高くないので、動画編集のソフトウェアエンコードなど、クリエイティブ性能は少し弱いです。

ストレージはGen4接続のCrucial製NVMe SSDの1TBモデルを搭載。

マザーボードは拡張性がそこそこ高い、ATXサイズの「MSI PRO B660-A DDR4」を採用。M.2スロットは2基あり、空きスロットは1基あるので、SSDの増設も可能です。

メモリはDDR4-3200の32GB(8GB×2)を搭載しています。

PCケースはG-GEAR ATXミドルタワーゲーミングケース (サイドガラスパネル/MG/Type-C)を採用。サイドパネルはガラスとなっており、内部のPCパーツを楽しむことができます。

ケースの寸法は幅(W):約200mm x 高さ(H):約460mm x 奥行(D):約450mmです。

即納モデルなので送料は無料ですぐに出荷されます。ただし、カスタマイズは一切できないのでその点は注意が必要です。

G-GEAR GC5J-D231B/R/CP1のポイント
メリットデメリット
コスパは優秀
M.2 NVMe SSDの増設が可能
GOLD認証の電源を搭載
即納モデル
クリエイティブ性能は少し弱い
カスタマイズができない
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RTX 3060 Ti搭載おすすめゲーミングPC

mouse MH-I5G6T

mouse MH-A5G6T
スペック
CPU Core i5-13400F
GPURTX 3060 Ti
メモリ16GB (8GB x2)
ストレージ500GB M.2 NVMe SSD
M.2スロット不明
マザーボードB550
電源750W 80PLUS BRONZE
価格129,800円+送料0円

マウスコンピューターの「mouse MH-I5G6T」は Core i5-13400F×RTX 3060 TiのゲーミングPCです。

「Core i5-13400F」はインテル第13世代のCore i5です。

Pコア6、Eコア4、合計10コア16スレッドというマルチスレッド性能が売りのCPUです。RTX 3060 Tiの性能をきっちり引き出してくれます。

CPU性能はそこまで高くないので、動画編集のソフトウェアエンコードなど、クリエイティブ性能は少し弱いです。

ストレージはNVMe SSDの500GBモデルを搭載。ゲームを複数インストールするつもりであれば、不安になる容量です。できれば1TBへの増設をおすすめします。

マザーボードはB760チップセットのマザーボードを採用。マザーボードの詳細は不明です。そのため、M.2スロットの空きスロットは不明です。

メモリはDDR5-4800の16GB(8GB×2)を搭載しています。Wi-Fi 6E+ Bluetooth 5の無線機能に対応しています。

mouse MH-A5G6T

PCケースはマットブラックを基調としたシンプルなデザインを採用しています。フロントパネルは、カスタマイズオプションとして、冷却性能の高いメッシュパネルに交換が可能です。

ケースの寸法は約170mm(幅)x約350mm(高さ)x約490mm(奥行)です。

mouse MH-I5G6Tのポイント
メリットデメリット
コスパは優秀
Wi-Fi 6E+ Bluetooth 5に対応
3年間センドバック修理保証・24時間×365日電話サポート
CPUのクリエイティブ性能は少し弱い
ストレージは500GB
マザーボードのM.2スロットの数など仕様が不明な点がある
LEDやガラスパネルは採用されておらず、地味なデザイン
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まとめ

今回は「ASUS TUF-RTX4060TI-O8G-GAMING」を使用して、RTX 4060 Tiの検証をしました。

メモリバス幅が狭いですが、大容量のL2キャッシュでカバーすることで、フルHD解像度ではRTX 3060 Tiを上回るゲームパフォーマンスを発揮します。また、ワットパフォーマンスもRTX 3060 Tiと比べて、大幅に改善しています。

フルHD解像度でのゲームを考えているのなら、現状ベストなグラフィックスカードといえます。

価格も発売後、急激に下がっていますので、もうしばらくすれば、さらに買いやすい価格になることが予想されます。

今回レビューした「ASUS TUF-RTX4060TI-O8G-GAMING」は、質感、冷却性能、静音性、デザイン、どれをとっても優秀でした。

もしRTX 4060 Tiの購入を考えているのなら、自信をもっておすすめできるモデルです。

PCショップでASUS TUF-RTX4060TI-O8G-GAMINGを探す

動画はこちら↓。

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