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コスパ優秀な8コアCPUのRyzen 7 5700Xをレビュー!Core i7-12700とゲーム性能等を比較

Ryzen 7 5700X

AMDのCPUのRyzen 7 5700Xは、発売されてから1年以上経過しているにも関わらず、未だにBCNなどのランキングサイトで常に上位に位置しています。

今回はインテルのCore i7 12700と性能比較して、Ryzen 7 5700Xの人気が高い理由を探っていきます。

目次

Ryzen 7 5700Xとは

Ryzen 7 5700Xとは

Ryzen 7 5700Xは2022年4月15日に国内販売された、ZEN3アーキテクチャーを採用した8コア/16スレッドのCPUです。以前から販売されていたTDP105WのRyzen 7 5800Xを65Wに省電力化した、廉価版CPUといえる存在です。

Ryzen 7 5700XRyzen 7 5800X
製造プロセスTSMC 7nm FinFETTSMC 7nm FinFET
アーキテクチャーZEN3ZEN3
プラットフォームSocket AM4Socket AM4
コア数/スレッド数8コア/16スレッド8コア/16スレッド
L2キャッシュ4MB4MB
L3キャッシュ32MB32MB
ベースクロック3.40GHz3.80GHz
ブーストクロック4.60GHz4.70GHz
内臓GPUなしなし
TDP65W105W
PCI-ExpressPCI-Express 4.0PCI-Express 4.0
対応メモリDDR4-3200DDR4-3200
参考価格
※2023年10月24日現在
2万7,000円3万1,000円

上記は、Ryzen 7 5700XとRyzen 7 5800Xの比較表です。

実際、Ryzen 7 5700XとRyzen 7 5800Xを比較すると、ベースクロック、ブーストクロックが異なってるくらいで、この両者に違いはほとんどありません。L3キャッシュの量やPCI-Expressなど、そのほかの仕様は全く同じです。

唯一明確に変わったといえるのは、TDPくらいです。

Ryzen 7 5700Xの対応プラットフォームはAM4なので、AMD500シリーズだけでなく、AMD 400/300シリーズの古いチップセットを搭載したマザーボードでも動作します。ただし、一部のマザーボードではBIOS更新は必要になるケースがあります。

モガ

Ryzen 7 5700Xを運用するのであれば、PCI-Express 4.0に対応しているX570、B550チップセットを搭載したマザーボードがおすすめです。

Ryzen 7 5700Xのパッケージ
Ryzen 7 5700X本体

Ryzen 7 5700Xにはリテールクーラーが付属しません。それもあってか、パッケージの厚みは薄かったです。

PCショップでRyzen 7 5700Xを探す

Ryzen 7 5700XのパフォーマンスをCore i7-12700と比較

テスト機材構成

テスト機材構成

ここからはRyzen 7 5700Xのパフォーマンスを各種ベンチマークでチェックします。

検証で使用したマザーボードはB550チップセットを搭載している「ASUS PRIME B550M-A」、ビデオカードはNVIDIA RTX 4070を搭載したGAINWARD「GeForce RTX 4070 Ghost」です。

テスト機材構成
CPURyzen 7 5700X / Core i7-12700
CPUクーラーDeep Cool AK400
マザーボードASUS PRIME B550M-A / MSI PRO B660M-A DDR4
ビデオカードGAINWARD「GeForce RTX 4070 Ghost」
メモリCT2K16G4DFRA32A(DDR4-3200/16GB×2)
ストレージキオクシア EXCERIA G2 1TB
電源ユニット玄人志向 「KRPW-BK650W/85+」(80PLUS BRONZE)
PCケースSMZ-2WBT-ATX
OSWindows 11 HOME パッケージ版
Core i7-12700

比較対象として、12コア(8Pコア+4Eコア)/20スレッドのインテル第12世代のCore i7-12700を用意しました。

デフォルトではPBPは65W、MTPは180Wに設定されていますが、検証では、電力制限を解除し、PBPは255W、MTPは255Wに設定しています。

モガ

Core i7-12700の価格は4万円~4万5千円で、Ryzen 7 5700Xの価格は2万5千円~3万円です。価格差は2万円くらいあります。

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Ryzen 7 5700Xの仕様を各種ツールで確認

タスクマネージャーで、8コア/16スレッドを確認

タスクマネージャーで、8コア/16スレッドを確認。

L3キャッシュは32MB
RTX 4070はPCI-Express4.0で動作

L3キャッシュは32MB、RTX 4070はPCI-Express4.0で動作することを確認。

デフォルト状態では、PPT76W・TDC60A・EDC90Aでの動作が許容

AMDのオーバークロックツールの「RYZEN MASTER TOOL」で確認したところ、デフォルト状態では、PPT76W・TDC60A・EDC90Aでの動作が許容されています。

Precision Boost Overdrive(PBO)を有効にしたところ、PPT395W・TDC160A・EDC190Aでの動作が許容

Precision Boost Overdrive(PBO)を有効にしたところ、PPT395W・TDC160A・EDC190Aでの動作が許容されています。

モガ

Precision Boost Overdrive(PBO)は、CPU温度や消費電力に余裕がある場合に,動作クロックを引き上げる機能です。「自動オーバークロック(OC)機能」だと思っていいです。検証ではPrecision Boost Overdrive(PBO)をオンにした状態で進めていきます。ただし、これによって故障した場合、保証対象外になるので、何があっても自己責任になります。

レンダリングベンチマーク

ベンチマーク:Cinebench R15/R20/R23/2024

ベンチマーク:Cinebench R15/R20/R23/2024

CGレンダリングを行い、CPUの処理性能を計測する定番ベンチマークの「Cinebench」です。

「Cinebench」には「Cinebench 2042」と「Cinebench R23」、「Cinebench R20」、「Cinebench R15」の4種類があり、末尾の数字の数が多いほど、メニーコアCPUへの最適化が進み、負荷が重くなっています。

今回はこの4つのテストの結果を確認します。

Cinebench R15

まず、「Cinebench R15」からです。

Core i7-12700との比較では、マルチコアテストについては約13%、シングルコアテストでは約4%低いです。

Cinebench R20

「Cinebench R20」です。

Core i7-12700との比較では、マルチコアテストについては約25%、シングルコアテストでは約16%低いです。

Cinebench R23

「Cinebench R23」です。

Core i7-12700との比較では、マルチコアテストについては約29%、シングルコアテストでは約17%低いです。

Cinebench 2024

「Cinebench 2024」です。

Core i7-12700との比較では、マルチコアテストについては約20%、シングルコアテストでは約15%低いです。

PBO設定時のCinebench R23

PBOを設定すると、マルチ性能は約12%向上しましたが、シングル性能はほとんど変わりませんでした。PBOなしでも性能は十分出ています。

ちなみにPBOオン時のCinebench R23のスコアはRyzen 7 5800Xとほぼ同等です。

ベンチマーク:V-Ray 5 Benchmark

ベンチマーク:V-Ray 5 Benchmark

Autodesk 3dsMax用3DレンダリングソフトウェアのV-rayのレンダリングベンチマーク、「V-Ray 5 Benchmark」の結果を確認します。

V-Ray 5 Benchmark

Core i7-12700との比較では、約17%低いです。

ベンチマーク:Blender Benchmark 3.1.0

ベンチマーク:Blender Benchmark 3.1.0

3DモデリングソフトのBlenderのレンダリングベンチマーク、「Blender Benchmark 3.1.0」の結果を確認します。数字が高ければ高いほど、レンダリングのスピードが速いことを表しています。

Blender Benchmark 3.1.0

Core i7-12700との比較では、monsterについては約25%、junkshopについては約15%、classroomでは約23%低いです。

PCの総合パフォーマンスのベンチマーク

ベンチマーク:PCMARK 10 Extended

ベンチマーク:PCMARK 10 Extended

PCの総合パフォーマンスを計測するベンチマークソフト、「PCMARK 10 Extended」の結果を確認します。

なお、なるべく、GPUの性能に左右されたくないので、「Use OpenCL」と「Use hardware-accelerated video processing」を無効化しています。

今回はPCの基本性能を測るテストグループの「Essentials」、ビジネスアプリケーション性能を測るテストグループの「Producctivity」、コンテンツ制作における性能を測るテストグループの「Digital Content Creation」ゲーム関連の性能を測るテストグループの「Gaming」(※ゲーム性能全般ではなく、Gamingワークロードのみを計測)の4つのテストの結果を確認します。

PCMARK 10 Extended

Core i7-12700との比較では、Essentialsについては約0.5%、Productivityについては約5%、Digital Content Creationでは約5%低いです。一方、Gamingについては、約5%高いです。

ブラウザの処理速度

ベンチマーク:Jet Stream2

ベンチマーク:Jet Stream2

最先端の Web アプリケーションに焦点を当てたJavaScriptの統合ベンチマークソフト、「Jet Stream2」の結果を確認します。

Jet Stream2

Core i7-12700との比較では、約22%低いです。

RAW現像

ベンチマーク:Imaging Edge Desktop

ベンチマーク:Imaging Edge Desktop

ソニー製のRAW現像ソフト「Imaging Edge Desktop」を使って、RAW現像処理時間を確認します。

テストでは、ソニー製デジタルカメラ「RX100M3」で撮影した解像度5496×3672ドットのRAWファイル100枚に対して、ベンチマーク用のプリセットを適用してJPEGファイルとして出力にかかった時間を計測します。

Imaging Edge Desktop

Core i7-12700との比較では、約18秒遅くRAW現像を終えました。

動画編集

PugetBench for DaVinci Resolve

PugetBench for DaVinci Resolve

動画編集ソフト「DaVinci Resolve」動作時のパフォーマンスをベンチマークする「PugetBench for DaVinci Resolve」の結果を確認します。

PugetBench for DaVinci Resolve

Core i7-12700との比較では、約6%低いです。

動画エンコード

x264 FHD Benchmark

x264 FHD Benchmark

動画のエンコード性能を計測するベンチマークソフト、「x264 FHD Benchmark」の結果を確認します。H.264形式のフルHD動画をエンコードして1秒あたりの処理フレーム数で結果が表示されます。

x264 FHD Benchmark

Core i7-12700との比較では、約16%低いです。

aviutl

aviutl

フリーの動画編集ソフトの「aviutl」のエンコード時間を確認します。約2GBのXAVC Sの動画ファイルをプラグインを使用して、H.264形式、H.265形式への総エンコード時間を計測します。

aviutl

Core i7-12700との比較では、H.264形式では約15秒、H.265形式では約31秒遅く、エンコードを終えました。

圧縮と解凍

7zipベンチマーク

7zipベンチマーク

フリーのファイル解凍ソフトの「7-Zip」付属のベンチマークを使って、圧縮と解凍のスピードを確認します。

圧縮と解凍のスピードは「GIPS」という単位で表示され、この数字が高ければ高いほど、圧縮と解凍のスピードが速いことを表しています。辞書サイズは64MBに設定しています。

7zipベンチマーク

Core i7-12700との比較では、圧縮では約20%、解凍では約7%高いです。

7-ZipベンチマークではCPUスレッド数の限界が16となっているので、20スレッドのCore i7-12700では真価が発揮できないようです。

モガ

やはり一般的なベンチマークでは、コア数スレッド数が多く、シングルスレッド性能が高いCore i7-12700のほうが優秀な結果を残しています。

3Dベンチマーク

ベンチマーク:Fire Strike

ベンチマーク:Fire Strike

定番3Dベンチマークの「3DMark」の結果を確認します。まずはAPIにDirectX 11を使用する「Fire Strike」です。通常の「Fire Strike」だけでなく、より負荷の重い「Fire Strike Extreme」、「Fire Strike Ultra」も使用します。

Fire Strike

Core i7-12700との比較では、「Fire Strike Extreme」については約0.3%、「Fire Strike Ultra」については約1.5%低いです。一方、「Fire Strike」については、約6%高いです。

ベンチマーク:Time Spy

ベンチマーク:Time Spy

APIにDirectX 12を使用する「Time Spy」です。通常の「Time Spy」だけでなく、より負荷の重い「Time Spy」、「Time Spy Extreme」も使用します。

Time Spy

Core i7-12700との比較では、「Time Spy」については約4%、「Time Spy Extreme」については約4%低いです。

ベンチマーク:SPEED WAY

ベンチマーク:SPEED WAY

最新API DirectX 12 Ultimateを使用する「Speed Way」です。

SPEED WAY

Core i7-12700との比較では、約0.7%低いです。

ゲームベンチマーク

Assassin’s Creed Valhalla

Assassin's Creed Valhalla

「Assassin’s Creed Valhalla」のゲーム内ベンチマークを使用します。

グラフィック設定は「最高」に設定し、解像度は「フルHD」、「WQHD」、「4K」の3種類の解像度をそれぞれ選択し、平均フレームレート、1%LOWを計測します。

Assassin's Creed Valhalla

Core i7-12700との比較では、フルHDで約6%、WQHDで約4%、4Kでは3%上回る平均フレームレートを記録しました。

Cyberpunk 2077

Cyberpunk 2077

「Cyberpunk 2077」のゲーム内ベンチマークを使用します。

グラフィック設定は「ウルトラ」に設定し、解像度は「フルHD」、「WQHD」、「4K」の3種類の解像度をそれぞれ選択し、平均フレームレート、1%LOWを計測します。

Cyberpunk 2077

Core i7-12700との比較では、フルHDで約3%、WQHDで約10%、4Kでは約20%下回る平均フレームレートを記録しました。

ファイナルファンタジーXIV: 暁月のフィナーレ

ファイナルファンタジーXIV: 暁月のフィナーレ

「ファイナルファンタジーXIV」のベンチマークテスト、「ファイナルファンタジーXIV:暁月のフィナーレ」を使用します。

グラフィック設定は「最高」に設定し、解像度は「フルHD」、「WQHD」、「4K」の3種類の解像度をそれぞれ選択し、平均フレームレートを計測します。

ファイナルファンタジーXIV: 暁月のフィナーレ

Core i7-12700との比較では、フルHDで約7%、WQHDで約2%上回り、4Kではほぼ同等の平均フレームレートを記録しました。

Fortnite

Fortnite

フォートナイトにはベンチマークモードがないので、今回はNVIDIAが用意した、「TILTED TOWERS BENCHMARK」を利用します。

グラフィック設定は「最高」に設定し、解像度は「フルHD」、「WQHD」、「4K」の3種類の解像度をそれぞれ選択し、平均フレームレートを計測します。

なお、パフォーマンスモードでも計測します。解像度は「フルHD」で、設定は描写距離のみ最高で残りの設定は最低、若しくはオフにしています。

Fortnite

Core i7-12700との比較では、フルHDで約5%上回り、WQHD、4Kでほぼ同等の平均フレームレートを記録しました。

また、パフォーマンスモードで約17%上回る平均フレームレートを記録しました。

Forza Horizon 5

Forza Horizon 5

「Forza Horizon 5」のゲーム内ベンチマークを使用します。

グラフィック設定は「エクストリーム」に設定し、解像度は「フルHD」、「WQHD」、「4K」の3種類の解像度をそれぞれ選択し、平均フレームレート、1%LOWを計測します。

Forza Horizon 5

Core i7-12700との比較では、フルHDで約3%、WQHD、4Kで約4%上回る平均フレームレートを記録しました。

Watch Dogs: Legion

Watch Dogs: Legionb

「Watch Dogs: Legion」のゲーム内ベンチマークを使用します。

グラフィック設定は「最大」に設定し、解像度は「フルHD」、「WQHD」、「4K」の3種類の解像度をそれぞれ選択し、平均フレームレート、1%LOWを計測します。

Watch Dogs: Legion

Core i7-12700との比較では、フルHDで約3%、WQHD、4Kで約2%上回る平均フレームレートを記録しました。

ARMORED CORE VI FIRES OF RUBICON

ARMORED CORE VI FIRES OF RUBICON

アーマードコア6にはベンチマークモードがないので、今回はミッションの「武装採掘艦護衛」を利用します。

「武装採掘艦護衛」では常に砂嵐が発生し、負荷は重いです。また、このミッションは敵の数が少なく、同じような状況を再現しやすいです。

グラフィック設定は「最高」に設定し、解像度は「フルHD」、「WQHD」、「4K」の3種類の解像度をそれぞれ選択し、ミッション開始してから60秒間計測します。

ARMORED CORE VI FIRES OF RUBICON

Core i7-12700との比較では、フルHDで約4%、WQHDで約1%上回り、4Kでほぼ同等の平均フレームレートを記録しました。

モガ

Core i7-12700のCPUアーキテクチャーは「Golden Cove」です。最新の「Raptor Cove」と比べると2次キャッシュの量が少ないなど、ゲーム性能はイマイチ伸びづらいです。Ryzen 7 5700Xにゲーム性能で負けたのはこのあたりが原因と言えます。

消費電力とCPU温度

最後に消費電力とCPU温度を確認します。アイドル時、ゲーム実行時、高負荷時の3種類のパターンで計測し、それぞれの消費電力の最大値を採用します。

ちなみに下記のような状況をアイドル時、ゲーム実行時、高負荷時と定めています。

アイドル時PCの操作を何もせず10分間放置。
ゲーム実行時「ファイナルファンタジーXIV 暁月のフィナーレ」ベンチマークを実行。
高負荷時「CINEBENCH R23 マルチ 10分間連続」を実行。
CPUの最大消費電力(W)

アイドル時の消費電力の比較では、Ryzen 7 5700XのPBOオン、オフ時でも変わりなく、最大約50Wでした。一方、Core i7-12700は約30Wでした。

モガ

アイドル時の最大消費電力は一瞬跳ね上がるときがあるので、全体として見ると、実際のアイドル時の消費電力は大人しいです。

ゲーム実行時の消費電力の比較では、PBOオン時のRyzen 7 5700X、Core i7-12700では最大約75Wとほぼ同等でした。PBOオフ時のRyzen 7 5700Xは最大約67Wと少しだけ低いです。

高負荷時の消費電力の比較では、最も差がつきました。Core i7-12700は最大約180Wと、断トツに高い消費電力を記録しています。

一方、Ryzen 7 5700XはPBOをオンにしても最大約135Wでした。ただし、PBOオフ時には最大約77Wになるので、かなりの差があります。

消費電力を少しでも気にするのであれば、PBOはオフにした方がいいかもしれません。

CPUの最大温度

アイドル時のCPU温度の比較では、Ryzen 7 5700XのPBOオン、オフ時でもほとんど差がなく、最大40℃台後半でした。一方、Core i7-12700は最大40℃台前半と少しだけ低いです。

ゲーム実行時のCPU温度の比較では、Ryzen 7 5700XのPBOオン、オフ時でもほとんど差がなく、最大60℃前後でした。一方、Core i7-12700は最大50℃台前半と少しだけ低いです。

高負荷時の消費電力の比較では、PBOオン時のRyzen 7 5700X、Core i7-12700は最大80℃台まで上昇します。PBOオフ時のRyzen 7 5700Xは最大50℃台中盤なので、かなりの差があります。

モガ

PBOオン時のRyzen 7 5700Xでも80℃台前半に収まっています。簡易水冷は必要なく、空冷のAK400でも十分冷却できています。

Ryzen 7 5700Xにおすすめのマザーボード

Ryzen 7 5700Xにおすすめのマザーボード

Ryzen 7 5700XはAM4プラットフォームを採用しています。

そのため、A520、B550、X670といった比較的新しいチップセット搭載マザーボードだけでなく、300/400シリーズチップセット搭載の古いマザーボードでも使用可能です。

この中から、最もおすすめなのが、B550チップセットを搭載したマザーボードです。PCI-Express 4.0に対応しつつ、価格と性能のバランスに優れているからです。

300/400シリーズ、A520チップセット搭載マザーボードだと、PCI-Express 3.0に対応するので、PCI-Express 4.0に対応の帯域が狭いRTX 4060、RTX 4060 Tiだと、性能はフルに活かせない可能性があるからです。

B550チップセットを搭載したマザーボードでおすすめなのが、1万円前後のものです。

候補としては、今回検証で使用したASUSのASUS PRIME B550M-Aや、WIFI機能付きで安い、MSI B550M PRO-VDH WIFIあたりがおすすめです。M.2スロットが2基搭載できて、価格が安いからです。

PCショップでASUS PRIME B550M-Aを探す
PCショップでMSI B550M PRO-VDH WIFIを探す
モガ

Ryzen 7 5700Xは今回の検証で証明した通り、安いマザーボードでも十分運用可能です。

Ryzen 7 5700X搭載のおすすめゲーミングPC

モガ

Ryzen 7 5700X搭載のゲーミングPCはミドルクラスのインテルCPU(例えばCore i5-14400など)を搭載したモデルより1~2万円くらい安いです。ゲーム性能もほとんど同じなので、単純にコスパが高いです。

MDL_T5746

MDL_LI74070S
スペック
CPURyzen 7 5700X
GPURTX 4060
メモリ16GB(8GB x2)
ストレージ500GB M.2 NVMe SSD
M.2スロット不明(空きスロット0)
マザーボードA520 (Micro ATX)
電源650W 80PLUS BRONZE
価格129,800円+送料0円

MDL.makeの「MDL_T5746」はRyzen 7 5700X×RTX 4060のゲーミングPCです。

Ryzen 5 5700X」は8コア16スレッドのZEN3世代のCPUで、性能は十分高く、RTX 4060あたりのビデオカードとの組み合わせであれば、極端な性能不足を感じることはほとんどないです。

ただ、CPU性能はそこまで高くないので、動画編集のソフトウェアエンコードなど、クリエイティブ性能は少し弱いです。

ストレージは500Bモデルを搭載。ゲームを複数インストールする予定であれば、不安のあるストレージ容量です。できれば、最低でも1TBへの増設をおすすめします。

1TBへの増設は+7,000円で可能です。

マザーボードは特に記載されていませんが、A520チップセット搭載のMicro ATXサイズのマザーボードを採用。M.2スロットの空きスロットは0なので増設は不可能です。

メモリはDDR4-3200の16GB(8GB×2)を搭載しています。

S100 TG

PCケースは、特に記載されていませんが、製品写真を見る限り、「Versa H17」、ガラスケースは「S100 TG」を採用していると思われます。ガラスケースは+3,000円で変更可能です。

標準ケースの寸法は幅(W):約205mm x 高さ(H):約400mm x 奥行(D):約423mmです。

ガラスケースの寸法は幅(W):約220mm x 高さ(H):約411mm x 奥行(D):約441mmです。

MDL_T5746のポイント
メリットデメリット
コスパは優秀
PCケースを選べる
標準のストレージ容量が500GB
M.2 NVMe SSDの増設はできない
クリエイティブ性能は少し弱い

FRGKB550/WS501/NTK

スペック
CPURyzen 7 5700X
GPURTX 4060 Ti
メモリ32GB (16GB x2)
ストレージ1TB M.2 NVMe SSD
M.2スロット1個(空きスロット0)
マザーボードASRock B550M-HDV (Micro ATX)
電源600W 80PLUS BRONZE
価格157,800円+送料2,200円

FRONTIERの「FRGKB550/WS501/NTK」はRyzen 7 5700X×RTX 4060 TiのゲーミングPCです。

Ryzen 5 5700X」は8コア16スレッドのZEN3世代のCPUで、性能は十分高く、RTX 4060 Tiあたりのビデオカードとの組み合わせであれば、極端な性能不足を感じることはほとんどないです。

ただ、CPU性能はそこまで高くないので、動画編集のソフトウェアエンコードなど、クリエイティブ性能は少し弱いです。

ストレージは1TBモデルを搭載。複数のゲームをインストールできる余裕があります。

ASRock B550M-HDV

マザーボードはMicro ATXサイズの「ASRock B550M-HDV」を採用。

M.2スロットは1基しかないので、M.2 NVMe SSDを増設することはできません。ただし、SATAポートは4基あるので、ストレージ自体の増設は可能です。

メモリは大容量のDDR4-3200の32GB(16GB×2)を搭載しています。

容量30Lのコンパクトサイズに高いエアフロー性能を誇るミニタワー型

PCケースは、容量30Lのコンパクトサイズに高いエアフロー性能を誇るミニタワー型です。

小型ですが、垂直エアフロー構造で効率的なエアフローを実現しています。さらにツールレスでサイドパネルを取り外せるので、メンテナンスも楽です。

ケースの寸法は幅(W):約210mm x 高さ(H):約457mm x 奥行(D):約465mmです。

※このモデルはAMD RYZEN トートバッグが特典として付属します。

FRGKB550/WS501/NTKのポイント
メリットデメリット
コスパは優秀
小型
大容量メモリ(32GB)
PCケースの色(黒色or白色)を選べる
M.2 NVMe SSDの増設はできない
クリエイティブ性能は少し弱い

G-GEAR GA7A-D230BN/CP2

スペック
CPURyzen 7 5700X
GPURTX 4070
メモリ32GB (16GB x2)
ストレージ1TB M.2 Gen 4 NVMe SSD
M.2スロット2個(空きスロット1)
マザーボードMSI B550-A PRO (ATX)
電源750W 80PLUS GOLD
価格199,980円+送料0円

TSUKUMOの「G-GEAR GC5J-D231B/R/CP2」はRyzen 7 5700X×RTX 4070のゲーミングPCです。

CPUに「Ryzen 7 5700X」を搭載しています。

「Ryzen 5 5700X」は8コア16スレッドのZEN3世代のCPUで、性能は十分高く、RTX 4070あたりのビデオカードとの組み合わせであれば、極端な性能不足を感じることはほとんどないです。

ただ、CPU性能はそこまで高くないので、動画編集のソフトウェアエンコードなど、クリエイティブ性能は少し弱いです。

ストレージはGen4接続の「WD Black SN770 WDS100T3X0E」の1TBモデルを搭載。ゲーム向けのSSDで、DRAMキャッシュ非搭載でありながら、体感性能はハイエンドクラスのSSD並みの性能です。

マザーボードは拡張性がそこそこ高い、ATXサイズの「MSI B550-A PRO 」を採用。M.2スロットは2基あり、空きスロットは1基あるので、SSDの増設も可能です。

メモリは大容量のセンチュリーマイクロ製のDDR4-3200の32GB(16GB×2)を搭載しています。

G-GEAR ミドルタワーケース

PCケースはG-GEAR ミドルタワーケースを採用。フロントはメッシュデザインが採用されており、エアフローを重視しています。ケースの寸法は幅(W):約190mm x 高さ(H):約435mm x 奥行(D):約475mmです。

即納モデルなので送料は無料ですぐに出荷されます。ただし、カスタマイズは一切できないのでその点は注意が必要です。

採用されている各パーツの品質は高く、それでいて、RTX 4070を搭載しつつ、20万円以下に抑えているので総じてコスパパフォーマンスは優秀です。

G-GEAR GA7A-D230BN/CP2のポイント
メリットデメリット
コスパは優秀
大容量メモリ(32GB)
ストレージは「WD Black SN770」を搭載
M.2 NVMe SSDの増設は可能
GOLD認証の電源を搭載
即納モデル
クリエイティブ性能は少し弱い
LEDやガラスパネルは採用されておらず、地味なデザイン

FRGKB550/WS501/NTK

スペック
CPURyzen 7 5700X
GPURTX 4070 Super
メモリ32GB (16GB x2)
ストレージ1TB M.2 NVMe SSD
M.2スロット1個(空きスロット0)
マザーボードASRock B550M-HDV (Micro ATX)
電源850W 80PLUS GOLD
価格199,980円+送料2,200円

FRONTIERの「FRGKB550/WS411/NTK」はRyzen 7 5700X×RTX 4070 SuperのゲーミングPCです。

Ryzen 5 5700X」は8コア16スレッドのZEN3世代のCPUで、性能は十分高く、RTX 4070あたりのビデオカードとの組み合わせであれば、極端な性能不足を感じることはほとんどないです。

ただ、CPU性能はそこまで高くないので、動画編集のソフトウェアエンコードなど、クリエイティブ性能は少し弱いです。

ストレージは1TBモデルを搭載。複数のゲームをインストールできる余裕があります。

マザーボードはMicro ATXサイズの「ASRock B550M-HDV」を採用。

M.2スロットは1基しかないので、M.2 NVMe SSDを増設することはできません。ただし、SATAポートは4基あるので、ストレージ自体の増設は可能です。

メモリは大容量ののDDR4-3200の32GB(16GB×2)を搭載しています。

容量30Lのコンパクトサイズに高いエアフロー性能を誇るミニタワー型

PCケースは、容量30Lのコンパクトサイズに高いエアフロー性能を誇るミニタワー型です。

小型ですが、垂直エアフロー構造で効率的なエアフローを実現しています。さらにツールレスでサイドパネルを取り外せるので、メンテナンスも楽です。

ケースの寸法は幅(W):約210mm x 高さ(H):約457mm x 奥行(D):約465mmです。

欠点もありますが、RTX 4070 SUPER搭載モデルとしては破格の20万円以下という価格はやはり魅力的です。

FRGKB550/WS501/NTKのポイント
メリットデメリット
コスパは優秀
小型
大容量メモリ(32GB)
PCケースの色(黒色or白色)を選べる
M.2 NVMe SSDの増設はできない
クリエイティブ性能は少し弱い
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Ryzen 7 5700Xのメリット・デメリット

メリット
デメリット
  • そこそこ高い、マルチスレッド、シングルスレッド性能
  • ゲーム性能はCore i7-12700を上回る
  • PBOでRyzen 7 5800X化が可能
  • 300/400シリーズチップセット搭載の古いマザーボードも使用可能
  • 発熱、消費電力は大人しい
  • AK400などの空冷CPUクーラーで十分冷却可能
  • コストパフォーマンスが高い
  • 安価なDDR4メモリに対応
  • 内蔵GPUがない
  • 付属のCPUクーラーがない
  • AM4プラットフォームはZEN3世代で最後なので、ステップアップできない

まとめ

今回の検証を通して、Ryzen 7 5700Xが売上上位なのも納得がいきました。

CPU単体の価格は2万円代と安価にもかかわらず、ゲーム性能では、4万円代のCore i7-12700を上回ります。

しかも、発熱がおとなしいので、CPUクーラーも安価な空冷クーラーで十分。さらにマザーボードも安価なものを選べば、CPUとマザーボード込みで3万円代で収まります。

予算はビデオカードに全力投入で、それ以外のPCパーツを安価に済ませたいというのであれば、Ryzen 7 5700Xは有力な候補に入るかと思います。

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