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【2024年5月】グラボなしBTOパソコンの選び方とおすすめモデルを紹介

グラボなしPC

グラボなしBTOパソコンとは、文字通り、グラフィックボードが搭載されていないBTOパソコンのことです。

BTOパソコンの予算のほとんどはグラボが占めているので、それが搭載されていないモデルはかなり安くなります。

グラボなしでももちろん運用可能ですが、あらかじめ電源容量をカスタマイズしておけば、あとからグラボを取り付けることも可能です。

安くなっている中古グラボなどをあとから取り付けることで、全体の出費を抑えることができます。

今回はグラボなしBTOパソコンの選び方と、おすすめのモデルを紹介したいと思います。

目次

グラボなしBTOパソコンとは

グラボなしBTOパソコンとは、その名が意味する通り、グラフィックボードが搭載されていないBTOパソコンのことを指します。

近年、CPUが内蔵しているGPUの性能は飛躍的に上昇しており、軽量級のゲームや事務作業など、用途によってはグラボなしでも十分機能します。

そのため、あえて、グラボありではなく、グラボなしBTOパソコンを選ぶ方も一定数います。

グラボなしBTOパソコンのメリット・デメリット

メリット

価格を安くできる

BTOパソコンの価格の大半を占めているのは、グラボです。そのグラボがないおかげで、価格が大幅に抑えられます。

あとからビデオカードを追加できる

内蔵GPUの性能不足を感じた際、後からビデオカードをとりつけることができます。

その際、例えば、ビデオカードを中古で安く手に入れることができれば、安くゲーミングPCを組み立てることができす。

デメリット

CPUの選択肢が少ない

グラボなしBTOパソコンで採用されているCPUはGPUが内蔵されているものが基本となります。

従って、CPUの選択肢は下記のように乏しいです。

インテル
AMD
  • インテル第11世代(無印)
  • インテル第12世代(無印)
  • インテル第13世代(無印)
  • インテル第14世代(無印)
  • ZEN2のAPU
  • ZEN3のAPU
  • ZEN4
  • ZEN4のAPU

インテルの場合、無印モデル(末尾にFがないモデル)はすべて内蔵GPUがあります。

一方、AMDの場合、最新のZEN4はすべて内蔵GPUがあります。

AMDのAPUは内蔵GPUのグラフィック性能は凄まじいですが、L3キャッシュの量が少ないこともあって、グラボと組み合わせる場合、ゲームパフォーマンスが若干伸びにくいデメリットがあります。

電源容量が足らなくなる

電源容量に注意グラボなしBTOパソコンで後からグラボを搭載する場合、一番注意する点が電源容量です。

グラボなしBTOパソコンの中には、標準構成のままだと電源容量が少ないモデルがあるからです。

GTX 1650やRX 6400位のローエンドのグラボであれば、標準構成のままの電源容量で十分です。ただ、よりハイエンドのグラボを搭載する場合、そのままだと電源容量不足に陥る可能性があります。

推奨される電源容量はパソコンの最大消費電力の2倍というのが定石です。

例えば、パソコン全体の最大消費電力が300Wであれば、600Wの電源容量が推奨となります。そのため、あらかじめ自分の使う予定のパソコンの最大消費電力を調べる必要があります。

もしその計算が面倒というであれば、ドスパラの電源容量計算機が便利です。パーツを選択するだけで、最大消費電力の目安とおすすめの電源容量を教えてくれます。

モガ

2倍というのがあくまでも定石で、電源ユニットの容量はギリギリでなければ正直問題ないです。例えば、パソコン全体の最大消費電力が400Wでも、500Wくらいの電源を使っても問題ないです。

グラボがPCケースに収まらない

PCケースに注意

昨今のグラボはハイエンドになればなるほど、巨大化する傾向があります。

そのため、グラボなしBTOパソコンの中には、採用しているPCケースが小さいために、後からグラボを取り付けられない可能性があります。

つまり、PCケースに関しては細心の注意が必要ということです。

BTOメーカーが採用しているPCケースが市販のものであれば、そのメーカーの仕様表を見れば、何cmまでのビデオカードに対応しているか、簡単に把握できます。

ですが、BTOメーカー独自のPCケースを採用している場合、少々厄介です。何cmまでのビデオカードに対応しているかが分かりにくいからです。

スリムケースには、通常サイズのグラフィックボードが入らない特に、スリムケースみたいなPCケースを採用している小型タイプのモデルは要注意です。スリムケースの場合、PCケースの幅が狭いので、通常サイズのグラボが入りません。必然的にロープロファイルのグラボに制限されてしまいます。

グラボをあとから搭載することを考えるのであれば、小型のPCケースを採用しているモデルは避け、無難にミニタワー、ミドルタワーのPCケースを採用しているモデルを選ぶことをおすすめします。

逆に、グラボをあとで追加する予定がないのであれば、スリムケースを採用したBTOパソコンを選ぶのも一つの手です。

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おすすめのCPUは?

おすすめのCPUは?

グラフィック性能がほどほどに欲しいというのであれば、Ryzen 5 5600G、Ryzen 7 5700Gを、強力なグラフィック性能が欲しいのであれば、Ryzen 5 8600G、Ryzen 7 8700Gをおすすめします。

特にRadeon 780Mを搭載した、Ryzen 7 8700Gは外付けグラボのRX 6400やGTX 1650に匹敵するグラフィック性能を持っています。

ただし、ビデオカードをすぐにでも後付けしたいのであれば、インテル製のCPUをおすすめします。AMDのAPUはL3キャッシュの量が少ないのもあり、ビデオカードのゲーム性能を最大限引き出すことは難しいです。

インテル製CPUでおすすめなのは、Core i5-11400、Core i7-11700などの旧世代CPU、若しくはCore i5-12400、Core i5-13400、Core i5-14400あたりです。

エントリー~ミドルクラスのビデオカードと組み合わせても、うまく性能を引き出すことができます。

グラボなしBTOパソコン

モガ

今回はTSUKUMOのみのモデルを紹介します。TSUKUMOはグラボなしBTOパソコンに力を入れているからです。ラインナップも豊富です。後からビデオカードを増設することを考えて、どのモデルも電源容量は標準で500W以上あるという特徴があります。

TSUKUMO

TSUKUMOのグラボなしBTOについて

TSUKUMOのグラボなしBTOは、主にスタンダードパソコンの「AeroStreamシリーズ」、「TSUKUMO PCシリーズ」から販売されています。AeroStreamシリーズは高冷却ファンと防塵フィルターを搭載した、エアフローを重視したPCケースを採用しています。一方、TSUKUMO PCシリーズは吸音シートが4面に貼られている、静音性を重視したPCケースを採用しています。また、小型PCケースのJONSBO T8を採用した、STORM TSシリーズもあります。
※製品名の末尾に「CP1」などの表記があるモデルは、即納モデルになります。通常モデルよりスペックが高くお得感が強いですが、カスタマイズは一切できないので注意が必要です。

インテル

スクロールできます
製品名価格CPUGPU電源容量メモリストレージ
STORM コンパクトPC / TS-I5400MT8B (BLACK)69,980円Core i5-11400UHD 630650W8GB500GB(M.2 SSD)
STORM コンパクトPC / TS-I5400MT8R (RED) 69,980円Core i5-11400UHD 630650W8GB500GB(M.2 SSD)
STORM コンパクトPC / TS-I5400MT8S (SILVER)69,980円Core i5-11400UHD 630650W8GB500GB(M.2 SSD)
STORM コンパクトPC / TS-I7700MT8B (BLACK)89,980円Core i7-11700UHD 750650W16GB1TB(M.2 SSD)
STORM / コンパクトPC / TS-I7700MT8S (SILVER)89,980円Core i7-11700UHD 750650W16GB1TB(M.2 SSD)
STORM コンパクトPC / TS-I7700MT8R (RED) 89,980円Core i7-11700UHD 750650W16GB1TB(M.2 SSD)
AeroStream RM3J-A230/B89,800円Core i3-13100UHD 730550W8GB500GB(M.2 SSD)
TSUKUMO PC ミニタワー TM5J-C241BN/R/CP199,800円Core i5-14400UHD 730550W16GB1TB(M.2 SSD)
AeroStream RM5J-B230/B104,800円Core i5-13400UHD 730550W16GB500GB(M.2 SSD)
AeroStream RM5J-B230TN/CP1104,980円Core i5-13400UHD 730550W16GB1TB(M.2 SSD)
AeroStream RM5J-B241/B109,800円Core i5-14400UHD 730550W8GB500GB(M.2 SSD)
AeroStream RM7J-E222/B114,800円Core i7-12700UHD 770550W16GB500GB(M.2 SSD)
AeroStream RM5J-C241/B119,800円Core i5-14500UHD 770550W16GB500GB(M.2 SSD)
AeroStream RM7J-C230/B127,800円Core i7-13700UHD 770550W16GB500GB(M.2 SSD)
AeroStream RM7J-D241/B137,800円Core i7-14700UHD 770550W16GB500GB(M.2 SSD)
AeroStream RM7J-E241/B146,800円Core i7-14700UHD 770550W16GB500GB(M.2 SSD)
AeroStream RM7J-F241/B164,800 円Core i7-14700KUHD 770750W16GB500GB(M.2 SSD)

AMD

スクロールできます
製品名価格CPUGPU電源容量メモリストレージ
AeroStream RM5A-A222TN/NT172,980円Ryzen 5 5600GRADEON GRAPHICS550W8GB500GB(M.2 SSD)
AeroStream RM5A-A222/B76,800円Ryzen 5 5600GRADEON GRAPHICS550W8GB500GB(M.2 SSD)
AeroStream RM7A-B222/B84,800円Ryzen 7 5700GRADEON GRAPHICS550W8GB500GB(M.2 SSD)
AeroStream RM7A-F235/B134,800円Ryzen 7 7700RADEON GRAPHICS550W16GB500GB(M.2 SSD)
AeroStream RM7A-G241/B154,800円Ryzen 7 8700GRadeon 780M550W32GB500GB(M.2 SSD)

おすすめグラボなしBTOパソコン

AeroStream RM5A-A222/B

スペック
CPURyzen 5 5600G
GPURADEON GRAPHICS
メモリ8GB (8GB x1)
ストレージ500B M.2 Gen 4 NVMe SSD
M.2スロット1個(空きスロット0)
マザーボードASUS PRIME A520M-E (MicroATX)
電源550W 80PLUS BRONZE
価格76,800円+送料2,200円

TSUKUMOの「AeroStream RM5A-A222/B」はRyzen 5 5600GのグラボなしBTOパソコンです。

「Ryzen 5600G」は6コア12スレッドのZEN3世代のCPUです。内蔵GPUが強いので、APUという呼称でも呼ばれています。

L3キャッシュの量が少ないというデメリットはありますが、CPU性能も十分高く、エントリー~ミドルクラスのグラボとの相性も良好です。

ストレージはGen3接続のNVMe SSDの500GBモデルを搭載。できれば1TBへの増設をおすすめします。

マザーボードはMicroATXサイズの「ASUS PRIME A520M-E」を採用。M.2スロットは1基あり、空きスロットは0なので、SSDの増設は不可能です。

メモリはDDR4-3200の8GB(8GB×1)を搭載しています。

電源はCWT製 550W (定格 500W) 80PLUS BRONZEのものを搭載しています。

PCケースはエアフローを重視したAeroStream専用オリジナルケースを採用しています。ケースの寸法は約180mm(幅)x約358mm(高さ)x約406mm(奥行)です。

納期が早い完成品即納モデル「AeroStream RM5A-A222TN/NT1」も販売されています。カスタマイズは一切できませんが、送料は無料です。

AeroStream RM5A-A222/Bのポイント
メリットデメリット
コスパは優秀
内蔵GPUの性能は優秀
電源の容量が550W
メモリは8GB
ストレージは500GB
M.2 NVMe SSDの増設はできない
LEDやガラスパネルは採用されておらず、地味なデザイン

まとめ

今回はグラボなしのBTOパソコンについて解説しました。グラボの価格は毎年のように高騰しつづけています。

もし予算が厳しいのであれば、中古の旧世代グラボで当面の間しのぐのも悪くない選択だと思います。

グラボなしのBTOパソコンの選択肢は非常に少ないので選ぶのが大変ですが、今回の記事を参考にして自分に合ったものを探してみてはいかがでしょうか?

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