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【2024年3月】グラボなしBTOパソコンの選び方とおすすめモデルを紹介

グラボなしPC

グラボなしBTOパソコンとは、文字通り、グラフィックボードが搭載されていないBTOパソコンのことです。

BTOパソコンの予算のほとんどはグラボが占めているので、それが搭載されていないモデルはかなり安くなります。

グラボなしでももちろん運用可能ですが、あらかじめ電源容量をカスタマイズしておけば、あとからグラボを取り付けることも可能です。

安くなっている中古グラボなどをあとから取り付けることで、全体の出費を抑えることができます。

今回はグラボなしBTOパソコンの選び方と、おすすめのモデルを紹介したいと思います。

目次

グラボなしBTOパソコンとは

グラボなしBTOパソコンとは、その名が意味する通り、グラフィックボードが搭載されていないBTOパソコンのことを指します。

近年、CPUが内蔵しているGPUの性能は飛躍的に上昇しており、軽量級のゲームや事務作業など、用途によってはグラボなしでも十分機能します。

そのため、あえて、グラボありではなく、グラボなしBTOパソコンを選ぶ方も一定数います。

グラボなしBTOパソコンのメリット・デメリット

メリット

価格を安くできる

BTOパソコンの価格の大半を占めているのは、グラボです。そのグラボがないおかげで、価格が大幅に抑えられます。

あとからビデオカードを追加できる

内蔵GPUの性能不足を感じた際、後からビデオカードをとりつけることができます。

その際、例えば、ビデオカードを中古で安く手に入れることができれば、安くゲーミングPCを組み立てることができす。

デメリット

CPUの選択肢が少ない

グラボなしBTOパソコンで採用されているCPUはGPUが内蔵されているものが基本となります。

従って、CPUの選択肢は下記のように乏しいです。

インテル
AMD
  • インテル第11世代(無印)
  • インテル第12世代(無印)
  • インテル第13世代(無印)
  • インテル第14世代(無印)
  • ZEN2のAPU
  • ZEN3のAPU
  • ZEN4
  • ZEN4のAPU

インテルの場合、無印モデル(末尾にFがないモデル)はすべて内蔵GPUがあります。

一方、AMDの場合、最新のZEN4はすべて内蔵GPUがあります。

AMDのAPUは内蔵GPUのグラフィック性能は凄まじいですが、L3キャッシュの量が少ないこともあって、グラボと組み合わせる場合、ゲームパフォーマンスが若干伸びにくいデメリットがあります。

電源容量が足らなくなる

電源容量に注意グラボなしBTOパソコンで後からグラボを搭載する場合、一番注意する点が電源容量です。

グラボなしBTOパソコンの中には、標準構成のままだと電源容量が少ないモデルがあるからです。

GTX 1650やRX 6400位のローエンドのグラボであれば、標準構成のままの電源容量で十分です。ただ、よりハイエンドのグラボを搭載する場合、そのままだと電源容量不足に陥る可能性があります。

推奨される電源容量はパソコンの最大消費電力の2倍というのが定石です。

例えば、パソコン全体の最大消費電力が300Wであれば、600Wの電源容量が推奨となります。そのため、あらかじめ自分の使う予定のパソコンの最大消費電力を調べる必要があります。

もしその計算が面倒というであれば、ドスパラの電源容量計算機が便利です。パーツを選択するだけで、最大消費電力の目安とおすすめの電源容量を教えてくれます。

モガ

2倍というのがあくまでも定石で、電源ユニットの容量はギリギリでなければ正直問題ないです。例えば、パソコン全体の最大消費電力が400Wでも、500Wくらいの電源を使っても問題ないです。

グラボがPCケースに収まらない

PCケースに注意

昨今のグラボはハイエンドになればなるほど、巨大化する傾向があります。

そのため、グラボなしBTOパソコンの中には、採用しているPCケースが小さいために、後からグラボを取り付けられない可能性があります。

つまり、PCケースに関しては細心の注意が必要ということです。

BTOメーカーが採用しているPCケースが市販のものであれば、そのメーカーの仕様表を見れば、何cmまでのビデオカードに対応しているか、簡単に把握できます。

ですが、BTOメーカー独自のPCケースを採用している場合、少々厄介です。何cmまでのビデオカードに対応しているかが分かりにくいからです。

スリムケースには、通常サイズのグラフィックボードが入らない特に、スリムケースみたいなPCケースを採用している小型タイプのモデルは要注意です。スリムケースの場合、PCケースの幅が狭いので、通常サイズのグラボが入りません。必然的にロープロファイルのグラボに制限されてしまいます。

グラボをあとから搭載することを考えるのであれば、小型のPCケースを採用しているモデルは避け、無難にミニタワー、ミドルタワーのPCケースを採用しているモデルを選ぶことをおすすめします。

逆に、グラボをあとで追加する予定がないのであれば、スリムケースを採用したBTOパソコンを選ぶのも一つの手です。

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グラボを後付けした場合、保証が切れる可能性がある

以下に該当する場合は、初期不良・保証対象外なります。

2. 使用上の誤り、製品動作規定・定格外での使用、改造や分解による故障及び損傷が確認された場合

7. 取り付けミスや接続ミスによる故障及び損傷、焼損など(一例:マザーボード・CPUのピン曲がり、ハードディスクのコネクタ破損)

8. 不具合が発生している製品及び付属品が原因で発生した直接損害・二次的な損害、記録データ、接続・使用機器の故障、損傷、焼損など

引用:https://support.tsukumo.co.jp/contents/support_guidance/

ツクモの保証規約を見ると、グラボを後付けした際のトラブルに関しては保証対象外として明記されています。

通常、BTOパソコンを購入した際、1年間の無償保証がありますが、グラボを後付けして故障した場合、最悪保証が切れる可能もあります。

グラボを後付けするのであれば、保証期間が切れる1年後が望ましいです。

おすすめのCPUは?

おすすめのCPUは?

できれば、1年間の無償保証がある間はグラボの後付けするのを避けたいです。となると、1年間、グラボなしで過ごすことになるので、ある程度グラフィック性能があるCPUが望ましいです。

具体的にはZEN3のRyzen 5 5600G、Ryzen 7 5700G、若しくはRyzen 5 8600G、Ryzen 7 8700Gを搭載したモデルがおすすめです。

グラフィック性能がほどほどに欲しいというのであれば、Ryzen 5 5600G、Ryzen 7 5700Gを、強力なグラフィック性能が欲しいのであれば、Ryzen 5 8600G、Ryzen 7 8700Gをおすすめします。

特にRadeon 780Mを搭載した、Ryzen 7 8700Gは外付けグラボのRX 6400やGTX 1650に匹敵するグラフィック性能を持っています。

おすすめグラボなしBTOパソコン

モガ

下記に紹介するBTOパソコンはミニタワー型のPCケースを採用しているので、ビデオカードの後付けは可能です。

Ryzen 5 5600G搭載モデル

AeroStream RM7A-E223/B

スペック
CPURyzen 5 5600G
GPURadeon Graphics
メモリ8GB (8GB x1)
ストレージ500GB M.2 NVMe SSD
電源550W 80PLUS BRONZE
価格76,800円+送料2,200円
このモデルの特徴について

TSUKUMOの「AeroStream RM5A-A222/B」はRyzen 5 5600G搭載のBTOパソコンです。

ストレージは500GB、メモリは8GBと少々不安です。余裕があれば、カスタマイズで増設することをおすすめします。

また即納モデルもあります。2,000円ほど安く、納期も短く、さらに送料は無料です。ただしカスタマイズはできないので注意です。

電源容量は550Wです。

AeroStreamはツクモが販売するBTOパソコンシリーズで、静音性と冷却性能にこだわった設計が特徴です。

ゲーミング用途というよりビジネス用途を目的としたデザインなので、仕事部屋などに置いても、違和感を感じにくいです。

内蔵GPUの3D性能に力不足を感じた場合、ビデオカードの後付けも可能なので拡張性があります。

ケースの寸法は幅(W):約190mm x 高さ(H):約435mm x 奥行(D):約475mmです。

Ryzen 7 5700G搭載モデル

AeroStream RM7A-B222/B

スペック
CPURyzen 7 5700G
GPURadeon Graphics
メモリ8GB (8GB x1)
ストレージ500GB M.2 NVMe SSD
電源550W 80PLUS BRONZE
価格84,800円+送料2,200円
このモデルの特徴について

TSUKUMOの「AeroStream RM5A-A222/B」はRyzen 7 5700G搭載のBTOパソコンです。

ストレージは500GB、メモリは8GBと少々不安です。余裕があれば、カスタマイズで増設することをおすすめします。

電源容量は550Wです。

AeroStreamはツクモが販売するBTOパソコンシリーズで、静音性と冷却性能にこだわった設計が特徴です。

ゲーミング用途というよりビジネス用途を目的としたデザインなので、仕事部屋などに置いても、違和感を感じにくいです。

内蔵GPUの3D性能に力不足を感じた場合、ビデオカードの後付けも可能なので拡張性があります。

ケースの寸法は幅(W):約190mm x 高さ(H):約435mm x 奥行(D):約475mmです。

Ryzen 5 8600G搭載モデル

AeroStream RM7A-G241/B

スペック
CPURyzen 5 8600G
GPURadeon Graphics
メモリ32GB (16GB x1)
ストレージ500GB M.2 NVMe SSD
電源550W 80PLUS BRONZE
価格135,000円+送料2,200円
このモデルの特徴について

TSUKUMOの「AeroStream RM7A-G241/B」はRyzen 5 8600G搭載のBTOパソコンです。

メモリは32Bと十分すぎるほどのメモリ容量ですが、ストレージは500GBなので、不安を感じるのであれば、ストレージの増設をおすすめします。

電源容量は550Wです。

AeroStreamはツクモが販売するBTOパソコンシリーズで、静音性と冷却性能にこだわった設計が特徴です。

ゲーミング用途というよりビジネス用途を目的としたデザインなので、仕事部屋などに置いても、違和感を感じにくいです。

内蔵GPUの3D性能に力不足を感じた場合、ビデオカードの後付けも可能なので拡張性があります。

ケースの寸法は幅(W):約190mm x 高さ(H):約435mm x 奥行(D):約475mmです。

Ryzen 7 8700Gモデル

AeroStream RM7A-G241/B

スペック
CPURyzen 7 8700G
GPURadeon Graphics
メモリ32GB (16GB x1)
ストレージ500GB M.2 NVMe SSD
電源550W 80PLUS BRONZE
価格135,000円+送料2,200円
このモデルの特徴について

TSUKUMOの「AeroStream RM7A-G241/B」はRyzen 7 8700G搭載のBTOパソコンです。

メモリは32Bと十分すぎるほどのメモリ容量ですが、ストレージは500GBなので、不安を感じるのであれば、ストレージの増設をおすすめします。

電源容量は550Wです。

AeroStreamはツクモが販売するBTOパソコンシリーズで、静音性と冷却性能にこだわった設計が特徴です。

ゲーミング用途というよりビジネス用途を目的としたデザインなので、仕事部屋などに置いても、違和感を感じにくいです。

内蔵GPUの3D性能に力不足を感じた場合、ビデオカードの後付けも可能なので拡張性があります。

ケースの寸法は幅(W):約190mm x 高さ(H):約435mm x 奥行(D):約475mmです。

まとめ

今回はグラボなしのBTOパソコンについて解説しました。グラボの価格は毎年のように高騰しつづけています。

もし予算が厳しいのであれば、中古の旧世代グラボで当面の間しのぐのも悪くない選択だと思います。

グラボなしのBTOパソコンの選択肢は非常に少ないので選ぶのが大変ですが、今回の記事を参考にして自分に合ったものを探してみてはいかがでしょうか?

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