ゲーミングPCは各パーツ、特にグラボの価格が高騰し続けることも影響して、価格は青天井に上がっています。
そのため、コスパの高いゲーミングPCも昔に比べると探しづらいのも事実です。
ただ、こんな状況でもコスパの高いゲーミングPCはとあるコツを理解したら、意外と見つかります。
ここではコスパの高いゲーミングPCの探し方と、コスパ最強のゲーミングPCを10モデル厳選して紹介します。
セール品はデスクトップ型のゲーミングPC(ビデオカード搭載モデル)に限定しています。※2024年3月31日に更新しました。
目次
コスパ最強のゲーミングPCを見つけるコツ
旧世代のCPU搭載モデルを探す
現在、旧世代のCPUを搭載したモデルが在庫処分扱いとなり、安価になっています。
例えば、旧世代のZEN3のRyzen 5000シリーズのCPUを搭載したモデルはかなり安くなっています。
旧世代といっても、性能は極端に劣っていないです。
例えば、筆者が最もおすすめする、ZEN3世代のRyzen 7 5700XのCinebench R23のスコアは下記の通りです。
Ryzen 7 5700XのCinebench R23のスコア
- マルチコア
- 15509
- シングルコア
- 1534
Cinebench R23のマルチコアのスコアは15509、シングルコアは1534とそこそこ優秀な結果を残しています。
さらにゲーミング性能も例えばインテル第12世代のCore i7-12700を上回ります。
Ryzen 7 5700Xは価格性能比の高いCPUなので、このCPUを搭載しているモデルは、コスパの高いゲーミングPCの可能性が高まります。
コスパの高いCPUの候補をまとめると以下の通りです。
コスパの高いCPU一覧
AMD:Ryzen 7 5700X、Ryzen 5 5600X、Ryzen 5 5500、Ryzen 5 4500、
インテル:Corei5-12400、Core i5-13400、Core i5-14400など
グラボはある程度妥協する
冒頭でも言及した通り、グラボは青天井に高騰し続けています。そのため、上位モデルグラボを搭載しているモデルは必然的に価格が高くなります。
そこでおすすめしたいのはグラボをある程度妥協することです。具体的にはエントリー~ミドルクラスのグラボは価格性能比が高い傾向があります。
エントリー~ミドルクラスといっても、今のグラボはフルHD解像度であれば比較的快適にプレー可能です。
コスパの高いエントリー~ミドルクラスのグラボをまとめると以下の通りです。
コスパの高いグラボ一覧
NVIDIA:RTX 4070、RTX 4070 Super、RTX 4060、RTX 4060 Ti、RTX 3060、RTX 3060 Tiなど
AMD:RX 5600XT、RX 6600、RX 6600XT
セールを利用する
BTOショップは定期的にセールを開催しています。セール時は通常価格から数万円安くなる場合があり、お得感があります。
特に決算セールや、ゴールデンウィークセール、クリスマスセールなど、季節ごとに開催される大型セールでは値引き率も高く、よりお得にゲーミングPCを購入するチャンスが広がります。
BTOショップの高コスパブランドから探す
BTOショップの中には通常ブランド以外にも高コスパブランド展開しています。代表的なのは、パソコンの工房の「LEVELθ(レベル シータ)
」やマウスコンピューターの「NEXT GEAR」などです。
LEVELθ(レベル シータ)」や「NEXT GEAR」であれば、通常ブランドの同スペックモデルが数万円安価になるのでお得感が非常に強いです。
もちろん安価だからといって、品質に問題はないので、安心して購入可能です。
特に「NEXT GEAR」はマウスコンピューターの通常ブランドと同じく「3年間センドバック修理保証・24時間×365日電話サポート」を受けることができます。
コスパ最強のおすすめゲーミングPC10選!
ここからは自分が思う、コスパ最強のゲーミングPCを順位をつけて10モデル紹介します。
1位
ROG Strix G10DK
CPU:Ryzen 7 5800X
GPU:RTX 2060 SUPER
メモリ:DDR4-3200 16GB
ストレージ:1TB M.2 NVMe SSD
電源:500W 80PLUS BRONZE
価格:124,800円
「ROG Strix G10DK」はRyzen 7 5800X×RTX 2060 SuperのエントリークラスのゲーミングPCです。RTX 2060 Superは世代が古いですが、RTX 3060並みのゲーミング性能があります。Ryzen 7 5800Xは8コア16スレッドなので、マルチスレッド能力も高いだけでなく、シングル性能も高いです。RTX 2060 Superとの相性は良いです。ストレージは1TBと必要十分です。メモリは16GBなので標準的です。ただ残念ながらカスタマイズはできないので、もし容量不足を感じるのであれば、外部ストレージを使うなど、工夫が必要です。このモデルは、ASUS独自のPCケースを採用しています。CPUやGPUを搭載した上部エリア、電源やストレージを搭載した下部エリアに分けて、冷却性を向上させたりと随所に工夫を感じます。※割引クーポン「24SP2」を購入する際に適用することでセール価格となります。ケースの寸法は幅(W):約180mm x 高さ(H):約428mm x 奥行(D):約430mmです。
2位
G-GEAR G-GEAR GA7A-D230/T
CPU:Ryzen 7 5700X
GPU:RX 6600 XT
メモリ:DDR4-3200 8GB×2
ストレージ:1TB M.2 NVMe SSD
電源:750W 80PLUS GOLD
価格:124,800円
「G-GEAR G-GEAR GA7A-D230/T」はRyzen 7 5700X×RX 6600 XTのエントリークラスのゲーミングPCです。RX 6600 XTはRADEONのエントリークラスのGPUです。RTX 3060を若干上回る性能を持っています。Ryzen 7 5700Xは6コア12スレッドのZEN3世代のCPUで、性能は十分高く、RX 6600 XTあたりのビデオカードとの組み合わせであれば、性能不足を感じることはほとんどないです。ストレージは1TBで必要最低限あります。メモリは16GBと標準的です。マザーボードはMSI B550-A PROなど、質の高いパーツを採用しているのも魅力的です。ケースの寸法は幅(W):約190mm x 高さ(H):約435mm x 奥行(D):約475mmです。
3位
arkhive Gaming Custom GC-A5R66M
CPU:Ryzen 5 5600
GPU:RX 6600
メモリ:DDR4-3200 8GB×2
ストレージ:1TB M.2 NVMe SSD
電源:650W 80PLUS BRONZE
価格:100,800円
「arkhive Gaming Custom GC-A5R66M」はRyzen 5 5600×RX 6600のミドルクラスのゲーミングPCです。RX 6600は旧世代のグラボですが、性能的にはRTX 3060の8~9割の性能が出せているので、ミドルクラス帯としては悪くない性能です。Ryzen5 5600は6コア12スレッドのZEN3世代のCPUです。マルチ性能だけでなく、シングル性能も十分高く、RX 6600あたりのビデオカードとの組み合わせであれば、性能不足を感じることはほとんどないです。ストレージは1TB、メモリは16GBと標準的な容量です。このモデルはパソコンSHOPアーク、Asrock、AMDのコラボモデルです。そのため、マザーボードは、「ASRock B550M Pro4」、ビデオカードは「ASRock Challenger AMD Radeon RX 6600」を採用しています。PCケースは「ZALMAN T3 PLUS」で、ケースの寸法は幅(W):約206mm x 高さ(H):約422mm x 奥行(D):約355mmです。
4位
FRGKB760M/WS318/NTK
CPU:Core i5-12400F
GPU:RTX 4060 Ti
メモリ:DDR4-3200 16GB×2
ストレージ:500GB M.2 NVMe SSD
電源:600W 80PLUS BRONZE
価格:149,800円
「FRGKB760M/WS318/NTK」はCore i5×RTX 4060 TiのゲーミングPCです。RTX 4060 Ti搭載モデルとしては最安クラスです。RTX 4060 TiはフルHD高画質を狙えるだけでなく、DLSS FGに対応しており、それを利用すればさらなる高フレームレートでゲームがプレーできます。Core i5-12400Fは6コア12スレッドのインテル第12世代のCPUでEコアはありません。スペックが高いCPUではないですが、RTX 4060 Tiとの組み合わせであれば、性能不足を感じることはほとんどないです。ストレージは500GBと少々不安です。余裕があれば、カスタマイズで増設することをおすすめします。メモリは32GBと大容量なので余裕があります。このモデルは、容量30Lのコンパクトサイズに高いエアフロー性能を誇るミニタワーのPCケースを採用しているGKシリーズに属しています。ケースの寸法は幅(W):約215mm x 高さ(H):約347mm x 奥行(D):約401mmです。
5位
FRGAG-B550M/WS205/NTK
CPU:Ryzen 7 5700X
GPU:RTX 4060 Ti
メモリ:DDR4-3200 16GB×2
ストレージ:1TB M.2 NVMe SSD
電源:600W 80PLUS BRONZE
価格:155,800円
「FRGAG-B550M/WS205/NTK」はRyzen 7 5700X×RTX 4060 TiのミドルクラスのゲーミングPCです。RTX 4060 TiはフルHD高画質を狙えるだけでなく、DLSS FGに対応しており、それを利用すればさらなる高フレームレートでゲームがプレーできます。Ryzen 7 5700Xは6コア12スレッドのZEN3世代のCPUで、性能は十分高く、RTX 4060 Tiあたりのビデオカードとの組み合わせであれば、性能不足を感じることはほとんどないです。ストレージは1TBと標準的です。メモリは32GBと大容量なので余裕があります。このモデルは、冷却性と拡張性を両立させた新設定のPCケースを採用しているGAシリーズに属しています。マザーボードを上下逆にし、ビデオカードの冷却性を向上させたりと随所に工夫を感じます。ケースの寸法は幅(W):約210mm x 高さ(H):約457mm x 奥行(D):約465mmです。
6位
FRGAG-B550M/WS131/NTK
CPU:Ryzen 7 5700X
GPU:RTX 4070 Super
メモリ:DDR4-3200 16GB×2
ストレージ:1TB M.2 NVMe SSD
電源:850W 80PLUS GOLD
価格:195,800円
「FRGAG-B550M/WS131/NTK」はRyzen 7 5700X×RTX 4070 SUPERのミドルアッパークラスのゲーミングPCです。RTX 4070 SUPERは最新のRTX40シリーズのミドルアッパークラスのGPUです。WQHD高画質を狙えるだけでなく、DLSS FGに対応しており、それを利用すればさらなる高フレームレートでゲームがプレーできます。Ryzen 7 5700Xは8コア16スレッドのZEN3世代のCPUで、性能は十分高く、RTX 4070 SUPERあたりのビデオカードとの組み合わせであれば、性能不足を感じることはほとんどないです。ストレージは1TBで必要最低限あります。メモリは32GBと大容量なので余裕があります。このモデルは、冷却性と拡張性を両立させた新設定のPCケースを採用しているGAシリーズに属しています。マザーボードを上下逆にし、ビデオカードの冷却性を向上させたりと随所に工夫を感じます。ケースの寸法は幅(W):約210mm x 高さ(H):約457mm x 奥行(D):約465mmです。
7位
G-GEAR Aim GB5J-D231BN/CP2 RTX4070
CPU:Core i5-13500
GPU:RTX 4070
メモリ:DDR4-3200 8GB×2
ストレージ:1TB M.2 NVMe SSD
電源:750W 80PLUS GOLD
価格:194,980円
「G-GEAR Aim GB5J-D231BN/CP2」はCorei5-13500×RTX 4070のハイエンドクラスのゲーミングPCです。RTX 4070は最新のRTX40シリーズのハイエンドクラスのGPUです。WQHD高画質を狙えるだけでなく、DLSS FGに対応しており、それを利用すればさらなる高フレームレートでゲームがプレーできます。Core i5-13500はインテル第13世代のCore-5で、Pコアが6つ、Eコアが8つの合計14コア20スレッドという強力なマルチスレッド性能を有します。RTX 4070との相性も良好です。ストレージは1TBで必要最低限あります。メモリは16GBと標準的です。マザーボードはASUS TUF GAMING B660M-E D4など、各パーツ信頼性の高いものを採用しています。このモデルはG-GEAR Aimシリーズに属します。PCケースはヘアラインフロントパネルで構成されたスクエアデザインを採用し、質感が高いです。ケースの寸法は幅(W):約190mm x 高さ(H):約435mm x 奥行(D):約475mmです。
8位
Lenovo Legion Tower 5 Gen 8
CPU:Ryzen 7 7700X
GPU:RTX 4070
メモリ:DDR5-5600 16GB
ストレージ:1TB M.2 NVMe SSD
電源:-
価格:199,870円
「Lenovo Legion Tower 5 Gen 8」はRyzen 7 7700X×RTX 4070のミドルクラスのゲーミングPCです。RTX 4070は最新のRTX40シリーズのアッパーミドルクラスのGPUです。WQHD高画質を狙えるだけでなく、DLSS FGに対応しており、それを利用すればさらなる高フレームレートでゲームがプレーできます。Ryzen 7 7700Xは8コア16スレッドのZEN4世代のCPUで、先代のRyzen 7 5700Xと比較するとコア数スレッド数は同じですが性能は段違いに高くなっています。RTX 4070との組み合わせても安心感があります。ストレージは1TB、メモリは16GBと容量は標準的です。以前実機をレビューしましたが、PCケースの質感は高く、エアフローも優秀だと感じました。ケースの寸法は幅(W):約205mm x 高さ(H):約397mm x 奥行(D):約426mmです。
9位
G-GEAR Powered by MSI GM5A-D233BN/A/CP1
CPU:Ryzen 5 7500F
GPU:RTX 4060 Ti
メモリ:DDR5-4800 8GB×2
ストレージ:1TB M.2 NVMe SSD
電源:850W 80PLUS GOLD
価格:169,800円
「G-GEAR Powered by MSI GM5A-D233BN/A/CP1」はRyzen 5 7500F×RTX 4060 TiのミドルクラスのゲーミングPCです。RTX 4060 Tiは最新のRTX40シリーズのミドルクラスのGPUです。フルHD高画質を狙えるだけでなく、DLSS FGに対応しており、それを利用すればさらなる高フレームレートでゲームがプレーできます。Ryzen 5 7500Fは6コア12スレッドのZEN4世代のCPUです。実質、Ryzen 5 7600の内蔵GPUがないバージョンと言える存在で、特にシングル性能は高く、ゲーム性能も高いです。RTX 4060 Tiの性能をフルに活かしてくれます。このモデルはMSIとのコラボモデルです。各パーツがMSIで統一されています。特にPCケースのMSI MPG SEKIRA 100Rは現時点では日本国内では単品で購入不可能なPCケースです。ケースの寸法は幅(W):約215mm x 高さ(H):約475mm x 奥行(D):約420mmです。
10位
G-GEAR GA5A-D230/B
CPU:Ryzen 7 5700X
GPU:RTX 4060
メモリ:DDR4-3200 8GB×2
ストレージ:1TB M.2 NVMe SSD
電源:750W 80PLUS GOLD
価格:149,800円
「G-GEAR GA5A-D230/B」はRyzen 7 5700X×RTX 4060のエントリークラスのゲーミングPCです。RTX 4060は最新のRTX40シリーズのエントリークラスのGPUです。フルHD高画質を狙えるだけでなく、DLSS FGに対応しており、それを利用すればさらなる高フレームレートでゲームがプレーできます。Ryzen 7 5700Xは6コア12スレッドのZEN3世代のCPUで、性能は十分高く、RTX 4060あたりのビデオカードとの組み合わせであれば、性能不足を感じることはほとんどないです。ストレージは1TBで必要最低限あります。メモリは32GBと大容量です。ケースの寸法は幅(W):約190mm x 高さ(H):約435mm x 奥行(D):約475mmです。
モガラボ
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まとめ
こうしてまとめると、高コスパのゲーミングPCのモデルは意外と多い印象です。
今回紹介した高コスパのゲーミングPCを見つけるコツを実践すれば、きっと魅力的なモデルに出会う確率は高くなると思います。