【2024年5月更新】ゲーミングPC最新セール情報

おすすめのRTX 4070 SUPER搭載のゲーミングPCを紹介! 4月のセールで安いモデルを選別

RTX 4070 SUPERゲーミングPC

2024年1月、NVIDIAのGPUのRTX 4070 SUPERを搭載したビデオカードの販売が開始されました。

RTX 4070 SUPERの立ち位置は、RTX 4070とRTX 4070 Tiの丁度中間に位置します。性能はRTX 4070 Tiに匹敵し、その割にRTX 4070との価格差はあまりなく、コスパの高いGPUとして現在人気が高いです。

もちろん、最新のDLSS3にも対応しているので、対応ゲームではさらにゲームのフレームレートを押し上げることが可能です。

今回の記事ではRTX 4070 SUPERの特徴、ゲーム性能を解説し、最後におすすめのゲーミングPCを紹介します。

目次

RTX 4070 SUPERとは

RTX 4070 TiRTX 4070 SUPERRTX 4070
CUDAコア数7,6807,1685,888
ベース/ブーストクロック2310MHz / 2610MHz1980MHz / 2475MHz1920MHz / 2475MHz
標準メモリ構成GDDR6X 12GBGDDR6X 12GB(192bit)GDDR6X 12GB(192bit)
レイトレーシングコア(RTコア)60(第3世代)56(第3世代)46(第3世代)
Tensorコア240(第4世代)224(第4世代)184(第4世代)
NVIDIAアーキテクチャーAda LovelaceAda LovelaceAda Lovelace
NVIDIA DLSS333
NVIDIA Encoder(NVENC)第8世代×2第8世代×1第8世代×1
AV1エンコード/デコード〇/〇〇/〇〇/〇
グラフィックスカード電力(W)285220200
システム電力要件(W)700650650
必須の電源8ピン×2または300W以上の12VHPWR×18ピン×2(×1の場合も)または300W以上の12VHPWR×18ピン×2または300W以上の12VHPWR×1
参考価格
※2024年4月現在
約113,000円約98,000円約83,000円

CUDAコア数を見てわかる通り、RTX 4070 SUPERのスペックは上位モデルのRTX 4070 Tiに限りなく近いです。

性能はRTX 4070 Tiに近いのに、グラフィックスカード電力(W)は220Wと、RTX 4070と比べてわずか20Wほどしかアップしていません。

RTX 4070 SUPERは極めてワットパフォーマンスが高いGPUといえます。

モガ

そのほか、AV1エンコードに対応しています。画質を維持したまま容量を大幅に減らせるので、ゲーム配信や動画編集用のプレー動画を録画する際に役立ちます。

RTX 4070 SUPERのゲーム性能について

RTX 4070 Super
PNY「GeForce RTX 4070 Super 12GB VERTO OC」

RTX 4070 SUPERのゲーム性能を他のGPUと比較します。なお、ゲームのグラフィック設定は最高設定に統一しています。

検証環境を見るにはここをクリック

検証環境

検証環境
検証環境
CPUインテル 「Core i5-14600KF
CPUグリスARCTIC 「MX-4
ビデオカードPNY「GeForce RTX 4070 Super 12GB VERTO OC
マザーボードGIGABYTE「B760 AORUS ELITE
メモリKingston 「FURY Renegade DDR5 RGB メモリ(型番:KF580C38RSAK2-32)」(16GB×2)
(DDR5-4800に設定)
SSDKingston「NV2 SSD 2TB
Western Digital「WD_BLACK SN770 NVMe 1TB
Western Digital「WD Blue SN580 NVMe SSD 1TB
電源ユニットCorsair「RM750e
PCケースXPG「VALOR AIR JP2
OSWindows 11 Home 64bit版

軽量級ゲーム

軽量級ゲームの平均fps

軽量級のゲームの平均fpsは、フルHD解像度では平均291fps、WQHD解像度では208fps、4K解像度では105fpsでした。

下位モデルのRTX 4070と比較すると、フルHD解像度では約11%、WQHD解像では約17%、4K解像度では約18%上回っています。

検証に使用した軽量級ゲームタイトルと各ゲームタイトルのRTX 4070 Superの平均fps
ゲームタイトルフルHD解像度WQHD解像度4K解像度
レインボーシックスシージ443fps308fps148fps
オーバーウォッチ2280fps202fps108fps
ファイナルファンタジーXIV: 黄金のレガシー198fps148fps73fps
BLUE PROTOCOL242fps174fps90fps

中量級ゲーム

中量級ゲームの平均fps

中量級のゲームの平均fpsは、フルHD解像度では平均174fps、WQHD解像度では139fps、4K解像度では90fpsでした。

下位モデルのRTX 4070と比較すると、フルHD解像度では約11%、WQHD解像では約13%、4K解像度では約14%上回っています。

検証に使用した中量級ゲームタイトルと各ゲームタイトルのRTX 4070 Superの平均fps
ゲームタイトルフルHD解像度WQHD解像度4K解像度
Forza Horizon 5167fps146fps105fps
アサシンクリードミラージュ162fps126fps75fps
Call of Duty: Modern Warfare III193fps145fps90fps

重量級ゲーム

重量級ゲームの平均fps

重量級のゲームの平均fpsは、フルHD解像度では平均135fps、WQHD解像度では107fps、4K解像度では58fpsでした。

下位モデルのRTX 4070と比較すると、フルHD解像度では約11%、WQHD解像では約17%、4K解像度では約19%上回っています。

検証に使用した重量級ゲームタイトルと各ゲームタイトルのRTX 4070 Superの平均fps
ゲームタイトルフルHD解像度WQHD解像度4K解像度
Watch Dogs: Legion141fps113fps63fps
アーマードコア6118fps117fps71fps
サイバーパンク2077145fps90fps39fps

DLSS

DLSS適用時の平均fps

RTX 4070 SUPERはDLSS 3.0(FG)に対応しています。対応ゲームであれば、DLSSを設定していない状態に比べると、2倍以上平均フレームレートが上昇します。

RTX 4070 SUPERの強みと弱みについて

強み弱い
フルHD、WQHD解像であれば、ハイフレームレートでゲームがプレーできる
DLSS 3.0(FG)対応
VRAM容量は12GBと余裕がある
ワットパフォーマンスは優秀
AV1エンコードに対応
重量級ゲームの4K解像度のプレーは厳しい

RTX 4070 SUPERのゲーム性能は十分高く、WQHD解像度までであれば、144fpsでゲームプレーすることも十分可能です。

一方、4K解像度では例えば、超重量級ゲームのサイバーパンク2077のプレーは正直厳しいです。

とはいえ、Watch Dogs: Legionやアーマードコア6では平均60fpsでゲームプレーも可能なので、一概には4K解像度のゲームプレーは不可能というわけではないです。

また、どうしてもフレームレートが足らない場合、DLSSなどのアップスケーリングを組み合わせることで、フレームレートを押し上げることが可能です。

さらに、DLSS 3.0(FG)対応ゲームであれば、さらにフレームレートを伸ばすことも可能です。

VRAM容量は12GBですが、正直ほとんどのゲームでは十分事足ります。VRAM容量8GBでは厳しいゲームも出てきているので、その点12GBもあるとVRAM容量不足に悩むことなく、余裕をもってゲームをプレーできます。

競合となるのはRTX 4070ですが、ゲームによっては、平均フレームレートは10~20fps位差が開きます。ゲーム性能は明確に差はあるので、より快適にゲームをプレーしたいのなら、RTX 4070 SUPERのほうをおすすめします。

RTX 4070 SUPER搭載おすすめゲーミングPC

FRGKB550/WS501/NTK

スペック
CPURyzen 7 5700X
GPURTX 4070 Super
メモリ32GB (16GB x2)
ストレージ1TB M.2 NVMe SSD
M.2スロット1個(空きスロット0)
マザーボードASRock B550M-HDV (Micro ATX)
電源850W 80PLUS GOLD
価格199,980円+送料2,200円

FRONTIERの「FRGKB550/WS501/NTK」はRyzen 7 5700X×RTX 4060 TiのゲーミングPCです。

Ryzen 5 5700X」は8コア16スレッドのZEN3世代のCPUで、性能は十分高く、RTX 4070あたりのビデオカードとの組み合わせであれば、極端な性能不足を感じることはほとんどないです。

ただ、CPU性能はそこまで高くないので、動画編集のソフトウェアエンコードなど、クリエイティブ性能は少し弱いです。

ストレージは1TBモデルを搭載。複数のゲームをインストールできる余裕があります。

マザーボードはMicro ATXサイズの「ASRock B550M-HDV」を採用。

M.2スロットは1基しかないので、M.2 NVMe SSDを増設することはできません。ただし、SATAポートは4基あるので、ストレージ自体の増設は可能です。

メモリは大容量ののDDR4-3200の32GB(16GB×2)を搭載しています。

PCケースは、容量30Lのコンパクトサイズに高いエアフロー性能を誇るミニタワー型です。

小型ですが、垂直エアフロー構造で効率的なエアフローを実現しています。さらにツールレスでサイドパネルを取り外せるので、メンテナンスも楽です。

ケースの寸法は幅(W):約210mm x 高さ(H):約457mm x 奥行(D):約465mmです。

欠点もありますが、RTX 4070 SUPER搭載モデルとしては破格の20万円以下という価格は魅力的です。

FRGKB550/WS501/NTKのポイント
メリットデメリット
コスパは優秀
小型
大容量メモリ(32GB)
PCケースの色(黒色or白色)を選べる
M.2 NVMe SSDの増設はできない
クリエイティブ性能は少し弱い

MDL_LI74070S

スペック
CPUCore i7-13700KF
GPURTX 4070 SUPER
メモリ16GB
ストレージ500GB M.2 NVMe SSD
M.2スロット不明
マザーボードB760 (Micro ATX)
電源750W 80PLUS BRONZE
価格229,800円+送料0円

MDL.makeの「MDL_LI74070S」はCore i7-13700KF×RTX 4070 SUPERのゲーミングPCです。

「Core i7-13700KF」はインテル第13世代のCore i7です。Pコア8、Eコア8の16コア24スレッドという強力なマルチスレッド性能があり、さらにシングル性能も高いです。

RTX 4070 SUPERあたりのビデオカードとの組み合わせであれば、極端な性能不足を感じることはほとんどないです。

CPU性能も十分高く、動画編集のソフトウェアエンコードなど、クリエイティブ性能は優秀です。

ストレージは500Bモデルを搭載。ゲームを複数インストールする予定であれば、不安のあるストレージ容量です。できれば、最低でも1TBへの増設をおすすめします。

マザーボードは特に記載されていませんが、B760チップセット搭載のMicro ATXサイズのマザーボードを採用。M.2スロットの空きスロットは不明です。

メモリはDDR4-3200の16GBを搭載しています。デュアルチャネル(8GB×2)なのかそれともシングルチャネル(16GB×1)なのか、特に記載されていません。

PCケースは、特に記載されていませんが、製品写真を見る限り、「Versa H17」、ガラスケースは「S100 TG」を採用していると思われます。ガラスケースは+3,000円で変更可能です。

標準ケースの寸法は幅(W):約205mm x 高さ(H):約400mm x 奥行(D):約423mmです。

ガラスケースの寸法は幅(W):約220mm x 高さ(H):約411mm x 奥行(D):約441mmです。

MDL_57KPのポイント
メリットデメリット
コスパは優秀
クリエイティブ性能が強い
PCケースを選べる
マザーボードやメモリなど仕様が不明な点が多い
標準のストレージ容量が500GB

NEXTGEAR JG-A7G7S

CPU:Ryzen 7 5700X
GPU:RTX 4070 SUPER
メモリ:8GB×2
ストレージ:1TB M.2 NVMe SSD
電源:750W 80PLUS BRONZE
価格:229,900円

Ryzen 7 5700X×RTX 4070 SUPERのゲーミングPCです。Ryzen 7 5700Xは6コア12スレッドのZEN3世代のCPUで、性能は十分高く、RTX 4070 SUPERあたりのビデオカードとの組み合わせであれば、極端な性能不足を感じることはほとんどないです。ストレージは1TBで必要最低限あります。メモリは16GBと標準的です。このモデルが属しているNEXTGEARはマウスコンピューターの中でコスパに優れたブランドという位置づけですが、通常モデルと同じく3年間という手厚い標準保証が受けられます。フロントに大きなクロスを形どった、個性的なデザインが特徴的なPCケースを採用しています。ケースの寸法は幅(W):約220mm x 高さ(H):約390mm x 奥行(D):約411mmです。

G-GEAR GE5J-C242/B

G-GEAR GE9J-M242/ZBH

CPU:Core i5-14400F
GPU:RTX 4070 Super
メモリ:DDR4-3200 16GB×2
ストレージ:1TB M.2 NVMe SSD
電源:850W 80PLUS GOLD
価格:239,800円


Core i5-14400Fは10コア16スレッドのインテル第14世代のCPUです。実質、インテル第12世代のCore i5-12400にEコアが4つついたCPUと言えます。Core i5-12400と同じくシングル性能が優秀なのはそのままで、Eコアがついた分、マルチスレッド性能も向上しました。RTX4070 Superとの相性は良好です。ストレージは1TBと標準的な容量です。メモリは32GBと大容量で余裕があります。パーツ構成はASRock B660 Pro RSなど信頼性の高いパーツ構成です。PCケースはG-GEAR新専用設計のオリジナルケースを採用しています。前面をオールメッシュにし、約155x395mmの大開口を誇る大型エアインテークを実現し、エアフローを強く意識しています。ケースの寸法は幅(W):約230mm x 高さ(H):約460mm x 奥行(D):約445mmです。

GALLERIA RM5C-R47S 『Minecraft: Java & Bedrock Edition for PC、Xbox Game Pass同梱版』

CPU:Core i5-14400F
GPU:RTX 4070 SUPER
メモリ:DDR4-3200 8GB×2
ストレージ:500GB M.2 NVMe SSD
電源:650W 80PLUS BRONZE
価格:241,980円

「Lightning AH5 Minecraft: Java&Bedrock Edition for PC同梱版」はCore i5-14400F×RTX 4070のゲーミングPCです。RTX 4070 SUPERはWQHD解像度向けのGPUです。DLSS FGにも対応しており、対応ゲームであれば、エントリー向けGPUと思えないほどのフレームレートを出すことができます。Core i5-14400Fは10コア16スレッドのインテル第14世代のCPUです。RTX 4060 Tiあたりのビデオカードと組み合わせであれば、性能不足を感じることはほとんどないです。メモリは16GBと標準的です。ストレージは500GBと少々不安なので、カスタマイズで最低でも1TBへの増設をおすすめします。なお、「マインクラフト」Java版とBedrock版の両エディションが付属します。

FRGKB760/WSA/NTK

CPU:Core i7-14700F
GPU:RTX 4070 SUPER
メモリ:16GB×2
ストレージ:1TB M.2 NVMe SSD
電源:850W 80PLUS GOLD
価格:244,800円

Core i7-14700F×RTX 4070 SUPERのゲーミングPCです。Core i7-14700FはPコアが8、Eコアが12、合計20コア28スレッドという強烈なマルチスレッド性能が売りのCPUです。RTX 4070 SUPERあたりのビデオカードとの組み合わせであっても、性能不足を感じることはまずないと思われます。メモリは32GB、ストレージは1TBと基本スペックは充実しています。このモデルは、容量30Lのコンパクトサイズに高いエアフロー性能を誇るミニタワーのPCケースを採用しているGKシリーズに属しています。小型ですが、垂直エアフロー構造で効率的なエアフローを実現しています。さらにツールレスでサイドパネルを取り外せるので、メンテナンスも楽です。

モガ

以上が筆者がおすすめするRTX 4070 SUPER搭載モデルです。価格の違いはほぼCPUのグレードです。ただ、正直最安モデルがよく採用しているRyzen 7 5700XなどでもRTX 4070 SUPERの性能は十分引き出せます。コスパ重視であれば、あまりCPUのグレードは気にする必要はないと思います。

まとめ

RTX 4070 SUPER搭載モデルはBTO各社のモデルをまとめてみると、極端に安いものから高いものまで幅が広い印象です。

ただ、よく探していて見ると、FRONTIERやMDL.makeなどのように20万円前後で売り出しているモデルも見つかります。

コスパの良いRTX 4070 SUPER搭載モデルを探しているのなら、予算は20万円~25万円ほど用意しておけば問題ないと思います。

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