RTX3070は、RTX30シリーズの中で、上位とミドルクラスの間に位置するミドルハイクラスのGPUです。
本記事ではRTX3070についての簡単な解説をし、RTX3070搭載のおすすめゲーミングPCを厳選して紹介したいと思います。
目次
RTX3070の簡単な解説
RTX3070の基本スペック | |
アーキテクチャー | Ampere |
製造プロセス | 8nm |
CUDAコア数 | 5888 |
RTコア数 | 46 |
Tensorコア数 | 184 |
ベースクロック / ブーストクロック | 1500MHz / 1725MHz |
VRAM | 8GB(GDDR6) |
メモリバス幅 | 256bit |
PCI-Express | Gen4.0×16 |
TDP | 220W |
発売日 | 2020年10月 |
RTX3070は2020年10月に販売開始されたGPUです。
RTX3070はRTX30シリーズのミドルハイクラスモデルに位置付けられ、前世代のRTX2070に置き換わるものといえます。
RTX2070と比べると、RTX3070のCUDAコア数は2,304→5,888と大幅増と、基本スペックは大幅に拡張されています。
さらに、「第2世代RTコア」、「第3世代Tensorコア」を内蔵し、DLSSやリアルレイトレーシングの性能も向上しています。
RTX3070のゲーム性能
3D MARK
定番ベンチマークの3D MARKでは、下位のGPUと比較すると、RTX3070のスコアはかなり高いです。
ただ、上位のRTX3080と比べると、かなりの差があります。
フルHDゲーミング
フルHD解像度でのゲームは余裕の一言です。設定を落とせば、Apex LegendやFortniteであれば、240fpsを維持してのゲームプレーも十分可能です。
WQHDゲーミング
WQHD解像度でのゲームは比較的余裕をもってプレーができます。ただ、超重量級ゲームのCyper Punk 2077ではわずかに平均fps60には達しませんでした。
超重量級ゲームでも設定を落とせば十分プレー可能です。
4Kゲーミング
4K解像度でのゲームタイトルによっては厳しい印象です。Cyber Punk 2077などの超重量ゲームでは平均fps60にまず達しないと思っていいです。一方、中量級のゲームであれば4K解像度でのゲームも十分可能です。
ただ、4K解像度でゲームをプレーするのなら、素直にRTX3080以上をおすすめします。
RTX3070搭載ゲーミングPCはこんな方におすすめ
- ApexやFortniteで、フルHD解像度中~高設定で240fpsを維持してプレーしたい方
- ForzaHorizon 5などの超重量級ゲームを、WQHD解像度最高設定で60fpsを維持してプレーしたい方
- ForzaHorizon 5などの中量級のゲームを、4K解像度中~高設定で60fpsを維持してプレーしたい方
【検証環境】CPU:Core i7-12700、マザーボード:MSI PRO B660M-A、メモリ:Crucial CT2K16G4DFRA32A(16GB×2/3200MHz動作)、システムSSD:Crucial P2 1TB、データSSD:Kingston NV2 2TB
※GPUのドライバやゲームのアップデートにより、ゲームパフォーマンスは絶えず変動します。またゲームによっては手動でフレームレートを計測しているのでブレが生じます。今回の検証結果はあくまでも参考程度にとどめておいてください。
【2023年6月3日更新】RTX3070搭載おすすめゲーミングパソコン

パソコンSHOPアーク arkhive Gaming Limited GL-I5G37M
![]() |
OS:Windows 11 Home |
CPU:Core i5 13400F | |
GPU:RTX 3070 | |
メモリ:16GB (8GB x2) DDR4-3200 | |
ストレージ:512GB(M.2) | |
マザーボード:B660 | |
電源:650W(BRONZE) | |
価格:159,800 円 | |
CPUにCore i5-13400F(10コア16スレッド)、容量16GBのDDR4-3200メモリ、ある程度の拡張性を備えるB550マザーボード搭載で、約17万円です。
ストレージは512GBのNVMe SSDを搭載と、複数のゲームをインストールすると少し余裕はないです。電源ユニットは容量650 W(80 PLUS Bronze)で、必要十分です。
コスパに優れたCore i5-13400Fを採用したこともあって、全体的に価格が抑えられている点が魅力的です。おそらくRTX3070搭載モデルとしては最安に近いです。
TSUKUMO GA5A-D221/B
![]() |
OS:Windows 11 Home |
CPU:Ryzen 7 5700X | |
GPU:RTX 3070 | |
メモリ:16GB (8GB x2) DDR4-3200 | |
ストレージ:1TB(M.2) | |
マザーボード:B550 | |
電源:750W(BRONZE) | |
価格:169,800 円 | |
CPUにRyzen 7 5700X(8コア16スレッド)、容量16GBのDDR4-3200メモリ、ある程度の拡張性を備えるB550マザーボード搭載で、約18万円です。
ストレージは1TBのNVMe SSDを搭載と、複数のゲームをインストールしても余裕があります。電源ユニットは容量750 W(80 PLUS Gold)で、Ryzen 7 5700XとRTX 3070をフルに稼働させても余裕があります。
Ryzen 7 5700XはZEN3の8コア16スレッドのCPUで、RTX3070の性能をフルに活かしてくれます。この構成で約17万円はお得です。ただしリファビッシュ品なのでその点はご注意ください。
まとめ
正直、RTX3070とRTX3060Tiとの間に劇的な性能差はないです。そのため、コスパを考えると、RTX3060Tiのほうがおすすめです。
ただ、RTX3060Tiよりもほんの少しでもいいので、ゲームパフォーマンスをよくしたいというのであれば、RTX3070も悪い選択肢ではないです。
ただ、現在、RTX3070搭載ゲーミングパソコンと、RTX4070搭載ゲーミングパソコンを比較すると価格差がほとんどないので、こだわりがなければ、無難にRTX4070搭載ゲーミングパソコンをおすすめします。
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