ごろ寝用PCとして、中古のパナソニックのレッツノート、CF-MX5を購入しました。使ってみて2週間ほど、経過したので、今更ながらレビューしたいと思います。
目次
レッツノート CF-MX5とは
レッツノート CF-MX5は、2015年10月から2017年6月ごろまでに販売されたモデルで、ノートパソコンとしてもタブレットパソコンとしても利用できる、いわゆる2in1ノートパソコンです。
OSに「Windows 10 Pro 64ビット」、CPUに「Core i5-6300U」(2コア、4スレッド、2.4~3.0GHz)を採用しています。
メモリは8GB(LPDDR3)、ストレージは128GB(SATA SSD)が搭載されています。光学ドライブが搭載されているモデルもありますが、自分が購入したモデルには搭載されていません。
ディスプレイは12.5型のTFTカラーIPS液晶(1920×1200ドット、16:9、静電タッチパネル)を採用。パームレスト右側には指紋認証センサーが用意されています。
インターフェースはUSB3.0ポート×2(うち1つはUSB充電ポートも兼ねる)、HDMI出力端子、外部ディスプレイコネクター(アナログRGB ミニD-sub 15ピン)、マイク入力端子(ステレオミニジャックM3(プラグインパワー対応))、オーディオ出力端子(ステレオミニジャックM3)、LANコネクター(RJ-45)、SDメモリーカードスロットです。
ワイヤレス通信はWi-Fi 5(11a(W52/W53/W56)/b/g/n/ac)とBluetooth 4.1をサポートします。
中古CF-MX5の状態について
CF-MX5の中古価格は、だいたい20,000円~30,000円という相場で取引されています。

レッツノートは企業で4年くらい使われた、いわゆるリースアップ品が大量に中古市場に流れるので、比較的安く購入できます。
そのため、酷使されたものも多く、状態が酷いものも多いです。ただ、中には動作確認、クリーニングしたリフレッシュ品もあり、そういう個体は意外と状態が良いです。
自分が購入したものもIBMでリフレッシュされたものです。そのため、状態はかなり良いです。
ところどころ擦り傷はありますが、そこまで目立つ傷ではないです。
買ってから大分経って気づいたのですが、モニターの右上付近に傷、若しくはドット抜けらしきものがありました。ただ、場所はモニターの端っこなのであまり気になりません。
CF-MX5のバッテリーは2つあり、そのうち、バッテリー1の方は劣化していましたが、バッテリー2の劣化はほとんどありませんでした。だいたい体感的にバッテリーは4時間ほど持つ印象です。
レッツノート CF-MX5の仕様
製品名 | レッツノート CF-MX5 |
CPU | Core i5-6300U |
GPU | Intel HD Graphics 520 |
液晶 | 12.5型 |
解像度 | フルHD(1920 x 1080) |
メモリ | 8GB |
ストレージ | 128GB |
生体認証 | 指紋認証 |
端子 | USB3.0ポート×2、HDMI出力端子、外部ディスプレイコネクター (アナログRGB ミニD-sub 15ピン)、 マイク入力端子、オーディオ出力端、LANコネクター、SDメモリーカードスロット |
バッテリー | 約12時間 |
重さ | 約1.198kg |
外形寸法 | 幅301.4mm×奥行210mm×高さ21mm (タブレット状態の高さは21.5mm) 突起部除く |
レッツノート CF-MX5の外観チェック
15.6型のノートパソコンとサイズを比較しました。15.6型のノートパソコンと比較すると、CF-MX5のサイズはかなり小さいと言えます。
天板です。Panasonicというロゴ以外何もなく、シンプルそのものです。
本体前面はバッテリパック1,2、ハードディスク、SDカードの状態を表すインジケーターと、音量アップ、ダウン、自動回転オン・オフ、SDカードスロット、電源スイッチが配置されています。
本体背面には通風孔があります。
右側面には無線LANのオン・オフ、オーディオ出力端、マイク入力端子、USB3.0ポート×2、LANコネクター、ミニD-sub、DCジャックです。
12.5型のIPS液晶です。解像度は1920 x 1080、いわゆるフルHDです。静電式のタッチパネルなので、タッチでの操作も可能です。
液晶上部中央にはwebカメラとwindowsボタンがあります。
キーボードは日本語配列です。エンターキーも一際大きく、ごくごく一般的な日本語配列です。
ただし、半角/全角キーの位置がESCキーの右横にあるので、少し違和感があります。
キーピッチは横:19mm、縦:15.2mmでキーストロークは約2.0mmです。縦のピッチがかなり狭く、キーの形状が左右非対称のリーフ形状ということもあり、初めのうちは押し間違いが多かったです。
ただ操作に慣れると、普通にキーは打てます。フルサイズのキーボードに比べると、打ちにくいのは間違いないですが、モバイルノートということを考えると、普通に及第点です。
トラックパッドです。レッツノートのトラックパッドは丸い形状になっているのが定番ですが、このモデルの場合は他のノートパソコンにあるようなごくごく普通の形状をしていました。スペースが広いので、操作しやすいです。反応も悪くありません。
また、HOLDをオンにすれば、一時的にトラックパッドの操作をオフにでき、誤動作を防ぐことができます。
キーボードの左横にはスピーカーが配置されています。残念ながらモノラルスピーカーで、音量が低く、音質も悪いです。
それによって、ノートPCとしての利用だけでなく、、テント、ビューワー、タブレットと多彩なスタイルで利用できます。
重量は1128gでした。1kgを超えているので、少し重さを感じます。ただ、モバイルノートとしては十分許容範囲の重さです。
レッツノート CF-MX5の性能をチェック
CF-MX5のCPUは2コア4スレッドの「Core i5-6300U」です。
CPUベンチマークの「CINEBENCH R23」を実行したところ、CPU(Multi Core)は1,579pts、CPU(Single Core)は666ptsとなりました。
やはり、Core i5とはいえ、インテル第6世代と古く、さらにモバイル向けかつ末尾にUがついているという、超低消費電力CPUなのでCPU性能は正直イマイチです。
総合ベンチマーク「PCMark 10」の総合スコアは2,823、Essentialsは6,215、Productivityは4,598、Digital Content Creationは2,138となりました。
PCMark 10の指標のひとつ「Office laptop(2020)」では総合スコアが4,611となっているので、CF-MX5はその指標に到達していません。
一方3Dグラフィックス性能については、「3DMark」のTime Spyで383、Fire Strikeで904、Wild Lifeで4,336となりました。3Dグラフィックス性能もイマイチでした。
ただ、「ドラゴンクエストⅩベンチマーク」(1,920×1,080ドット、低品質)のスコアは5,506で快適判定でした。負荷が軽いという条件つきですが、CF-MX5でも遊べるゲームはまだまだありそうです。
ストレージ速度は「CrystalDiskMark」で計測したところ、シーケンシャルリード(SEQ1M Q8T1)は554.23MB/s、シーケンシャルライト(SEQ1M Q8T1)は486.60MB/sでした。
一般的なSATA SSDの速度が出ており、実用上問題はありませんでした。

レッツノート CF-MX5(中古)の良かったところ、悪かったところ
ココがおすすめ
・中古の相場が20,000円~30,000円と安い
・youtube再生やブラウジングは快適
・液晶がタッチ対応なので操作しやすい
・タブレットモードなど複数の形態で使用できる
・SDカードスロットなど豊富なインタフェース
・バッテリーの交換が可能
・そこそこ軽い
・指紋認証は便利
ココがダメ
・CPU性能、3Dグラフィックス性能は低いので、重い作業には向いていない
・中古なので当たりはずれがある
・大抵の場合、バッテリーは劣化しているので持ち運びたいのなら交換は必須
・スピーカーの音量は低く、音質も悪い
中古CF-MX5はどこで購入すべきか?
中古CF-MX5の購入先で最もおすすめなのが、
PC WRAPです。理由は保証期間です。なんと3年間の保証がつきます。この3年保証は業界最長クラスです。長く安心して中古レッツノートを使うことができます。
もう一つおすすめなのが、Amazonの整備済み品です。Amazon整備済み品は、Amazon認定出品者により整備された再生品です。そのため状態は比較的良いです。最低180日の返品保証もあるので安心できます。
まとめ
2コア4スレッドのCore i5-6300Uは、今となってはかなり見劣りする性能です。ただ、フルHDのyoutube再生やブラウジングといった軽い作業ではストレスなく動作します。
CeleronやAtomなどを搭載している、3~4万円の新品の格安ノートPCよりよっぽど快適に動作します。
自分のようなごろ寝用PCとして使う予定であれば、CF-MX5はかなり魅力的な選択肢と言えます。