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Hyper X Cloud Flightをレビュー!無線・有線両対応、軽量で安価なワイヤレスゲーミングヘッドセット

ワイヤレスゲーミングヘッドセットのHyperX Cloud Flightを購入してから3年ほど経過したので、改めてレビューしたいと思います。

良いところ、悪いところを正直に指摘し、レビューしたいと思います。

モガ

Cloud Flightは発売してから大分経過しているので、価格はかなり安くなっています。コスパの良いワイヤレスゲーミングヘッドセットを探しているのならおすすめできる商品です。

目次

Hyper X Cloud Flightとは

Hyper X Cloud FlightとはHyperX Cloud Flight(以下、Cloud Flightと表記)は、2018年にキングストンから販売されているワイヤレスゲーミングヘッドセットです。

ワイヤレスというのが最大の特徴ですが、それ以外にも下記のような特徴を持っています。

  • ゲーミンググレードワイヤレスと大容量バッテリー
  • HyperXならではの快適性と耐久性
  • ゲームの臨場感を高めるオーディオ
  • 耐久性に優れ、調整可能なスチールスライダー
  • パソコン、PS4、PS4 Proですぐに使える
  • LEDライティングエフェクトが付き、90°回転するイヤーカップ
  • 直感的に使用できるオーディオとマイクのコントロール
  • 取り外し可能なノイズキャンセリングマイク

これらの特徴の中から特に優れているものをピックアップします。

ゲーミンググレードワイヤレスと大容量バッテリー

LEDをオフにし、ヘッドホンの音量を50%にした状態であれば、バッテリーは驚異の30時間持ちます。この大容量のバッテリーと、途切れないワイヤレス技術のおかげで、長時間、ゲームを快適にプレーできます。

HyperXならではの快適性と耐久性

低反発イヤークッションと、耐久性に優れた調節可能なスチールスライダーで長時間、快適にゲームできます。

取り外し可能なノイズキャンセリングマイク

ノイズキャンセリングマイクは自由に取り外し可能です。コミュニケーションが必要ないときは、マイクを外して、ヘッドホン状態にすることが出来ます。

Hyper X Cloud Flightの仕様

ヘッドホン周波数特性ワイヤレス接続:20Hz~20,000Hz
アナログ接続:15Hz~23,000Hz
インピーダンス32 Ω
音圧レベル106dBSPL/mW (1kHz時)
T.H.D.2%未満
重量300g(マイク込みだと315g)
ドライバーネオジム磁石、ダイナミック50mm径
タイプサーカムオーラル、密閉型
マイク方式エレクトレットコンデンサーマイク
極性パターンノイズキャンセリング
周波数応答100Hz~7,000Hz
感度-45dBV (0dB=1V/Pa、1kHz時)
バッテリーの駆動時間LEDがオフの状態30時間
LEDが点滅している状態18時間
LEDが点灯している状態13時間
ワイヤレスレンジ周波数帯2.4Ghz
最大20メートル最大20メートル

Hyper X Cloud Flightの同梱物一覧

Hyper X Cloud Flightの同梱物一覧Cloud Flightの同梱物一覧です。本体以外の付属品はUSBアダプタ、USB充電ケーブル、3.5mmヘッドホンケーブル、着脱式マイク、マニュアルです。

3.5mmヘッドホンケーブル3.5mmヘッドホンケーブルです。Cloud Flightを有線接続する際に使用します。

USB充電ケーブル
USB充電ケーブルです。Cloud Flightを充電する際に使用します。

USBアダプタ
USBアダプタです。Cloud Flightを無線接続する際に使用します。PC側のUSB端子に差しこみます。

HyperX Cloud Flightの外観チェック

イヤーカップ

イヤーカップCloud Flightは50mmドライバーをつんでいるので、イヤーカップはかなり大きいです。イヤーカップ自体はプラスチックでできていますが、HyperXのロゴのある表面はゴム製で出来ています。

ロゴは光るちなみにこのHyperXのロゴは光ります。常時点灯、点滅だけでなく、もちろんオフも可能です。

イヤーカップは90度回転イヤーカップは90度回転するので、肩にかけることが出来ます。

マイクミュートボタン
左側のイヤーカップのみ、マイクミュートボタンになっています。

「電源ボタン」、「アナログヘッドホンポート」、「USB充電ポート」、「マイクポート」
左側のイヤーカップ側面です。左から「電源ボタン」、「アナログヘッドホンポート」、「USB充電ポート(マイクロUSB)」、「マイクポート」です。

ボリューム調整ダイヤル右側のイヤーカップ側面です。ボリューム調整ダイヤルがあります。

イヤーパッド

イヤーパッドの内径イヤーパッドの内径です。横が42mm、縦が66mmです。耳のサイズが標準であれば、スッポリ入ると思います。

イヤーパッドはレザー製イヤーパッドはレザー製です。感触としては適度な弾力があり、若干固い印象があります。ただ、その分、肌にべたつかず、蒸れる心配はなさそうです。

50mmドライバーイヤーパッドは簡単に外すことが出来ます。イヤーパッドを外すと50mmドライバーが露出します。

ヘッドバンド

ヘッドバンド
ヘッドバンドもレザー製ですが、イヤーパッドと違い、かなり柔らかい感触です。

調整機構

スチールスライダー耐久性に優れたスチールスライダーが採用されています。自分の頭の大きさに合わせて調節できます。

最大まで伸ばすとかなり広がるので、頭の大きな人でも問題なく装着できると思います。

最小
最小
最大
最大

マイク

マイク
マイクはノイズキャンセリングとなっていて、脱着も可能です。

マイクは自由に折り曲げることが可能
マイクは自由に折り曲げることが可能なため、自分の口元にセッティングしやすいです。

重量

マイク外した状態の重量
マイク外した状態
マイクをつけた状態の重量
マイクをつけた状態

マイクを外した状態だと重量は285gで、マイクをつけた状態だと、重量は294gでした。メーカー公表値よりも軽かったです。

マネキンにつけた状態

フロント
フロント
サイド
サイド
バック
バック

専用ソフトのHyper X Genuityについて

専用ソフトのHyper X Genuityについて

専用ソフトである、Hyper X Genuityで、Cloud Flightの設定がおこなえます。といっても設定できるのは、音量、マイクのボリューム調整位です。あとは電池残量の確認ができます。

インジケーターからも確認

ちなみに電池残量は、タスクバーの右端のインジケーターからも確認できます。アイコンにマウスを合わせれば、電池残量を確認できます。またヘッドホンのアイコンの色は電池残量がなくなるにつれて、緑色→オレンジ→赤色と変化するので、ここでも大雑把に電池残量を確認できます。

Hyper X Cloud Flightの良かったところ

音質は無線にしてはそこそこいい

Cloud Flightは基本的に無線という時点で、ある程度音質が犠牲になります。

自分はDT990Proというbeyerdynamicの超定番モニターヘッドホンを愛用していますが、確かにそれに比べると、Cloud Flightの音は、若干こもって聞こえるのは事実です。

ただ、Cloud Flightの音質は無線にしては音が良いと素直に感じました。50mmドライバーという大型のドライバーをつんでいるのもプラスに働いているのかもしれません。

音の傾向としては低音が比較的強いと感じました。ただ、中音、高音が犠牲になるほど、低音が強調されているわけではないので、比較的どんな音も聞き取りやすいです。

自分はゲームだけでなく、仕事の作業中でも使っています。そこで聞く音楽のジャンルは様々ですが、どんな音楽も普通に聞けてしまいます。

有線、無線の両対応

ワイヤレスゲーミングヘッドセットは無線のみ対応という商品が多い中、このCloud Flightは無線だけでなく、有線にも対応しています。

万が一、バッテリー残量がなくても、有線でつなげられます。さらに、スマホなどのUSB端子がない機器でも、イヤホンジャックさえあれば有線でつなぐことが出来ます。

バッテリーが長持ち

バッテリーがとにかく長持ちです。LEDライトがオフの状態であれば、30時間持ちます。おそらくこのバッテリーの持ちは、ワイヤレスゲーミングヘッドセットの中でもトップクラスだと思います。

自分は毎日のように使い続けて3年経過してるので、さすがにバッテリーは劣化していますが、それでも10時間位は使えるので、やはりバッテリーの持ちは優秀だと思います。

価格が安い

Cloud Flightの発売当初の希望小売価格は16,500円でした。ところが、2020年3月、価格改定が行われ、12,980円まで下がりました。

2021年現在、amazonなどで11000円前後で購入できるようになっています。この価格は、高額な商品が多いワイヤレスゲーミングヘッドセットの中で、比較的安い部類に入るので、かなり購入しやすくなっています。

軽い

Cloud Flightの重量はマイクを外した状態だと285gで、マイクをつけた状態だと重量は294gです。300gを切っているので、ゲーミングヘッドセットの中では軽量な部類に入ります。

重量が軽ければ軽いほど、長時間プレーがしやすくなるので、この軽さは魅力です。

Hyper X Cloud Flightの悪かったところ

機能性がシンプル過ぎる

Cloud Flightの専用ソフト、Hyper X Genuityで設定できるのは、音量、マイクのボリューム調整位です。サラウンドの設定もありませんし、イコライザの調整もできません。

イコライザーを設定したのならEqualizer APOを、サラウンドを使いたいのならwindows sonic for headphoneやdolby atmosなどを使うといった感じで、外部のソフトに頼る必要があります。

機能性を求めるのなら、上位機種のCloud Flight Sをおすすめします。サラウンドにも対応していますし、Qiワイヤレス充電に対応しているので充電も楽です。

マイク音質はあまり良くない

無線と言う時点でマイク音質はあまり期待できません。このCloud Flightも例にもれず、マイク音質はあまり良くないです。

有線でつないだ状態ではマイクは使用できないので、必然的にマイクの使用は無線状態のみになります。

まとめ

Cloud Flightは機能性がシンプル過ぎるというデメリットはありますが、その点に目をつぶりさえすれば、非常におすすめできるワイヤレスゲーミングヘッドセットです。

軽量、音質そこそこ、有線・無線両対応で価格が1万円ちょっとなので、ある意味ではバーゲンプライス並みの価格です。

ワイヤレスゲーミングヘッドセットの購入を検討しているのなら、まず候補にいれていい商品だと思います。

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