強化ガラス採用なのに、税込み3,980円という衝撃価格の激安PCケース、「黒鴉」をレビューしたいと思います。
なおこの製品をレビューしているとき、部屋を改装中なので少し散らかっています。お見苦しいところがありますので、ご了承ください

サイドが透けている安物ケースは大抵アクリルを採用していますが、この黒鴉は珍しくガラスを採用しています。ガラスパネルを採用したPCケースの中では最安クラスだと思います。
以前使っていたPCケースにガタが来たので買い替えを決意
以前使用していたPCケースがあまりにもガタが来過ぎて色々と不便を感じるようになりました。例えば、USB端子が破損・・・。
また以前のPCケース、もう一つ大きな不満点がありました。それは電源ボタンの位置です。
自分はPCケースを床に置いて使っているのですが、このPCケースの電源ボタンの位置は自分にとっては非常に不便さを感じていました。
こうした不満点に耐えかねてPCケースを買い替えることにしました。
新しいPCケースを購入する際の自分の希望ポイントは下記の通りです。
- 価格が5000円以内
- サイドパネルが透明
- 電源ボタンの位置が真上
これらの希望ポイントに照らし合わせて探したところ、今回レビューする黒鴉に出会うことになりました。
黒鴉の仕様
型番:JAX-03W
本体サイズ:212mm(幅) x 446mm(高さ) x 404mm(奥行き)
対応マザーボード:ATX, Micro ATX, MiniITX
フロントポート:USB3.0 ×1 ・USB2.0 ×2 ・Audio in/out ・Reset
2.5インチSSDベア:4
2.5/3,5インチシャドウベイ:2
サイドパネル材質:強化ガラスパネル
付属ファン:120mm ×1
ファン:フロント120mm ×3、トップ120mm or 140mm×2、リア120mm ×1
対応CPUクーラー高さ: 325mm
対応VGA長さ:165mm
対応電源:ATX規格電源
拡張スロット数:7
黒鴉の外観チェック
正面のデザイン
黒鴉の正面です。これといって特徴がないデザインです。自分は地味なデザインが好きなので意外と気に入っています。
ガラスパネル
正面から見ての左サイドのパネルは強化ガラスとなっています。フィルムがあってわかりにくいですが、ガラスは透明度が高く、中が透き通って見えます。
ガラスパネルは4隅のネジで固定されています。指で回せば簡単に外せます。
コンコンと叩くと甲高い音がなるので、この時初めて正真正銘のガラスだと確信しました。
スチールパネル
意外と厚みがしっかりあります。安物ケースにありがちなペラペラな感じはなかったです。
背面
背面です。拡張スロットは手で無理やり外すタイプです。一度外したら最後、つまり二度と元に戻りません。
ただ穴を塞ぐようの蓋が付属しているので一つだけ塞ぐことはできます。
真上にあるフィルター
各種スイッチ、I/Oポートは真上にすべて配置されております。
配置されているのは、「電源ボタン」、「リセットボタン」、「USB3.0×1」、「USB2.0×2」、「イヤホンジャック」、「マイクジャック」です。
黒鴉の内部をチェック
黒鴉の内部を見ていきます。正面側にはファンが付属しておりませんが、120mmファンを3つ取り付けることが出来ます。
トップには120mmか140mmのファンを2つ取り付けることが出来ます。
マザーボードを取り付ける面には、直接2.5インチサイズのストレージを2つ取り付けることが出来ます。
向かい合う形になるのでスペースの余裕がないです。そのため、SATAケーブルが干渉しやすくなり、接続しにくかったです。
ケース下部には2.5、3.5インチのストレージを2つ取り付けることが出来ます。
裏側には直接2.5インチサイズのストレージを2つ取り付けることが出来ます。
ATXのマザーボードを取り付けた状態です。作業はやりやすかったです。
裏側の様子です。スペースに余裕はなく、裏配線はやりにくかったです。配線を無理やり押し込みました。
組みあがった様子です。斜め方向からの視点でも透き通ったガラスから中を見ることが出来ます。
床に置いた状態です。これで電源ボタンのオンオフがやりやすくなります。
良かったところ
・価格が安い
・サイドパネルが透明度が高い強化ガラス
・地味だが無難なデザイン
・搭載ストレージが6つと必要十分
悪かったところ
・裏側のスペースに余裕がないので裏配線がしにくい
・マザーボード側のストレージの取り付けがやりづらい
・付属しているファンが背面ファンの1つだけ
まとめ
以上、PCケース、黒鴉のレビューでした。個人的にはこの低価格なわりにはしっかりとした作りになっていて意外でした。以前使っていたPCケースよりも明らかに質感は上です。
この黒鴉、「PCケースを安く済ませたいけど、サイドパネルがガラスが欲しい」という欲張りな方にはおススメできるPCケースです。
動画バージョンはこちら↓。チャンネル登録も大歓迎です。