バーチャルサラウンドとは文字通り、仮想的にサラウンドを実現する技術のことです。通常、こうした技術を使うには有料のサービスを利用する必要があると思われがちです。
例えば、dolby atomos for HeadphoneやDTS ヘッドホンXなどです。現にこの2つのサービスは有料です。
しかし、実は無料で使えるバーチャルサラウンドが存在します。それがwindows sonic for Headphoneです。
今回は無料のバーチャルサラウンド、windows sonic for Headphoneについて解説したいと思います。

windows sonic for headphoneとは
バーチャルサラウンドを導入するには、基本的に有料のサービスを使うことになります。
例えば、dolby atomos for HeadphoneやDTS ヘッドホンXなどです。しかしこれらのサービスは有料です。
dolby atomos for Headphoneは1650円、DTS ヘッドホンXは2350円です。
それ以外にもゲーミングヘッドセットを購入して、そこに付属しているバーチャルサラウンドシステムを使う方法もあります。
例えば、RazerのRazer BlackShark V2にはTHX Spatial Audioというバーチャルサラウンドが使えるサウンドカードが付属します。
しかしこれも結局のところ、ゲーミングヘッドセットを購入しないといけないので、有料に変わりありません。
しかし、今回紹介するwindows sonic for headphoneは無料です。導入コストにお金は一切かかりません。
というかWindows10に標準で付属しています。気付いていない人は意外と多いかもしれません。
windows sonic for headphoneの使い方解説
まず右下のツールバーのサウンドアイコンを右クリックしてください。
「サウンドの設定を開く」、「音量ミキサーを開く」、「立体音響(オフ)」、「サウンドの問題のトラブルシューティング」の4つが表示されます。
その中から「立体音響(オフ)」にマウスカーソルを合わせてください。
「オフ」、「Windows Sonic for Headphones」、「Dolby Atmos for Headphones」、「DTS ヘッドホン:X」と表示されます。
その中から「Windows Sonic for Headphones」にマウスカーソルを合わせ、左クリックします。
Windows Sonic for Headohonesのところにチェックが入り、立体音響のところが(Windows Sonic for Headohones)となっていれば設定は完了です。
またヘッドホンのプロパティからも設定できます。コントロールパネル→サウンド→出力しているデバイスを選択→プロパティを選択します。
そこで「全般」、「レベル」、「詳細」、「立体音響」の4つのタブがあるので、その中から「立体音響」タブを選択します。
そこからWindows Sonic for Headohonesを選択します。
使ってみてどうか
BF4の演習場でWindows Sonic for Headohonesの音をチェックしてみました。BF4の演習場はUAVが頭上を旋回しているので、バーチャルサラウンドの聞こえ具合を確認するには最適です。
Windows Sonic for Headohonesをオンにすると、低音が強くなり、肝心の定位感もしっかり感じました。
ただ自分はDolby Atmos for Headphonesも使っているので、それと比べるとWindows Sonic for Headohonesの定位感は多少劣っている印象です。
ただ、無料で使えるということを考えれば、十分すぎます。
まとめ
Windows Sonic for Headohonesは、バーチャルサラウンドを導入したいけど、お金をかけたくない人にとってうってつけのサービスだと思いました。
まずこのWindows Sonic for Headohonesを試してみて、もし気に食わないのであれば、dolby atomos for HeadphoneやDTS ヘッドホンXへ移行してもいいかもしれません。