約9年ぶりに登場した新作ということで、盛り上がりを見せている「鉄拳8」。アンリアルエンジン5を採用したことで、過去作と比べてグラフィック面でも大幅強化されています。
鉄拳8は家庭用版はもちろん、PC版も発売しています。
今回はPC版鉄拳8を快適にプレーできる、推奨スペックを探るために、グラボごとに検証していきたいと思います。最後におすすめのゲーミングPCについても紹介します。
鉄拳8のシステム要件について
・解像度:フルHD (1920×1080) ・FPS (フレームレート/秒):60以上で安定 | ・解像度:4K (3840×2160) ・FPS (フレームレート/秒):60以上で安定 | |||
---|---|---|---|---|
最低 | 推奨 | 最低 | 推奨 | |
CPU | ・Intel Core i5-6600K ・AMD Ryzen 5 1600 | ・Intel Core i7-7700K ・AMD Ryzen 5 2600 | ・Intel Core i5-6600K ・AMD Ryzen 5 1600 | ・Intel Core i7-7700K ・AMD Ryzen 5 2600 |
GPU | ・Nvidia GeForce GTX 1050Ti ・AMD Radeon R9 380X | ・Nvidia GeForce RTX 2070 ・AMD Radeon RX 5700 XT | ・Nvidia GeForce GTX 980 ・AMD Radeon RX 6500 XT | ・Nvidia GeForce RTX 2080Ti ・AMD Radeon RX 6700 XT |
OS | Windows 10 64-Bit | Windows 10 64-Bit | Windows 10 64-Bit | Windows 10 64-Bit |
メモリ | 8GB 以上 | 16GB 以上 | 8GB 以上 | 16GB 以上 |
VRAM | 4GB 以上 | 8GB 以上 | 4GB 以上 | 8GB 以上 |
ストレージ | 100GB | 100GB※SSD推奨 | 100GB | 100GB※SSD推奨 |
ゲーム設定※OPTIONS>グラフィック設定 | ・解像度 「1920×1080」 ・描画品質プリセット 「低」 | ・解像度 「1920×1080」 ・描画品質プリセット 「高」 ※描画スケールのみ「70%」に設定 | ・解像度 「3840×2160」 ・描画品質プリセット 「低」 | ・解像度 「3840×2160」 ・描画品質プリセット 「高」 |
フルHD最低設定ではGTX 1050Tiなど低スペックグラボでも十分動きますが、4K最高設定だとさすがにRTX 2080Tiといった一昔前のハイスペックなグラボを要求されるので、それなりに重そうです。
CPUは推奨でもCore i7-7700K、Ryzen 5 2600とそこまで要求は高くありません。どちらかというとグラボの重要度のほうが高そうです。
格闘ゲームということで、オープンワールド系のゲームに比べるとシステム要件は緩い印象です。
とはいえ、実際にゲームをプレーしないと真の推奨環境を把握することは不可能です。公式が発表している推奨環境はあくまでも参考程度に見た方がいいです。
鉄拳8のグラフィック設定について
鉄拳8のグラフィック設定です。プリセットだけでなく、個別に設定が可能です。
画面設定からはモーションブラーやエフェクトの設定が可能です。
描画品質プリセットは、「最高設定」、「高設定」、「中設定」、「低設定」の4種類があります。
「低設定」になるとステージ(背景)の質が明らかに低下します。上の画像だと警察車両の「POLICE」の文字がぼやけたり、地面のクオリティが落ちています。
できれば「最高設定」でのプレーをおすすめします。
アップスケーリングは、下記のように豊富に用意されています。
- FSR 1.0
- FSR 2 Quality
- FSR 2 Ultra Performance
- FSR 2 Performance
- FSR 2 Balanced
- FSR 2 Quality
- DLSS Ultra Performance
- DLSS Performance
- DLSS Balanced
- DLSS Quality
- Xess Performance
- Xess Balanced
- Xess Quality
- Xess Ultra Quality
- TSR
- TAAU
- Catmull Rom Bicubic
- NIS
髪の毛やサングラスをよく見ると、アップスケーリングによってはザラザラ感が目立ちます。
例えば、DLSS BalancedとFSR 2 Balancedを見比べると、DLSSのほうが圧倒的にボケ感は少ないです。
FSR 2 Balancedはボケ感が目立つだけでなく、髪の毛やサングラスの描写もDLSSに比べるとうまく描写できていません。
全体的に見てやはりFSRよりDLSSのほうが描写はきれいな印象です。
FSR 2、DLSS、Xessに関しては、アップスケーリングのクオリティを変更できます。PerformanceやUltra Performanceだとよりフレームレートを稼げますが、その分ボケが強くなります。
フレームレートを稼げ、さらにグラフィックの品質を維持できる、Balancedがおすすめです。
上記の表はRTX 3050を使い、各アップスケーリングの平均fpsを計測したものです。ちなみに4K最高設定です。
fpsはアッスケーリングによって結構異なります。特にTSRに設定した際の平均fpsはさっぱり伸びません。アップスケーリングの中で、断トツで綺麗なのはTSRですが非常に負荷が重く、現実的な選択肢ではないです。
逆にDLSSに設定した際のfpsの伸びは驚異的です。画質もそれなりのクオリティを維持し、fpsを稼げているので最もおすすめのアップスケーリングといえます。ただし、DLSSはNVIDIAのRTXシリーズが必要になるので注意が必要です。
DLSSが使えない場合、FSR 2を代わりにおすすめします。FSRは基本的にどのGPUでも使えるので、敷居が低いのが魅力的です。
ただしデフォルトで設定されているFSR 1.0はFSR 2に比べると画質も劣り、フレームレートも稼げないので、変更することをおすすめします。
鉄拳8はアップスケーリングの設定一つで負荷が変わってきます。鉄拳8のゲームが重いと感じたのなら、アップスケーリングの設定を見直しましょう。
アップスケーリングとはゲーム映像を低い解像度で出力し、アップスケーラーで超解像度技術で出力するというものです。映像劣化を最小限に抑えつつ、FPSを稼ぐ手段としてゲームでは重宝されています。
テスト環境について
検証環境は以下の通りです。
検証環境 | |
---|---|
CPU | インテル 「Core i5-14600KF」 |
CPUクーラー | サイズ「MUGEN6 Black Edtion」 |
CPUグリス | ARCTIC 「MX-4」 |
マザーボード | GIGABYTE「B760 AORUS ELITE」 |
メモリ | Kingston 「FURY Renegade DDR5 RGB メモリ(型番:KF580C38RSAK2-32)」(16GB×2) (DDR5-4800に設定) |
SSD | Kingston「NV2 SSD 2TB」 Western Digital「WD_BLACK SN770 NVMe 1TB」 Western Digital「WD Blue SN580 NVMe SSD 1TB」 |
電源ユニット | Corsair「RM750e」 |
PCケース | XPG「VALOR AIR」 |
OS | Windows 11 Home 64bit版 |
CPUにCore i5-14600KFを使用します。インテル第14世代のCPUで、Pコアが6つ、Eコアが8つ、計14コア20スレッドのCPUです。
CPUアーキテクチャーにRaptor Coveを採用しているので2次キャッシュの量が多く、ゲーム性能は非常に優秀です。
今回、テストに使用するグラボであれば、おそらく性能をしっかり引き出してくれると思います。
なおメモリは最大DDR5-8000に対応するオーバークロックメモリを使用しますが、メモリ周波数はJEDEC準拠のDDR5-4800に設定しています。
テストに使用するグラボは下記の通りです。
- RTX 4070
- RTX 4060 Ti
- RTX 4060
- RTX 3060 Ti
- RTX 3060
- RTX 3050
- GTX 1660 Super
- GTX 1650
- RX 6400
- Arc 380
テスト方法について
フレームレートの計測方法ですが、鉄拳8には残念ながらベンチマークモードはありません。グラフィック設定の設定初期化を実行すると、ベンチマークスコアは表示されますが、この数字が何を意味するのか正直わかりません。
せめて快適判定など、そういった指標を示してくれたら使い物になるのですが・・・。
そのため、今回の検証では、CPU vs CPUの対戦モードを使用します。CPU vs CPUの1ラウンドは、だいたい40秒くらいで終わるので、CapFrameXを使用して、40秒間の平均フレームレートを計測します。
また使用ステージは負荷の重い「SECLUDED TRAINING GROUND」のステージを使用します。
なお、格闘ゲームということで60fpsが限界です。たとえ垂直同期をオフにしても、fpsは60以上いきません。それもあってか、どんなに性能に余裕があったとしてもfpsが60以下に落ちる瞬間があります。
そこで今回は最低fpsは参考にせず、平均fpsが60に達していたのなら合格という風にしたいと思います。
グラフィックのプリセットは「最高」、モーションブラーはオフにします。
アップスケーリングはRTXシリーズは「DLSS Balanced」、Arcシリーズは「Xess Balanced」、それ以外は「FSR 2 Balanced」に設定します。
解像度は「フルHD」、「WQHD」、「4K」それぞれ設定します。
鉄拳8のグラボごとのフレームレート
フルHD解像度
フルHD(1920×1080)のベンチマーク結果です。
最高設定平均60fpsを維持するには最低でも「GTX 1660 Super」以上が必要です。GTX 1650などのエントリークラスのGPUでは歯が立たないです。
ただ、「GTX 1660 Super」との価格差は数千円しかなく、DLSS等も使える「RTX 3050」がおすすめです。
<TSUKUMO
WQHD解像度
WQHD(2560×1440)のベンチマーク結果です。
フルHD解像度の時と同じく、最高設定平均60fpsを維持するには最低でも「GTX 1660 Super」以上が必要です。GTX 1650などのエントリークラスのGPUでは歯が立たないです。
ただ、「GTX 1660 Super」との価格差は数千円しかなく、DLSS等も使える「RTX 3050」がおすすめです。
<TSUKUMO
4K解像度
4K(3840×2160)のベンチマーク結果です。
最高設定平均60fpsを維持するには最低でも「RTX 3060」以上が必要です。RTX 3050などのエントリークラスのGPUでは歯が立たないです。
ただ、「RTX 3060」との価格差は数千円しかなく、DLSS FG等も使える「RTX 4060」がおすすめです。
<TSUKUMO
4K解像度でもRTX 3060でプレー可能なのは正直驚きました。アップスケーリングのDLSSの恩恵は凄まじいです。
各解像度ごとの推奨グラボまとめ
解像度 | 最高設定平均fps60でプレー可能 |
---|---|
フルHD解像度 (1920×1080) | RTX 4070 RTX 4060 Ti RTX 4060 RTX 3060 Ti RTX 3060 RTX 3050 GTX 1660 Super |
WQHD解像度 (2560×1440) | RTX 4070 RTX 4060 Ti RTX 4060 RTX 3060 Ti RTX 3060 RTX 3050 GTX 1660 Super |
4K解像度 (3840×2160) | RTX 4070 RTX 4060 Ti RTX 4060 RTX 3060 Ti RTX 3060 |
鉄拳8に必要なメモリとVRAMについて
メモリは約6GB、VRAMは6~7GBくらい消費します。格闘ゲームとして考えると、このVRAM消費量はかなり多いです。
メモリは16GB、VRAMはフルHDであれば6GB、それ以上の解像度では8GBあれば十分です。
鉄拳8に必要なCPUについて
鉄拳8プレー中のCPU使用率は20%前後と、あまりCPUの使用率は高くありません。実際、Ryzen 5 4500+RTX 4060と、Core i5-14600K+RTX 4060の2つのパターンでゲームをプレーしましたが、fpsに変化はほとんどありませんでした。鉄拳8はGPUのほうがはるかに重要度が高そうです。
とはいえ、CPUは最低でも6コアは使っているみたいなので、最低でもAMDではRyzen 5 4500、インテルではCore i5-12400以上を用意した方がよさそうです。
フルHD・WQHD解像度向けおすすめゲーミングPC
Lightning AS5
スペック | |
---|---|
CPU | Ryzen 5 4500 |
GPU | RTX 3050 8GB |
メモリ | 16GB |
ストレージ | 500GB M.2 NVMe SSD |
M.2スロット | 1個(空きスロット0) |
マザーボード | A520 (Micro ATX) |
電源 | 550W 80PLUS BRONZE |
価格 | 108,980円+送料0円 |
ドスパラの「
「Ryzen 5 4500」は6コア12スレッドのZEN2世代のCPUで、高性能というわけではないですが、RTX 3050あたりのビデオカードとの組み合わせであれば、性能不足を感じることはないです。
ただ、CPU性能はそこまで高くないので、動画編集のソフトウェアエンコードなど、クリエイティブ性能は弱いです。
ストレージは500Bモデルを搭載。ゲームを複数インストールする予定であれば、不安のあるストレージ容量です。できれば、最低でも1TBへの増設をおすすめします。
1TBへの増設は+7,000円で可能です。
マザーボードは特に記載されていませんが、A520チップセット搭載のMicro ATXサイズのマザーボードを採用。
M.2スロットは1基しかないので、M.2 NVMe SSDを増設することはできません。ただし、SATAポートは4基あるので、ストレージ自体の増設は可能です。
メモリは大容量ののDDR4-3200の16GB(8GB×2)を搭載しています。
PCケースは、EM041 ミニタワーケース (MicroATX)を採用。PCケースはコンパクトでありながら、優れた拡張性を実現し、120mmの大型ファンでスムーズな空気の流れを形成します。
ケースの寸法は幅(W):約190mm x 高さ(H):約360mm x 奥行(D):約420mmです。
メリット | デメリット |
---|---|
コスパは優秀 RTX3050はVRAM8GB版を採用 | M.2 NVMe SSDの増設はできない 標準のストレージ容量が500GB クリエイティブ性能は弱い |
iiyama LEVEL-M1P5-R45-LAX-WHITE
スペック | |
---|---|
CPU | Ryzen 5 4500 |
GPU | RTX 3050 6GB |
メモリ | 16GB |
ストレージ | 500B M.2 Gen 4 NVMe SSD |
M.2スロット | 2個(空きスロット1) |
マザーボード | Asrock B550M Pro4 (MicroATX) |
電源 | 650W 80PLUS BRONZE |
価格 | 104,800円+送料2,200円 |
パソコン工房の「iiyama LEVEL-M1P5-R45-LAX-WHITE
「Ryzen 5 4500」は6コア12スレッドのZEN2世代のCPUで、高性能というわけではないですが、RTX 3050あたりのビデオカードとの組み合わせであれば、性能不足を感じることはないです。
CPU性能はそこまで高くないので、動画編集のソフトウェアエンコードなど、クリエイティブ性能は少し弱いです。
「RTX 3050」はVRAM6GB版です。8GB版に比べると若干ゲーム性能は落ちます。
ストレージはGen3接続のNVMe SSDの500GBモデルを搭載。できれば1TBへの増設をおすすめします。
マザーボードはMicroATXサイズの「Asrock B550M Pro4」を採用。M.2スロットは2基あり、空きスロットは1基なので、SSDの増設は可能です。
メモリはDDR4-3200の16GB(8GB×2)を搭載しています。
PCケースにはThermaltake製のミニタワーケース「S100 TG」をベースとしたオリジナル筐体を採用。スイングドア方式を採用した強化ガラス製サイドパネルが特徴のPCケースです。
LEDケースファンを搭載しているため、サイドパネルパネルからライティングを楽しめます。
ケースの寸法は幅(W):約220mm x 高さ(H):約441mm x 奥行(D):約411mmです。
メリット | デメリット |
---|---|
コスパは優秀 M.2 NVMe LEDケースファンを搭載 | クリエイティブ性能は少し弱い ストレージは500GB RTX3050はVRAM6GB版を採用 |
4K解像度向けおすすめゲーミングPC
MDL_55KP
スペック | |
---|---|
CPU | Ryzen 5 5500 |
GPU | RTX 4060 |
メモリ | 16GB |
ストレージ | 500GB M.2 NVMe SSD |
M.2スロット | 不明 |
マザーボード | A520 (Micro ATX) |
電源 | 650W 80PLUS BRONZE |
価格 | 114,800円+送料0円 |
MDL.makeの「MDL_55KP
「Ryzen 5500」は6コア12スレッドのZEN3世代のCPUです。APUのRyzen 5 5600Gから内蔵GPUをなくしたバージョンと言える存在です。
そのため、L3キャッシュの量が少ないというデメリットはありますが、RTX 4060あたりのビデオカードと組み合わせであれば、性能不足を感じることはほとんどありません。
もちろん、CPU性能はそこまで高くないので、動画編集のソフトウェアエンコードなど、クリエイティブ性能は少し弱いです。
ストレージは500Bモデルを搭載。ゲームを複数インストールする予定であれば、不安のあるストレージ容量です。できれば、最低でも1TBへの増設をおすすめします。
1TBへの増設は+7,000円で可能です。
マザーボードは特に記載されていませんが、A520チップセット搭載のMicro ATXサイズのマザーボードを採用。M.2スロットの空きスロットは不明です。
メモリはDDR4-3200の16GBを搭載しています。デュアルチャネル(8GB×2)なのかそれともシングルチャネル(16GB×1)なのか、特に記載されていません。
PCケースは、特に記載されていませんが、製品写真を見る限り、「Versa H17」、ガラスケースは「S100 TG」を採用していると思われます。ガラスケースは+3,000円で変更可能です。
標準ケースの寸法は幅(W):約205mm x 高さ(H):約400mm x 奥行(D):約423mmです。
ガラスケースの寸法は幅(W):約220mm x 高さ(H):約411mm x 奥行(D):約441mmです。
メリット | デメリット |
---|---|
コスパは優秀 クリエイティブ性能が強い PCケースを選べる | マザーボードやメモリなど仕様が不明な点が多い 標準のストレージ容量が500GB クリエイティブ性能は少し弱い |
MDL_T5746
スペック | |
---|---|
CPU | Ryzen 7 5700X |
GPU | RTX 4060 |
メモリ | 16GB |
ストレージ | 500GB M.2 NVMe SSD |
M.2スロット | 不明 |
マザーボード | A520 (Micro ATX) |
電源 | 650W 80PLUS BRONZE |
価格 | 129,800円+送料0円 |
MDL.makeの「MDL_T5746
「Ryzen 5 5700X」は8コア16スレッドのZEN3世代のCPUで、性能は十分高く、RTX 4060あたりのビデオカードとの組み合わせであれば、極端な性能不足を感じることはほとんどないです。
ただ、CPU性能はそこまで高くないので、動画編集のソフトウェアエンコードなど、クリエイティブ性能は少し弱いです。
ストレージは500Bモデルを搭載。ゲームを複数インストールする予定であれば、不安のあるストレージ容量です。できれば、最低でも1TBへの増設をおすすめします。
1TBへの増設は+7,000円で可能です。
マザーボードは特に記載されていませんが、A520チップセット搭載のMicro ATXサイズのマザーボードを採用。M.2スロットの空きスロットは不明です。
メモリはDDR4-3200の16GBを搭載しています。デュアルチャネル(8GB×2)なのかそれともシングルチャネル(16GB×1)なのか、特に記載されていません。
PCケースは、特に記載されていませんが、製品写真を見る限り、「Versa H17」、ガラスケースは「S100 TG」を採用していると思われます。ガラスケースは+3,000円で変更可能です。
標準ケースの寸法は幅(W):約205mm x 高さ(H):約400mm x 奥行(D):約423mmです。
ガラスケースの寸法は幅(W):約220mm x 高さ(H):約411mm x 奥行(D):約441mmです。
メリット | デメリット |
---|---|
コスパは優秀 PCケースを選べる | マザーボードやメモリなど仕様が不明な点が多い 標準のストレージ容量が500GB クリエイティブ性能は少し弱い |
AeroStream RM7A-E223/B
スペック | |
---|---|
CPU | Ryzen 5 5600X |
GPU | RTX 4060 |
メモリ | 16GB (8GB x2) |
ストレージ | 1TB M.2 Gen 4 NVMe SSD |
M.2スロット | 1個(空きスロット0) |
マザーボード | ASUS PRIME A520M-E (MicroATX) |
電源 | 500W 80PLUS BRONZE |
価格 | 134,800円+送料2,200円 |
TSUKUMOの「AeroStream RM7A-E223/B
「Ryzen 5 5600X」は6コア12スレッドのZEN3世代のCPUです。シングルだけでなく、マルチ性能も十分高く、RTX 4060あたりのビデオカードとの組み合わせであれば、性能不足を感じることはないです。
ただ、CPU性能はそこまで高くないので、動画編集のソフトウェアエンコードなど、クリエイティブ性能は少し弱いです。
ストレージはGen4接続(※Gen3動作になる)の「Solidigm P41 Plus」の1TBモデルを搭載。
マザーボードはMicroATXサイズの「ASUS PRIME A520M-E」を採用。M.2スロットは1基あり、空きスロットは0なので、SSDの増設は不可能です。
メモリはDDR4-3200の16GB(8GB×2)を搭載しています。
PCケースはエアフローを重視したAeroStream専用オリジナルケースを採用しています。
ケースの寸法は約180mm(幅)x約358mm(高さ)x約406mm(奥行)です。
安いRTX 4060搭載モデルはZEN2のRyzen 5 4500を搭載しがちですが、このモデルはZEN3のRyzen 5 5600Xを搭載しています。Ryzen 5 4500よりRTX 4060の性能を引き出すことができます。
RTX 4060搭載モデルとしては現状最もおすすめできるモデルとなっています。
メリット | デメリット |
---|---|
コスパは優秀 ストレージは「Solidigm P41 Plus」を搭載 安価なRTX 4060搭載モデルなのにCPUはRyzen 5 5600Xを採用 | クリエイティブ性能は少し弱い M.2 NVMe SSDの増設はできない LEDやガラスパネルは採用されておらず、地味なデザイン |
まとめ
PC版鉄拳8のグラフィックは凄まじいですが、格闘ゲームということでそこまでハイスペックなPC環境を要求されません。
アップスケーリングをうまく活用することで、エントリークラスのGPUでも十分プレー可能です。また4K解像度のゲームプレーでもミドルクラス帯のGPUで十分です。
ただし、ゲームを快適にかつ、高画質で遊びたいのならDLSSが必須です。鉄拳8をプレーするのであれば、無難にNVIDIAのRTXシリーズを選ぶことをおすすめします。