【2024年5月更新】ゲーミングPC最新セール情報

おすすめのRTX 4070搭載のゲーミングPCを紹介! 5月のセールで安いモデルを選別

RTX4070のゲーミングPC

2023年4月、NVIDIAのGPUのRTX 4070を搭載したビデオカードの販売が開始されました。

RTX 4070の立ち位置は、RTX 4070 SUPERとRTX 4060 Tiの丁度中間に位置します。性能は下位モデルのRTX 4060 Tiを大きく上回り、WQHD解像度をターゲットしているプレーヤーには最適なビデオカードなので人気が高いです。

もちろん、最新のDLSS3にも対応しているので、対応ゲームではさらにゲームのフレームレートを押し上げることが可能です。

今回の記事ではRTX 4070の特徴、ゲーム性能を解説し、最後におすすめのゲーミングPCを紹介します。

目次

RTX 4070とは

RTX 4070 SUPERRTX 4070RTX 4060 TI
CUDAコア数7,1685,8884,352
ベース/ブーストクロック1980MHz / 2475MHz1920MHz / 2475MHz2,310MHz / 2,535MHz
標準メモリ構成GDDR6X 12GB(192bit)GDDR6X 12GB(192bit)GDDR6 8GB/16GB(128bit)
レイトレーシングコア(RTコア)56(第3世代)46(第3世代)34(第3世代)
Tensorコア224(第4世代)184(第4世代)136(第4世代)
NVIDIAアーキテクチャーAda LovelaceAda LovelaceAda Lovelace
NVIDIA DLSS333
NVIDIA Encoder(NVENC)第8世代×1第8世代×1第8世代×1
AV1エンコード/デコード〇/〇〇/〇〇/〇
グラフィックスカード電力(W)220200160(8GB)/165(16GB)
システム電力要件(W)650650550
必須の電源8ピン×2または300W以上の12VHPWR×18ピン×2(×1の場合も)または300W以上の12VHPWR×18ピン×2(×1の場合も)
参考価格
※2024年4月現在
約98,000円約83,000円約58,000円(8GB版)
約68,000円(16GB版)

CUDAコア数を見てわかる通り、RTX 4070のスペックは上位モデルのRTX 4070 SUPERと下位モデルのRTX 4060 Tiの丁度中間に位置しています。

VRAM容量は12GBを搭載しているので、その点は上位モデルのRTX 4070 SUPERと同じです。RTX 4060 TiのVRAM容量は8GBなので、その点は明確なアドバンテージとなっています。

ただし、RTX 4060 TiはVRAM容量が8GB版と16GB版と2種類あり、16GB版であれば、VRAM12GBのRTX 4070を上回ります。

グラフィックスカード電力(W)を比較すると、RTX 4070はRTX 4070 SUPERと比較して、約20Wほど少なく、RTX 4060 Tiと比較して、約40W多いです。

ワットフォーマンスでは、RTX 4070 SUPERに軍配が上がります。

モガ

そのほか、AV1エンコードに対応しています。画質を維持したまま容量を大幅に減らせるので、ゲーム配信や動画編集用のプレー動画を録画する際に役立ちます。

RTX 4070のゲーム性能について

RTX 4070のゲーム性能について
GAINWARD 「RTX4070 GHOST 12GB」

RTX 4070のゲーム性能を他のGPUと比較します。なお、ゲームのグラフィック設定は最高設定に統一しています。

検証環境を見るにはここをクリック

検証環境

検証環境
検証環境
CPUインテル 「Core i5-14600KF
CPUグリスARCTIC 「MX-4
ビデオカードGAINWARD 「RTX4070 GHOST 12GB
マザーボードGIGABYTE「B760 AORUS ELITE
メモリKingston 「FURY Renegade DDR5 RGB メモリ(型番:KF580C38RSAK2-32)」(16GB×2)
(DDR5-4800に設定)
SSDKingston「NV2 SSD 2TB
Western Digital「WD_BLACK SN770 NVMe 1TB
Western Digital「WD Blue SN580 NVMe SSD 1TB
電源ユニットCorsair「RM750e
PCケースXPG「VALOR AIR JP2
OSWindows 11 Home 64bit版

軽量級ゲーム

軽量級ゲームの平均fps

軽量級のゲームの平均fpsは、フルHD解像度では平均260fps、WQHD解像度では176fps、4K解像度では88fpsでした。

下位モデルのRTX 4060 Tiと比較すると、フルHD解像度では約20%、WQHD解像では約26%、4K解像度では約29%上回っています。

検証に使用した軽量級ゲームタイトルと各ゲームタイトルのRTX 4070の平均fps
ゲームタイトルフルHD解像度WQHD解像度4K解像度
レインボーシックスシージ403fps261fps125fps
オーバーウォッチ2245fps170fps88fps
ファイナルファンタジーXIV: 黄金のレガシー176fps126fps63fps
BLUE PROTOCOL215fps148fps75fps

中量級ゲーム

中量級ゲームの平均fps

中量級のゲームの平均fpsは、フルHD解像度では平均156fps、WQHD解像度では122fps、4K解像度では78fpsでした。

下位モデルのRTX 4060 Tiと比較すると、フルHD解像度では約29%、WQHD解像では約29%、4K解像度では約33%上回っています。

検証に使用した中量級ゲームタイトルと各ゲームタイトルのRTX 4070の平均fps
ゲームタイトルフルHD解像度WQHD解像度4K解像度
Forza Horizon 5150fps128fps91fps
アサシンクリードミラージュ149fps114fps66fps
Call of Duty: Modern Warfare III170fps124fps76fps

重量級ゲーム

重量級ゲームの平均fps

重量級のゲームの平均fpsは、フルHD解像度では平均121fps、WQHD解像度では90fps、4K解像度では48fpsでした。

下位モデルのRTX 4060 Tiと比較すると、フルHD解像度では約19%、WQHD解像では約26%、4K解像度では約30%上回っています。

検証に使用した重量級ゲームタイトルと各ゲームタイトルのRTX 4070の平均fps
ゲームタイトルフルHD解像度WQHD解像度4K解像度
Watch Dogs: Legion127fps94fps52fps
アーマードコア6118fps108fps62fps
サイバーパンク2077117fps68fps30fps

DLSS

DLSS適用時の平均fps

RTX 4070はDLSS 3.0(FG)に対応しています。対応ゲームであれば、DLSSを設定していない状態に比べると、2倍以上平均フレームレートが上昇します。

RTX 4070の強みと弱みについて

強み弱い
フルHD、WQHD解像であれば、ハイフレームレートでゲームがプレーできる
DLSS 3.0(FG)対応
VRAM容量は12GBと余裕がある
AV1エンコードに対応
重量級ゲームの4K解像度のプレーは厳しい
RTX 4070 SUPERのほうがワットパフォーマンスは優秀

RTX 4070のゲーム性能は十分高く、WQHD解像度までであれば、144fpsでゲームプレーすることも十分可能です。

一方、4K解像度では例えば、重量級ゲームのサイバーパンク2077、Watch Dogs: Legionのプレーは正直厳しいです。

とはいえ、アーマードコア6では平均60fpsでゲームプレーも可能なので、一概には4K解像度のゲームプレーは不可能というわけではないです。ただ、全体的に見て4K解像度でのゲームプレーは厳しいのは事実です。

どうしてもフレームレートが足らない場合、DLSSなどのアップスケーリングを組み合わせることで、フレームレートを押し上げることが可能です。

さらに、DLSS 3.0(FG)対応ゲームであれば、さらにフレームレートを伸ばすことも可能です。

VRAM容量は12GBですが、正直ほとんどのゲームでは十分事足ります。VRAM容量8GBでは厳しいゲームも出てきているので、その点12GBもあるとVRAM容量不足に悩むことなく、余裕をもってゲームをプレーできます。

競合となるのはRTX 4070 SUPERですが、ゲームによっては、平均フレームレートは10~20fps位差が開きます。ゲーム性能は明確に差はあるので、より快適にゲームをプレーしたいのなら、RTX 4070 SUPERのほうをおすすめします。

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RTX 4070搭載おすすめゲーミングPC

G-GEAR Aim GB5J-D231BN/CP2

G-GEAR Aim GB5J-D231BN/CP2
スペック
CPUCore i5-13500
GPURTX 4070
メモリ16GB (8GB x2)
ストレージ1TB M.2 Gen 4 NVMe SSD
M.2スロット2個(空きスロット1)
マザーボードASUS TUF GAMING B660M-E D4 (M-ATX)
電源750W 80PLUS GOLD
価格189,880円+送料0円

TSUKUMOの「G-GEAR Aim GB5J-D231BN/CP2」はCore i5-13500×RTX 4070のゲーミングPCです。

Core i5-13500はインテル第13世代のCore-5で、Pコアが6つ、Eコアが8つの合計14コア20スレッドという強力なマルチスレッド性能を有します。

実際、性能はインテル第12世代のCore i7-12700に匹敵します。Core i5-13400やRyzen 5 5700X等のミドルクラスのCPUとは一線を画す性能を持っています。RTX 4070との相性も良好です。

CPU性能は高く、動画編集のソフトウェアエンコードなど、クリエイティブ性能も強いです。

ストレージはGen4接続の「crucial P5 Plus」の1TBモデルを搭載。

マザーボードはM-ATXサイズの「ASUS TUF GAMING B660M-E D4」を採用。M.2スロットは全部で2基あり、その内空きスロットは1基のみです。NVMe SSDの増設が可能です。

メモリはDDR4-3200の16GB(8GB×2)を搭載しています。

電源は750W 80PLUS GOLDのCWT製 GPS750S-Tを採用。

5TJ9-T

PCケースはG-GEAR Aim ミニタワーケースの「5TJ9-T」を採用しています。ヘアラインフロントパネルで構成されたスクエアデザインを採用し、質感が高いです。

ケースの寸法は幅(W):約210mm x 高さ(H):約400mm x 奥行(D):約415mmです。サイズ感は比較的小柄なので、デスクの上に置きやすいです。

インターフェースが斜めに配置

フロントパネルのインターフェースが斜めに配置されているので、アクセスしやすいのも魅力的です。

G-GEAR Aim GB5J-D231BN/CP2のポイント
メリットデメリット
コスパは優秀
ストレージは「Solidigm P41 Plus」を搭載
M.2 NVMe SSDの増設が可能
GOLD認証の電源を搭載
質感の高いPCケースを採用
クリエイティブ性能は高い
即納モデル
カスタマイズできない

Lenovo Legion Tower 5 Gen 8

スペック
CPURyzen 7 7700X
GPURTX 4070
メモリ16GB (8GB x2)
ストレージ1TB M.2 Gen 4 NVMe SSD
M.2スロット2個(空きスロット1)
マザーボード
電源500W
価格199,870円+送料0円

TSUKUMOの「Lenovo Legion Tower 5 Gen 8」はRyzen 7 7700X×RTX 4070のゲーミングPCです。

Ryzen 7 7700Xは8コア16スレッドの第5世代Ryzen(Zen4)アーキテクチャ採用のハイエンドCPUです。

先代のRyzen 7 5700Xと比較するとコア数スレッド数は同じですが、性能は段違いに高くなっています。ゲーム性能も高く、RTX 4070の性能を引き出してくれます。

CPU性能も高く、動画編集のソフトウェアエンコードなど、クリエイティブ性能も優秀です。

ストレージはGen4接続のNVMe SSDの1TBモデルを搭載。

マザーボードの詳細は不明ですが、おそらくレノボ特注のモデルを採用していると思われます。M.2スロットは2基あり、空きスロットは1基あります。SSDの増設は可能です。

メモリはDDR5-5600の16GB(8GB×2)を搭載しています。

LEDが点灯し、雰囲気が一変

PCケースはレノボオリジナルのモデルを採用しています。随所に配置されたLEDライティングによって、ゲーミングPCらしい外観をしています。

フロントパネル全体がメッシュとなっており、エアフローを重視しています。

※搭載パーツは異なりますが、下記記事にしてPCケースの外観をより詳細に見ることができます。

Legion Tower 5i Gen 8をレビュー!RTX 3060 Ti+Core i7-13700搭載のレノボのゲーミングPC

安価なRTX 4070搭載モデルの多くはRyzen 7 5700XやCore i5-13400といったミドルクラスのCPUが使用されていますが、このモデルはハイエンドのRyzen 7 7700Xを採用しています。

Ryzen 7 7700Xを採用しつつ、20万円以下という低価格を実現しているので総じてコスパは優秀といえます。

Lenovo Legion Tower 5 Gen 8のポイント
メリットデメリット
コスパは優秀
Ryzen 7 7700Xを採用
リエイティブ性能は優秀
DDR5-5600メモリを採用
M.2 NVMe SSDの増設は可能
LEDライティングを採用したPCケース
カスマイズは出来ない
電源の容量は推奨より少ない※Ryzen 7 7700XとRTX 4070は低消費電力なので、500Wの電源容量でも問題ないです。

G-GEAR GA7A-D230BN/CP2

スペック
CPURyzen 7 5700X
GPURTX 4070
メモリ32GB (16GB x2)
ストレージ1TB M.2 Gen 4 NVMe SSD
M.2スロット2個(空きスロット1)
マザーボードMSI B550-A PRO (ATX)
電源750W 80PLUS GOLD
価格199,980円+送料0円

TSUKUMOの「G-GEAR GC5J-D231B/R/CP2」はRyzen 7 5700X×RTX 4070のゲーミングPCです。

CPUに「Ryzen 7 5700X」を搭載しています。

「Ryzen 5 5700X」は8コア16スレッドのZEN3世代のCPUで、性能は十分高く、RTX 4070あたりのビデオカードとの組み合わせであれば、極端な性能不足を感じることはほとんどないです。

ただ、CPU性能はそこまで高くないので、動画編集のソフトウェアエンコードなど、クリエイティブ性能は少し弱いです。

ストレージはGen4接続の「WD Black SN770 WDS100T3X0E」の1TBモデルを搭載。ゲーム向けのSSDで、DRAMキャッシュ非搭載でありながら、体感性能はハイエンドクラスのSSD並みの性能です。

マザーボードは拡張性がそこそこ高い、ATXサイズの「MSI B550-A PRO 」を採用。M.2スロットは2基あり、空きスロットは1基あるので、SSDの増設も可能です。

メモリは大容量のセンチュリーマイクロ製のDDR4-3200の32GB(16GB×2)を搭載しています。

G-GEAR ミドルタワーケース

PCケースはG-GEAR ミドルタワーケースを採用。フロントはメッシュデザインが採用されており、エアフローを重視しています。ケースの寸法は幅(W):約190mm x 高さ(H):約435mm x 奥行(D):約475mmです。

即納モデルなので送料は無料ですぐに出荷されます。ただし、カスタマイズは一切できないのでその点は注意が必要です。

採用されている各パーツの品質は高く、それでいて、RTX 4070を搭載しつつ、20万円以下に抑えているので総じてコスパパフォーマンスは優秀です。

G-GEAR GA7A-D230BN/CP2のポイント
メリットデメリット
コスパは優秀
大容量メモリ(32GB)
ストレージは「WD Black SN770」を搭載
M.2 NVMe SSDの増設は可能
GOLD認証の電源を搭載
即納モデル
クリエイティブ性能は少し弱い
LEDやガラスパネルは採用されておらず、地味なデザイン

まとめ

RTX 4070搭載モデルはBTO各社のモデルをまとめてみると、極端に安いものから高いものまで幅が広い印象です。

ただ、よく探していて見ると、20万円前後で売り出しているモデルも見つかります。

コスパの良いRTX 4070搭載モデルを探しているのなら、予算は20万円~25万円ほど用意しておけば問題ないと思います。

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