【2024年3月更新】最新ゲーミングPCセール情報

グラボ高騰!安いGTX1650で重量級PCゲームを快適にプレーできる?

GTX1650とcorei3

魅力的なPCゲームタイトルが次々に発売されてるのに、現在未だにグラボの価格は高騰気味です。このグラボ高騰によって、PCゲームをプレーする機会を奪われている人も多いかと思います。

そこで今回は比較的価格が安い、GTX1650でPCゲームを快適にプレーできるのか、検証したいと思います。

モガ

比較的軽い、フォートナイト、APEX、ヴァロラントだけでなく、BF2042、サイバーパンク2077といった超重量級ゲームでも検証していきます。

目次

マイニングなどが原因で異常なまでのグラボ高騰に

マイニングなどが原因で異常なまでのグラボ高騰に2021年はとにかくグラボの高騰が激しかったです。グラボの高騰は様々な要因が考えられますが、やはりマイニングが最も関係していると思います。

ハイエンドクラスのグラボだけでなく、ミドルクラスのグラボでさえ、軒並み価格が高騰しています。

ミドルクラスのRTX3060、RX6600の価格を見れば、いかに価格高騰しているのか一目瞭然です。2021年11月現在、RTX3060の最安価格は6万6千円で、RX6600の最安価格は6万3千円です。

さらに、RTX3060より性能の低い、GTX1660 SUPERやGTX1660 Tiでさえも5万円以上します。このグラボ高騰は本当、異常事態としかいいようがないです。

GTX1650+core i3の組み合わせなら安くPCが組める

GTX1650+core i3の組み合わせなら安くPCが組めるこのグラボ高騰の真っただ中、価格が安定して安いグラボがあります。それが今回の主役、GTX1650です。

このGTX1650も価格高騰に巻き込まれて一時期3万円代まで跳ね上がったのですが、2021年11月現在、最安モデルであれば、3万円以下で購入できます。

ただ、この価格の安さには裏があります。それは性能が大したことないということです。純粋な性能で比較すると、GTX1060以下です。

しかし、そのおかげで、マイニング目的で買うグラボとみなされずに済み、結果として価格が安いままになりました。

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そして、このGTX1650と組み合わせるCPUですが、自分はcore i3-10105をおすすめします。理由はこのCPUもまた安いからです。だいたい1万円位で購入できます。

ただ、core i3と言っても最新モデルなので、4コア8スレッドありますし、GTX1650と組み合わせる上では十分と言えます。

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GTX1650とcore i3-10105の組み合わせであれば、5万円以内で済みます。いわば、格安コンビと言えます。

そんな格安コンビのGTX1650とcore i3-10105で、PCゲームがどれくらい快適にできるのかを検証していきたいと思います。

モガ

core i3-10105はcore i3-10100のマイナーチェンジ版です。若干、core i3-10105の方がクロック周波数が高いだけで、性能はほぼ同じです。

GTX1650+core i3-10105の組み合わせでゲームを検証

検証するゲームタイトルは、「フォートナイト」、「APEX Legends」、「ヴァロラント」、「BF2042」、「サイバーパンク2077」です。

そのうち、比較的軽いゲームに分類されるのが、「フォートナイト」、「APEX Legends」、「ヴァロラント」で、重いゲームに分類されるのが、「BF2042」、「サイバーパンク2077」です。

特に「BF2042」は推奨環境がRTX3060と、現状世に出ているゲームの中ではトップクラスに重いゲームです。

フォートナイト

フォートナイト
  • 計測方法:バトルロイヤルのリプレイ再生。森で3分間フレームレートを計測
  • 解像度:フルHD
  • 設定:中設定
平均フレームレート158

フォートナイトで最もメジャーなモード、バトルロイヤルを1回プレーし、そのリプレイを再生し、フレームレートを計測しました。

平均フレームレートは158と必要十分です。144fps維持は厳しそうですが、少なくとも120fpsは維持できています。

APEX Legends

APEX Legends
  • 計測方法:演習場で3分間フレームレートを計測
  • 解像度:フルHD
  • 設定:低設定
平均フレームレート126.6

APEX Legendは低設定プリセットがないので、項目一つずつ低に設定しました。

演習場なので全体的に軽いです。バトルロイヤルではもう少し重たくなると思います。従って、120fps、144fps維持は難しそうです。

ただ、60fps維持がターゲットであれば、全然余裕だと思います。

ヴァロラント

ヴァロラント
  • 計測方法:演習場で3分間フレームレートを計測
  • 解像度:フルHD
  • 設定:中設定
平均フレームレート200.1

ヴァロラントも設定にプリセットがないのですが、項目を1つずつ中設定に設定しました。

演習場なので軽いですが、対戦モードでも144fps維持は十分可能だと思います。5対5と対戦人数も少なく、その分負荷も低いです。

サイバーパンク2077

サイバーパンク2077
  • 計測方法:車に乗って3分間フレームレートを計測
  • 解像度:フルHD
  • 設定:低設定
平均フレームレート45.9

現状、最も重いゲームの1つとして数えられるサイバーパンク2077。計測した結果、改めて重量級のタイトルだと再認識しました。平均フレームレートは40代と、正直言ってGTX1650では力不足です。

サイバーパンク2077の設定ただ、サイバーパンク2077はFSR(AMD FidelityFX Super Resolution)に対応しています。これは簡単に言うと、出力する解像度を低くし、劣化した映像は超解像技術で修復するものです。簡単に言えばアップスケーリングのことです。

このFSRの優れている点は、AMD以外のグラボでも使える点です。つまり、Nvidiaのグラボでも使用可能性です。もちろんGTX1650も使うことができます。

モガ

NvidiaにもFSRに似ているDLSSというものがありますが、これが使用できるのはRTXシリーズ限定です。GTX1650はGTXシリーズなので、DLSSが使用できません。

サイバーパンク2077で設定できるFSRは「ダイナミック」、「スタティック」の2種類があります。

「ダイナミック」は設定したフレームレートを維持するために、映像の解像度がリアルタイムに変化していくものです。

例えば、ターゲットするフレームレートを60に設定します。負荷が軽いときは解像度は高めに、負荷が重いときは一時的に解像度を低めにし、フレームレート60を維持します。

常にフレームレートが60出るようになりますが、場面によって解像度が頻繁に変わるので少し気になります。あまりおすすめできません。

おすすめは「スタティック」です。これであれば、直接解像度スケーリングを自分で設定できるので、常に同じ映像クオリティが維持されます。

平均フレームレート61.1

FSRダイナミック、解像度スケーリング70に設定した結果、平均フレームレートは61.1まで上昇しました。これくらいフレームレートが出せるのであれば、普通にプレー可能です。

サイバーパンク2077(フルHD)
解像度1920×1080
サイバーパンク2077(FSR)
FSRダイナミック(解像度スケーリング70)

解像度1920×1080に設定した映像と、解像度スケーリング70のFSRダイナミックに設定した映像を比較しました。確かによく見ると、FSRダイナミックだと映像がぼやけて見えますが、自分としては全然許容範囲です。

もしGTX1650でサイバーパンク2077をプレーするのであれば、FSRは絶対に設定したほうがいいです。

BF2042

BF2042
  • 計測方法:ポータルで作成された演習場でフレームレートを計測
  • 解像度:フルHD
  • 設定:低設定
平均フレームレート72.8

推奨環境がRTX3060なので、サイバーパンク2077以上の超重量級ゲームであるBF2042。今回まだ演習場がなかったので、第三者がポータルで作ってくれた演習場でフレームレートを計測しました。

演習場では平均フレームレートが72.8とそれなりに出ていますが、オンライン対戦ではかなり厳しい印象です。

というのもBF2042は最大128人対戦と、従来のシリーズに比べて対戦人数が多く、その分負荷が高いです。

実際に128人対戦のAll-out Warfareをプレーしましたが、重たいマップや大人数が入り乱れる戦闘だと、頻繁にフレームレートが40代~50代まで落ち込みました。

BF2042もサイバーパンク2077のようにFSRを設定しようと思いましたが、BF2042にはまだ実装されておらず、設定はできなかったです。

代わりに、「NVIDIA Image Scaling」を使うことにしました。これはゲーム側の対応が全く必要ないアップスケーリング機能なので、BF2042にも使うことができます。

イメージスケーリングを77%(1477×831)に設定
イメージスケーリングを77%(1477×831)に設定します。

ゲーム内解像度で1477×831その後、ゲーム内解像度で1477×831が出てくるのでこれを選びます。これで準備完了です。

BF2042で1080P
解像度1920×1080
BF2042でimagescaling
NVIDIA Image Scaling(77%)

解像度1920×1080に設定した映像と、NVIDIA Image Scaling(77%)に設定した映像を比較しました。確かによく見ると、NVIDIA Image Scaling(77%)は映像がぼやけて見えますが、サイバーパンク2077の時のFSRと同じで、自分としては全然許容範囲です。

平均フレームレート93.1

内部解像度が1477×831になったことで、ネイティブ1080P設定時と比べて、平均フレームレートも大きく上昇しました。

実際にこの後、All-out Warfareをプレーしましたが、フレームレートは概ね60以上を維持していました。

ただ、この設定でも時折重く感じる時があったので、イメージスケーリングのレンタリング解像度を67%(1280×720)か59%(1130×635)に落としてやれば、さらに軽くなるのでより快適になりそうです。

ただ、その分、映像のボケ具合が酷くなるので、そこは注意が必要です。

おすすめのゲーミングパソコン

Lightning AH5 Minecraft: Java&Bedrock Edition for PC同梱版

スペック
CPURyzen 5 4500
GPUGTX 1650
メモリ16GB (8GB x2)
ストレージ500GB M.2 NVMe SSD
電源450W 80PLUS BRONZE
価格87,980円+送料3,300円
このモデルの特徴について

ドスパラの「Lightning AH5 Minecraft: Java&Bedrock Edition for PC同梱版」はRyzen 5 4500×GTX 1650のエントリークラスのゲーミングPCです。

GTX 1650はGTX16シリーズのエントリークラスのGPUです。フルHD低設定であれば、60fpsを狙えるポテンシャルがあります。

Ryzen 5 4500は6コア12スレッドのZEN2世代のCPUで、高性能というわけではないですが、GTX 1650あたりのビデオカードとの組み合わせであれば、性能不足を感じることはないです。

ストレージは500GBと少々不安です。余裕があれば、カスタマイズで増量することをおすすめします。メモリは16GBと標準的です。

このモデルはビジネス用途向けのLightinngシリーズに属しています。ミニタワーパソコンで、無難なデザインでどこに置いても違和感はないです。

ケース内も広く整備性も良好で、拡張性も優秀なので将来を見据えたアップグレードも可能です。

ケースの寸法は幅(W):約190mm x 高さ(H):約360mm x 奥行(D):約420mmです。

このモデルを購入するとサンドボックスゲーム「マインクラフト」Java版とBedrock版の両エディションを入手できます。

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まとめ

今回、GTX1650でPCゲームがプレーできるのか検証しましたが、まとめると以下の通りです。

  • 負荷の軽いゲームは問題なくプレー可能。
  • 負荷の重いゲームは厳しい。ただ、FSRやNVIDIA Image Scalingを使うことでプレー可能に。

人気の高いフォートナイト、APEXであれば、GTX1650でも快適にプレーできます。重いゲームであれば、FSRやNVIDIA Image Scalingを使うことで十分プレー可能になります。

グラボ高騰でどうしてもお金をかけられない方は、GTX1650とCore i3の組み合わせも悪くない選択肢だと思います。

動画はこちら↓。

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