2023年12月最新のゲーミングPCセール情報をチェック

【2023年10月】ゲーミングPCを予算10万円で自作できる?パーツ構成案を紹介

自作パソコン

あらゆるものが高騰している昨今ですが、もちろんPCパーツも例外ではありません。何も考えなしにPCパーツを選定していったら、簡単に予算オーバーします。

ただ、コスパの高いPCパーツをきちんと選定しさえすれば、限られた予算で収まる可能性が高まります。

今回は総額10万円で最適なPCパーツを選定し、コスパの高いゲーミングパソコンの構成案を1つ紹介したいと思います。

モガ

PCパーツの価格は2023年10月2日現在です。価格が変動や、在庫切れで購入できない可能性もありますのでご了承ください。

目次

自作パソコンで必要になるパーツとは

パソコンを構築するうえで必要になるパーツは以下の通りです。

  • CPU
  • マザーボード
  • ビデオカード
  • メモリ
  • ストレージ
  • 電源ユニット
  • PCケース
  • OS

この中で断トツで高額なのがビデオカードです。なるべくビデオカードに投入し、残りのパーツでどれだけ節約できるかがポイントになります。

10万円という厳しい予算の制限があるので、他のパーツでいかに節約するのかがポイントとなります。

CPU

後述しますが、ここでは10万円以内という縛りがありますので、ビデオカードは必然的にミドルクラス帯のものになります。

そのため、CPU性能も過剰に高くする必要はありません。

価格が安く、性能もそこそこ高いといったCPUを選ぶべきです。

2023年9月現在、その条件に合致するのは、AMDのZEN3のCPUになります。後継のZEN4が出たことにより、ZEN3の価格は急激に安くなっており、お得感が強まっています。

ここでは、Ryzen 5 5500を選びます。Ryzen 5 5500は、ZEN3の6コア12スレッドのCPUです。Ryzen 5 5500はAPUのRyzen 5 5600Gをベースに、GPUを無効化した製品です。

そのため、上位モデルのRyzen 5 5600に比べると、Pcie 3.0対応やL3キャッシュの量が16MBと半減しています。

その分、価格は安くなっており、コスパが高いです。

なお、Ryzen 5 5500にはCPUクーラーが付属するので、別途社外品のCPUクーラーを購入する必要はありません。

PCショップでRyzen 5 5500を探す

↓Ryzen 5 5600GのCPU性能を検証した記事ですが、性能的にRyzen 5 5500とほぼ同等なため、参考になると思います。

あわせて読みたい
Ryzen 5 5600Gをレビュー!Core i5-12400とCPU性能を比較検証 Ryzen 5 5600Gは、「ZEN3」を採用するAMDのデスクトップ向けAPUです。Ryzen 5000シリーズと同じアーキーテクチャーを採用ということで、内蔵GPUだけでなく、純粋なCPU性...

マザーボード

マザーボードは高価だからといって、CPU性能が劇的に上がるわけじゃないです。コスパを考えた際、価格が安いマザーボードで十分です。

チップセットもRyzen 5 5500自体がPcie 3.0対応なので、Pcie 4.0非対応のA520で十分です。

おすすめのA520チップセットマザーボードはMSI A520M-A PROです。

M.2スロットは1基、SATAは4基、メモリスロットは2基、USBポートは6基と、拡張性はまずまずといった感じです。

妥協したところもありますが、価格は非常に安く、さらにAmazonで販売しているものは、Ryzen 5000シリーズに対応のBIOS更新済みなので安心感があります。

PCショップでMSI A520M-A PROを探す

ビデオカード

ゲーム性能に最も直結するPCパーツ、それがビデオカードです。ビデオカードの性能が高ければ高いほど、ゲームは快適に動きますが、同時に価格も上がっていきます。

特に昨今、ビデオカードの価格高騰は凄まじいものがあり、ハイエンドとなると余裕で10万円以上します。

そこでおすすめなのが、4万円~5万円に位置するミドルクラス帯のビデオカードです。

おすすめはRTX 3060です。4Kなどの高解像は厳しいですが、フルHD解像度であれば、重量級のゲームでも十分快適にプレー可能です。

RTX 3060はVRAMが12GBとミドルクラス帯のビデオカードとしては破格の容量を誇ります。

さらに、RTXシリーズということで、レイトレやDLSSも使用可能です。DLSSを活用すれば、この先さらに負荷が重いゲームがあっても十分プレー可能だと思われます。

RTX3060は様々なモデルがありますが、今回は玄人志向 GG-RTX3060-E12GB/OC/DFを選びます。価格が安いだけでなく、バックプレート装着済みで、冷却に優れたデュアルファン搭載、さらに保証が3年というのが魅力的なモデルです。

PCショップで玄人志向 GG-RTX3060-E12GB/OC/DF
あわせて読みたい
RTX3060をレビュー!性能をGTX1070Tiと比較 NVIDIAのグラフィックボード、RTX3060を購入したのでレビューしたいと思います。自分が今まで使っていたグラフィックボードはGTX1070Tiでした。 RTX3060をGTX1070Tiと比...
モガ

RTX 3060にはVRAM容量が8GBのモデルがあります。12GB版に比べて、バス幅も狭くなっており、性能が低いです。選ばないように注意が必要です。

メモリ

CFD W4U3200CS-8Gのパッケージ

ゲーム用途であればメモリの容量は16GBで十分です。

モガ

メモリ16GBでは足りないCities:Skylinesのようなゲームも一部あります。

CFD W4U3200CS-8G

おすすめのメモリはCFD W4U3200CS-8Gです。2枚組で、8GB×2のデュアルチャネルが構築できます。JEDEC準拠なので、つけるだけでDDR4-3200で動きます。

さらに、購入後1カ月は返金対応してくれるメモリ相性保証サービスがついているので安心感があります。

PCショップでCFD W4U3200CS-8Gを探す

ストレージ

EXCERIA G2 1TBのパッケージ

最近のPCゲームは、100GB以上のストレージ容量を要求されるのも珍しくありません。

できれば2TB以上欲しいところではありますが、今回は10万円以内という予算の都合上、1TBで妥協します。

また、今回マザーボードにM.2スロットがあるので、M.2 SSDで探したいと思います。

おすすめのM.2 SSDはキオクシアのEXCERIA G2 1TBです。

EXCERIA G2はDRAMキャッシュを搭載

エントリークラスのM.2 SSDですが、このクラスでは珍しく、TLCNAND採用かつ、DRAMキャッシュを搭載しています。大量のデータを書き込んでも落ちにくい強みがあります。

EXCERIA G2のcrystaldiskmark

性能自体は控えめですが、その分、発熱少な目で扱いやすいです。安定性が重要なシステムドライブとして、このEXCERIA G2は無難な選択肢の1つとなっています。

PCショップでEXCERIA G2 1TBを探す

電源ユニット

今回の構成であれば、電源容量は550W~650Wくらいあれば十分です。

電源ユニットですが、正直選び方は難しいです。信頼性を重視した電源だと、余裕で2万円以上するので、予算オーバーにつながりやすいです。そのため、コスパを重視するのなら、手頃な価格の定番電源を選ぶべきです。

おすすめは、650W電源のASUS TUF-GAMING-650Bです。TUFシリーズに属するので、コンデンサとチョークはミリタリーグレード認証をうけています。

PCB保護コーティングで、埃や湿気に強いです。また、TDPが30%以下になると、ファンを停止させる、0dBテクノロジーが採用されています。

低価格帯の電源としては珍しく、6年保証付きと長期間の保証がついているのも嬉しいです。

セミプラグイン式が欲しいのであれば、玄人志向 KRPW-BK650W/85+がおすすめです。

セミプラグイン式

セミプラグイン式では不要な線を外すことが可能です。配線が楽になるだけでなく、PCケース内に余裕をもたらすことができます。

アルミ電解コンデンサーは全て日本メーカー製の耐熱105℃品を採用

アルミ電解コンデンサーは全て日本メーカー製の耐熱105℃品を採用と、信頼性も高いです。ただし、保証は3年間と短いのでその点は注意が必要です。

PCショップで玄人志向 KRPW-BK650W/85+を探す

PCケース

スイングドア式ガラスパネルを採用

PCケースに関しては、個人の趣向によるものが多く、特定の商品をおすすめするのが非常に難しいです。

ただ、あえておすすめするのなら、Micro ATXケースのThermaltake S100 TGです。

この価格帯としては珍しく、スイングドア式ガラスパネルを採用しています。コスパが高いということで、今現在も売れ筋ランキング上位のPCケースです。

PCショップでS100 TGを探す
あわせて読みたい
S100 TGをレビュー!スイングドア式ガラスパネル採用の高コスパPCケース 自分のパソコン環境を一新したので、どうせならPCケースも新調したいと思うようになりました。 いくつか候補があったのですが、選んだのはThermaltake製のMicroATX専用...

OS

Windows 11 HOMEのパッケージ版

OSはWindows 11 HOMEのパッケージ版です。

DSP版だと安く購入できますが、セットで購入したハードウェアを組み込んだPCに対してのみインストールという厳しい制限があります。

DSP版はライセンス上、異なるPCに使いまわせないので、素直にパッケージ版をおすすめします。

windows11のUSBドライブ

パッケージの中にはインストール用のUSBドライブが入っています。

PCショップでWindows 11 HOMEのパッケージ版を探す

パーツ構成まとめ

パーツ製品名参考価格※2023年10月2日
CPURyzen 5 550015,480円
マザーボードMSI A520M-A PRO7,747円
ビデオカード玄人志向 GG-RTX3060-E12GB/OC/DF38,398円
メモリCFD W4U3200CS-8G3,912円
ストレージキオクシア EXCERIA G2 1TB6,480円
電源ユニットASUS TUF-GAMING-650Bicon8,980円
PCケースThermaltake S100 TG4,864円
OSWindows 11 HOME パッケージ版15,510円
総額101,371円

各パーツすべてをAmazonで購入した場合の予算総額です。各パーツを切り詰めれば、このように総額10万円のラインに抑え込むことも十分可能です。

もし予算的にもう少し余裕があれば、例えばCPUを上位のRyzen 5 5600にするといったことも考えてもいいかもしれません。

まとめ

ZEN3とそれに対応するマザーボードが驚くほど安くなっているため、以前よりも10万円の予算内でゲーミングパソコンを構築しやすくなりました。

パーツ選定さえしっかりやれば、予算10万円でも立派なゲーミングパソコンは作れるので、今回の記事をぜひ参考にしてみてください。

あわせて読みたい
【2023年10月】ゲーミングPCを予算15万円で自作できる?パーツ構成案を紹介 あらゆるものが高騰している昨今ですが、もちろんPCパーツも例外ではありません。何も考えなしにPCパーツを選定していったら、簡単に予算オーバーします。 ただ、コスパ...
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次